EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Welcome back my friends,to the show that never ends~西ドイツアナログ盤

2024-04-17 14:08:02 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Welcome back my friends,to the show that never ends~
西ドイツ アナログ盤

邦題「レディーズ&ジェントルメン」の中古アナログ盤は、
3枚組という事もあってか、他のタイトルと比べて、
価格が安くないモノが多いわけです。

他のタイトル同様、
世界のアチコチの輸入盤を求めてみたい意欲はあるのですが、
なかなか進まない事情としては、
安い品物が出てこないという事がありますね。

これまで、ヨーロッパの国を含めて、
数枚ほど、取り上げていますが、
「恐怖の頭脳改革」とは、
また違ったところで、
制作国ごとの微妙な特徴が出ているので、
比較するのが面白いタイトルだと思っています。

本日、ようやく、ドイツ盤を取り上げる事ができました。



表側
リングウェアどころではない



ジャケット内側もこんな感じ



内側ELPマークのエンボス部は英国オリジナル同様

とは言え、
これは見ての通り、
ジャケットが物凄いジャンク品なので、
とても安かったわけなのですが、
ジャケット内の構造を、
英国オリジナル盤と比較するには、
問題がないだろうと思いまして、
購入したのでした。

本タイトルのアナログ盤を取り上げたおりに、
何度か書いたかも知れませんが、
アナログ盤2枚組から連想する、
通常のダブルジャケット等とは異なっており、
ジャケット全体をビニールスリーヴ等に入れて覆わないと、
レコード盤を入れてあるペーパースリーヴが、
ずり落ちてくるという難点があるわけです。

その落ちてくる事態を防ぐために、
英国盤では、内ジャケット「P部」の向かって右下に、
三角形の黒色の抑え(?)を取付しています。



英国盤の「P面」

しかし、この三角形の抑えは、
全くと言ってよいほど、
用を為さない飾りのようなモノです。

お国によっては、
これ自体が無駄だと判断して、
三角形の抑えは最初から取付していないケースもありましたが、
このドイツ盤もそんな感じですね。



ドイツ盤の「P面」

ドイツ盤に関しては、
「BRAIN SALAD SURGERY」
の初期のジャケットのインサート部の構造が、
英国オリジナルと異なっていても、
この「Welcome back my friends,to the show that never ends~」
の英国オリジナルジャケットに関しては、
もはや、どうにもならないと見たのか、
独自の工夫が為されていないようです。



レーベル面

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Ladies and Gentlemen SONY アナログ盤 その2

2023-08-10 09:31:06 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen SONY アナログ盤 その2

SONY時代のアナログ盤について、
いつものように見落としていた事に、
SONYの「BRAIN SALAD SURGERY」のアナログ盤を取り上げた時に、
気が付きました。

介護生活で時間があまり確保できない中、
ザッと見た目だけで観察日記を書いている事が、
ほとんどであるという事もありますが、

それに加えて、
見落とす要因の一つになっているのが、

「実際にレコードプレイヤーで試聴していない。」

という事ですね。

スリーヴからレコード盤を抜き取るという作業を、
省略しているので、
観察が充分ではない事になります。

今回は、
SONYのアナログ盤に共通している特徴の一つを、
記してみたいと思います。



封がシール仕様になっている、
あまり丈夫でそうでない、
薄手のビニール袋に収納されており、
その上に共通のステッカーが貼られています

SONYアナログ盤のレーベル面に関しては、
ELPマークの下部をカットしている事に関して、
アレコレ意見を言った事があります。

このELPマークのカットが、
SONYアナログ盤レーベル面のすべてであると思い込んでいましたし、
それも間違いではないのですが、
最大の特徴は全く見落としておりました。

それは、A面とB面、「SIDE ONE」と「SIDE TWO」で、
レーベル面のデザインが異なるという事です。

片側のレーベル面は、
レコードジャケットのデザインの一部を取り込んだ、
仕様になっていますね。



ジャケットデザイン使用レーベル面
( SIDE ONE )



収録曲記載レーベル面
( SIDE TWO )

