学校保健委員会が開かれました。

2017年10月19日 | 家庭・地域との連携

19日(木),学校保健委員会が開かれました。
夕方のお忙しい時間,しかも雨が降っている中,学校歯科医の岩崎先生,学校耳鼻科医の渡辺先生,学校薬剤の山田先生,そして保護者を代表してPTA総務部の4名のお母さんが出席して下さいました。
学校・保護者・学校医の先生方が児童の健康実態を知り,連携して児童の健康の維持増進のために何ができるかを話し合いをしました。
養護教諭のかいと先生が鳥沢小の児童の身体的特