最近、取り上げたキースのサントラのアナログ盤や、
数年前に取り上げたグレッグのライヴのアナログ盤も、
両サイドのレーベル面のデザインが異なっていましたが、

それに先んじていたのが、
SONYアナログ盤のレーベル面だったという事です。

これはこれで、
SONYが独自色を出そうとしていた痕跡と言えますね。

以上。

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プラケースCD「Ladies and Gentlemen」盤面タイトルについて

2021-12-28 15:19:37 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
プラケースCD
「Ladies and Gentlemen」
盤面タイトルについて

ヴィクトリーミュージックとビクターエンタテイメントさんの「Ladies and Gentlemen」のプラケースCDのCD盤面を載せた事があります。

CD盤面のベースとなる色や、
CD盤中央部の丸い穴付近の仕上げ方の違いを見比べたりしたレポートでした。

大雑把に見た場合、主要となる配置文字の違いは、特になかったわけです。

昨日、取り上げたRhino盤とShout factory盤なども、
タイトル文字の中にある「~」があるかないかという微妙な違いでしたので、
どちらも所持されている方がいたとしても、
特に気にしたりする必要はないわけです。

比較して大きな違いがない場合、
それが普通のように見えてしまうという事はありますね。

と・こ・ろ・が、

ビクターエンタテイメントさんでは、
プラケース黒帯盤を制作するにあたり、
ビクターエンタテイメント初回プラケース盤における、
盤面の見落とし事項に気が付き、
修正する事に成功(?)したわけです。



初回プラケース盤 CD盤面



黒帯プラケース盤 CD盤面

「Ladies and Gentlemen」という文字が抜けている事が、
解ったわけですね。


米国においては、

Victory盤
Rhino盤
Shout factory盤

と、3社に渡って、
この見落とし事項が受け継がれていたのですが、
ビクターエンタテイメントさん内部では、
この見落とし事項が受け継がれずに済んだわけです。

90年代の英キャッスル盤のプラケースCDは、
独自のCD盤面をデザインしていた事もあり、
オリジナルアルバムに基づいたタイトルの表記が為されていました。

それぞれの制作会社において、
どんな方がどんな形で加わっているかで、
出来上がる品物も異なってくるのでしょうが、
収録されている音楽自体が間違っていなければ、
CD盤面のタイトル文字の漏れぐらい、

「まぁ、どうって事はないでしょう」

という事なのかも知れませんね。

リリース枚数が少なければ、
珍品の部類に入るのかも知れませんが、
多すぎると珍品にもなりませんね。

以上。

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プラケースCD Ladies and Gentlemen RhinoからShout factoryへ

2021-12-27 10:30:10 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
プラケースCD Ladies and Gentlemen 
RhinoからShout factoryへ

レディーズ&ジェントルメンのプラケースCDに関しては、
盤面のお国柄による印刷の違いとかを、
ヴィクトリーミュージックや国内のCD盤を並べて、
比較してみた事がありますが、
一言で言えば、盤面のデザインの違いというべきモノでした。

Rhino盤の特徴として、
ほとんどのタイトルのCDの盤面のベースとなる色が、
オレンジ色で統一されているというのがあります。



Rhino盤面

盤面のベースとなる色に関しては、
ヴィクトリーミュージック時代も、
タイトルによって盤面の色を変えたりはしていなかったので、
その遣り方を踏襲していたという事なのでしょう。

その後、
RhinoからShout factoryにリリース権が、
移行した時に、
プラケース内のジャケットをよく見ると、
アナログ時代のオリジナルジャケットに基づいて、
制作した感じは全くなくて、
Rhino盤で使用したジャケットを、
大雑把にスキャンした画像を、
ジャケットに用いているのが、
素人目にも解るわけです。

それに関しては、
Shout FactoryのLOVE BEACHを取り上げた時に、
述べています。

反面、Shout factory盤は、
90年代の英キャッスル盤の影響も受けたようで、
2CDに関しては、盤面のベースとなる色に関しては、
DISC1とDISC2で反転させたような配色になっていますね。



Shout factory DISC1



Shout factory DISC2

ジャケットはお粗末といった様相ですが、
CD盤面はやや凝った感じにしているわけです。

ただ、Ladies and GentlemenのCD盤面に関しては、
これまでのLadies and GentlemenのCD盤面と比較して、
ちょっと例がないモノを制作してしまいました。

オリジナルタイトルでは、
「show that never ends ~」
と表記されているのですが、
このshout factory盤では、
「show that never ends 」と表記して、
「~」を除いてしまったのでした。



Shout factory タイトル部

「~」は、いろいろな読み方や使い方があるようですが、
専門的な事は解りませんので語る事は出来ません。

これは、本来は、付けるべきであったのでしょうが、
ちょっとしたミスが発生したのでしょうね。

次は、ヴィクトリーミュージックがやってしまった、
大きなミスについてレポートします。

以上。

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レディース&ジェントルメン ビクターエンタテイメント プラケース盤 2種の比較

2021-09-22 11:47:49 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レディース&ジェントルメン 
ビクターエンタテイメント 
プラケース盤 2種の比較

「レディース&ジェントルメン」のビクターエンタテイメント盤に関して、
初回プラケース盤を取り上げた事があります。

リリースの時点では、
ヴィクトリーミュージック盤は、
2CDを収納するにあたり、
既にコンパクトなプラケースになっていたわけですが、
ビクターエンタテイメント盤は、背部の帯が大きく映える、
厚みのあるプラケース仕様となっていました。

今まであまり考えた事がなかったのですが、
この厚みのあるプラケースは、
もし、破損した場合、果たして、
市販されている代替のプラケースが存在するのでしょうか?

そう考えながら、
プラケースがコンパクトになったビクターエンタテイメントさんの、
「レディース&ジェントルメン(黒帯盤)」を見ながら、
浮かんだ事があり、
初回プラケース盤と並べてみました。



上 ビクターエンタテイメント初回プラケース盤ジャケット
下 ビクターエンタテイメント黒帯プラケース盤ジャケット

今さらながら気が付いたのですが、
2CD収納の厚みのあるプラケース盤は、
プラケース内に見えているのは、
ジャケットではあっても、
ブックレット仕様や3つ折りのジャケットではないわけです。

ジャケット専用の用紙として、プラケース内のトレイの下に、
密封されていますね。

そのため、ジャケットととして、はめ込んである用紙は、
もし、プラケースが破損した場合、
コンパクトになった2CD用のプラケースがあったとしても、
きちんと収納できないという事になります。

そう考えると、
この厚みのあるプラケースは、
破損しないように、
慎重に取扱をしないといけないですね。



初回盤と黒帯盤の背部

以上。

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Ladies and Gentlemen カセットテープ 米国製 ジャンク品

2021-07-19 13:54:55 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen 
カセットテープ 
米国製 ジャンク品

レディース&ジェントルメンのカセットテープは、
英マンティコア製のカセットテープを3月に取り上げていますが、
こちらも、2本セットのうち、1本が欠損している米国製のジャンク品です。

2本目の品物ですね。

好きでジャンク品を入手しているわけではないのですが、
2本揃っている状態で、出品、発売されているのを、
見たことがありません。

仮に見たとしても、
2本揃っているというだけで、
価格が安くない事もあるわけなので、
1本でも、発売当時のおおよその状態が解るので、
全く無いよりはマシだと思って入手しています。

インデックスの裏面には、
特に何も記されておりませんでした。

インデックスに印刷された、
マンティコアマークのボディが、
本来のマークの形状に比べて、
やや太り気味になっています。



インデックス用紙


インデックス用紙

一方、カセット本体に印刷されたマンティコアマークは、
オリジナルに近い形状ですね。



カセットテープ本体

レディース&ジェントルメンに関しては、
様々な音楽評やレビューを読んでも、
否定的な事が書かれているのを目にした事がないのですが、
それであれば、秋にBMGから発売予定のライヴのセットより、
レディース&ジェントルメンのみに絞ったボックスセットを、
製品化するのも良いかと思います。

先般、デジブック仕様という言葉を、
ユニオンさんのサイトで学びました。

先日、取り上げたグレッグのアンソロジーCDも、
デジブック仕様なのですが、
紙ジャケットよりも頑丈で、
豪華感があります。

レディース&ジェントルメンに関しては、
3面開きのLP大のデジブック仕様のジャケットを制作する事で、
取りあえずは、オリジナルの3面開きを踏襲します。

レコード3枚を1面にインサートできるようにして、
2面にはCD2枚をセットできるようにし、
3面にはお決まりのブックレットを挿入できるようにします。

なかなか厚みのあるデジブック仕様のボックスが出来上がります。

いつもの妄想です。

以上。

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Ladies and Gentlemen ヴィクトリー盤とビクターエンタテイメント盤

2021-04-26 13:02:49 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen 
ヴィクトリー盤と
ビクターエンタテイメント盤

およそ、半年以上前に、「VICTORY盤の盤面を比較する」というタイトルで、
ヴィクトリー米盤とヴィクトリーヨーロッパ盤の盤面の違いを載せました。

これに関しては、
さらに触れるべき事が出てきたので、
その前置きとして、
本日は、
ヴィクトリー米盤とヴィクトリーヨーロッパ盤に加えて、
ビクターエンタテイメント盤を並べた写真を撮って、
載せてみる事にしました。

ビクターエンタテイメント盤のCD盤面に関しては、
ヴィクトリー米盤との違いについて説明をしていますが、
それは盤面のベースとなる色の違いについてのみ触れています。
(レンタル落ち品をレンタルアップ品と誤記しています)



上から
米盤
ヨーロッパ盤
ビクターエンタテイメント盤
ELPマークに天井の模様が写りこんでいます

こうして並べてみると、
タイトル文字や収録曲文字の配置はともかくとして、
中央部の丸穴周辺部の色つけに関しては、
本当に制作した国の特徴があると改めて認識させられますね。

以上。

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レディーズ&ジェントルメン カセット 英マンティコア版 ジャンク品

2021-03-15 10:02:56 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レディーズ&ジェントルメン カセット 
英マンティコア版 ジャンク品

数年前に海外のショップから入手できた、
カセットテープです。

発売時に、「英版」との記載があったように思いますし、
そのつもりで入手してみたのですが、
インデックスの表裏側からカセット本体のラベルにいたるまで、
つぶさに観察しても、「MADE  IN  ENGLAND」の表記はないですね。



インデックス表側

ただ、これまで、取り上げた、
幾つかの英マンティコア製のカセットテープのインデックスや、
本体に照らし合わせると、
英マンティコア製である事は間違いないようです。

これは2本組なのですが、
当初から1本欠損しているとの説明がありましたので、
それを承知で発注しました。

そしたら、
先方さんから、ご丁寧にメールが来まして、

「1本欠損しているけど、それで良いのでしょうか?」

というような確認のメールでした。

誠意ある連絡でしたね。



カセット本体

収録曲のリストの他は、
インデックスの内側には、
マンティコアレーベルのカセット製品の一覧が、
ありました。

マンティコア時代のアナログ盤は、
どちらかというと容易に入手できるように想いますが、
マンティコア時代のカセットテープは、
元々の製造個数が少ないのと、
圧倒的に少数派と思われるカセットテープのユーザーが、
コレクションを手放さない事もあるのか、
なかなか入手できないですね。

以上。

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レディーズ&ジェントルメン 国内アナログ見本盤

2021-01-22 13:20:40 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レディーズ&ジェントルメン 
国内アナログ見本盤



向かって右上上部に
楕円形の見本盤のシールが貼られています

アルバム「レディーズ&ジェントルメン」の国内アナログ盤は、
父が他界した頃に取り上げましたが、
その時点では、
手に取って見開くと一見して解るので、
3面開きの内側の写真も特に載せていませんでした。
その後、一見して解りにくいところを、
リンク先で説明をしております。

また、
何度かつぶやきましたが、
アナログ盤時代のジャケットを紙で再現する、
ミニチュア紙ジャケット再現CDに関しては、
紙ジャケットCDが始まった段階では、
国内のワーナーさんが制作した国内独自ジャケットを、
再現しておりました。

今回取り上げた国内アナログ見本盤ジャケットの内側3面はこんな感じ


見開き内側左部と
挟まれる外側部


見開き内側中央部と
内側右部
ELP文字のくり抜きは無し

アナログ盤時代は、
「レディーズ&ジェントルメン」などは、
他のアルバムに比して、
国内独自色が最も強調されていたジャケットでしたので、
ビクターエンタテイメントさんが制作した紙ジャケットCDは、
初期の国内独自ジャケットを再現したモノと、
比較的最近の英国オリジナルジャケットに沿って制作したモノを、
両方備えると、比較して楽しむ事ができますね。

「恐怖の頭脳改革」のように、
初回プレス盤のみ、
英国オリジナル盤に沿った仕様の折りたたみポスターを付けている事もありましたので、
この「レディーズ&ジェントルメン」に関しても、
初回プレス盤のみ、英国オリジナルジャケット仕様になっていたかも知れない事も想定されます。

ただ、
折りたたみポルターとは違って、
手間暇かけて英国オリジナル仕様のジャケットを、
初回プレス盤のみで終わらせるという事は考えにくいので、
初回プレス盤の段階からこの仕様だったのかも知れないですね。



レーベル面は白地に黒

以上。

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Ladies and Gentlemen VICTORY盤の盤面を比較する

2020-09-21 10:42:37 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen VICTORY盤の盤面を比較する

レディース&ジェントルメンのプラケースCD「VICTORY米国盤」に関して、
プラケース収納ジャケット用紙の特徴を取り上げた事がありますが、
VICTORYヨーロッパ盤(ドイツ盤、フランス盤と称される事もあります)
のCDとの盤面の微妙な違いを見てみたいと思います。

こういうのを見ていると、

「意識的に微妙な変化をつけようとしているのだな」

と思わざるをえない感じですね。



ヴィクトリー 米国盤 盤面
マーク銀色部に写っている四角い模様は、
撮影場所の天井の模様です



ヴィクトリー ヨーロッパ盤 盤面

違いが解りやすいように、
中心の拡大部を並べてみる。



左が米盤

ヨーロッパ盤は、
米国盤に比して、
彩色をできるだけ丸穴の縁まで、
寄せているのがわかりますね。

ちなみに、
ヨーロッパ盤の盤面の、
向かって下部の方に、
文字の小さいドイツ語の表記があります。

デザインが全く異なるものであれば、
単なるお国柄として捉える事もできますが、
このぐらいの違いは、
かえって意識的なものが感じられますね。

本日は、たまたま、レディース&ジェントルメンの、
CD盤面を話材にしましたが、
他のタイトルでも同様かと思われます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

No.1707

レディーズ&ジェントルメンの英プラケースCDについて

2020-03-20 11:01:06 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レディーズ&ジェントルメンの
英プラケースCDについて


久々のジャケット比較ネタになります。

英国のキャッスル及びサンクリュアリからリリースされた、
レディーズ&ジェントルメンのプラケースCD内のジャケットについて、
2001年盤と2004年盤では、
少し異なっている箇所がありました。



2001年盤



2004年盤


このCDに関しては、
ジャケット表側上部の
「Welcome back my friends, to the show that never ends~
 Ladies and Gentlemen」
の文字の色と字体が、
英国オリジナルアナログ盤のジャケットのそれと、
異なっている事を
以前に述べました。

但し、
2001年盤(CMDDD202)と、
2004年盤(SMDDD060)に関しては、
プラケース裏側の細かい記述と、
CD盤のデザイン以外は、
ちょっとした違いすら無いと思い込んでいたのですが、
実際はありました。

プラケースに収納するジャケット用紙の折りたたみの具合で、
たまたま発生してしまった事かも知れませんが、
向かって右側の2重白枠の外側に、
微妙な違いがありました。

ジャケット上の「Emerson Lake & Palmer」の文字が、
流れてくる根本の部分の処理の仕方が、
異なっています。



2001年盤(CMDDD202)



2004年盤(SMDDD060)



2001年盤は、
「Emerson Lake & Palmer」の文字が、
流れてくる部分の模様が、
用紙上の途中で切れていますが、
2004年盤は、
流れてくる部分の模様が、
用紙いっぱいで切れています。

但し、これは、
私が所持しているCDに関してのみ、
違いが発生しているだけかも知れないので、
同時期にリリースされた同タイトルのCDが、
全てこのようになっているかまでは、
解りません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Ladies and Gentlemen 旧ユーゴスラビア アナログ盤

2019-07-12 09:27:12 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen 
旧ユーゴスラビア アナログ盤


英国オリジナル盤と比べてみると、
この旧ユーゴスラビア盤も、
ジャケットに独自の特色を出しています。

ジャケットの外側は、
英国オリジナルに忠実に配色されています。


画像① 劣化が激しい
リングウェアが目立つ


3面開きで、
ELPの文字がくり抜いてあるところは、
共通しています。

レコード盤を保護するインナースリーヴですが、
透明なビニール袋です。
これはレコード用の半透明のビニールスリーヴとは異なり、
日常品のビニール袋のような手触りです。


画像② 写真でもビニール袋感は出ています

元からこのビニール袋を使用していたかどうかは、
同じタイトルの品物をもう1つ見てみないと、
何とも言えません。

レーベル面は、
マンティコアマークに、
タイトルを被せています。
これは他国の品物では、
ほとんど無いケースですね。


画像③ レーベル面

英国オリジナル盤に比べて、
ELPの文字を立体的に見せている部分の着色が、
白っぽいですね。
手に取るとシルバー色がとても強調されている感じがします。


画像④ E部

内ジャケットのELPマークのエンボス仕様は、
省略されて黒一色です。
イタリア盤はELPマークを縁取りした仕様でしたが、
エンボス仕様にしない場合に、
ELPマークをどのように表現するかがその国の特色とも言えますね。


画像⑤ 内ジャケットELPマーク部

P面の右下の三角形の押さえはしっかりとありますが、
英国盤は黒っぽい色ですが、こちらは白色。


画像⑥ P部
Pの輪郭の切り取りがお粗末


インナースリーヴが元からこのビニール袋のようなものだとしたら、
この三角形の白い部分は、
本当のお飾りに過ぎず、
レコード盤やスリーヴの押さえとして機能しているとは言い難いです。


画像⑦ P部向かって右下拡大

以上。

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2019年7月12日 yaplog!
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Ladies and Gentlemen manticore カナダ盤

2019-01-28 13:33:58 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen manticore カナダ盤

本日、日本テレビのヒルナンデスという番組で、
レコード作りの工程をレポートしたコーナーがありました。

原盤に音を刻む工程の途中から見たのですが、
プレス工程までが、
その技術の担当者達と共に映し出されていました。

プレス工場は最後の方で東洋化成と名前が出ていました。
最近、徐々に忙しくなっているようですね。

カラーレコードの説明もありましたが、
ピクチャーレコードというのが存在していて、
それをどのように作るのかを説明するまでには、
番組内のコーナーの時間が足りなかったようです。

今日の話材は、レコードジャケットになります。

EL&P関連のカナダ盤は、
キースのサントラやバンドのシングルレコードなどを、
これまで少しだけ取り上げていますが、
LPレコードを取り上げるのは初めてだったように思います。


レーベル面

この「Ladies and Gentlemen」のカナダ盤は、
確か、このブログを始める前後に入手していたのですが、
「Ladies and Gentlemen」のお国別のジャケットの仕様の違いを、
探ってみるきっかけとなったアルバムです。

「Ladies and Gentlemen」に関しては、
これまでは、ジャケットの色合い、
あるいは「welcome back my fiends」の文字の色や、
記載位置の違いとかを比較したりしていますが、

特殊ジャケットが故の、
国別の構造の違いが発生している事を知りました。

一目見て解るものとしては、
「Ladies and Gentlemen」の、
国内盤(日本盤)がそれにあたります。

以前述べた事もありますが、
ジャケットの色合い、デザインとも、
英米盤に則していますが、
ジャケットを開けた途端、
異なった情景が飛び込んでくるわけです。

私自身は、
田舎住みのファンとして、
中学時代に国内盤を最初に購入しているわけですが、

海外の国のEL&Pファンが、
初めて日本盤を手にして、
ジャケットを見開いた時に、
極端な違いに目を丸くする事が考えられます。

カナダ盤は、
ジャケットデザインに関しては、
外側も内側も、
英米盤と何の違いもないのですが、

内ジャケットの「E」「L」「P」の文字の接合部分が、
英米盤と異なっている事に気が付きました。

英米盤は、
「E」「L」「P」の上部から取り出せるようになっているのですが、
カナダ盤は、
「E」「L」「P」の文字の上部が接着されたつくりになっており、
インナースリーヴは、
向かって右横側からのみ取り出すようになっています。

こんな感じ




この作りによって、
カナダ盤は、英米盤よりは、
インナースリーヴを安定した状態で収納できるように、
なっているようですね。

それぞれの国の、
ジャケットを制作する担当者が、
思案した結果の痕跡とも言えるものです。

以上。

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レイディーズ&ジェントルメン 8トラ 未開封

2018-11-21 13:34:20 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レイディーズ&ジェントルメン 8トラ 未開封

数年前にオークションで入手した、
未開封の8トラックテープです。

これは2本で1組のセットのようなのですが、
2本目だけで出品されていました。

未開封とはいえ、
出品時の写真から、
あまり状態の良いものではないと解りましたが、
未開封であるなしに関わらず、
手にしてみたいとは思っていたので、
札を入れてみたわけです。

EL&P関連の様々な中古品を入手するにあたり、
未開封という言葉は魔法の響きがありますが、
品物の劣化に関しては、
どのような管理の下で保管されていたかという事に尽きると、
つくづく思います。

この8トラックの場合、
確かにシュリンクは未開封で、
国内の出品者は、
とても良心的なところなのですが、

出品者が入手した時点で、
美品とはいえない状態であったと推定されます。




裏側

シュリンクを通して、
湿気が入り込み、
カビのようなものが、
発生したようで、
ジャケットデザインの部分にも、
細かく付着している感じです。

開封して拭き取る事ができたとしても、
同時に色も落ちるのではないかという懸念があります。

また、このシュリンク自体、
最初に発売された当時のままではなく、
一度開封して、新たなシュリンクで覆ったのではないかという事も想定されます。

ペーパーケースは、
カンパニーケースではないのですが、
発売当初から、
8トラック本体を、
両サイドから取り出し可能なつくりになっていたのか、
解らない感じがしています。





以上。

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Ladies and Gentlemen BMG アナログ盤

2017-04-28 14:58:02 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen BMG アナログ盤



昨年、リリースされたBMGのレディース&ジェントルメンのアナログ盤です。

英国オリジナルジャケットと比較してみます。


上 英マンティコア盤
下 BMG盤


BMG盤はタイトルの文字色は、
SONY盤を受け継いで白色になっています。

Welcome backの文字が、英マンティコア盤に比して、
向かってやや左よりになっています。
タイトル全体も英マンティコア盤に比して、
やや下部に配置されています。

バンド名が流れてくるところの色が、
BMG盤は濃い色ですね。

恐怖の頭脳改革もそうでしたが、
BMG盤のジャケットは濃いめです。

広げて撮りました。
ピクチャースリーヴが挟み込まれています。


グレッグのピクチャースリーヴの裏のみに、
グレッグのコメント(リシューアルバム共通)が記載



取り出しました。


この時期の写真を使っています

こうしみると、
やはり大きな写真は良いものです。

音源のみにこだわるマニアは別として、
このピクチャースリーヴは、
2人のメンバーの追悼記念に相応しい品物のように感じてしまいます。
(リイシュー盤リリース時にグレッグは存命でしたが)

それにしてもカッコイイ。
何度見てもカッコイイ。

今日、mixiのニュースで、gooの拾い記事から、
カッコ良い邦楽ミュージシャンの投票によるランキングが載っていたけど、
私から見たら、

「はぁ・・・」

という感じではありました。
(どの邦楽ミュージシャンにもカッコ良いという視点からは惹かれないという意味です)

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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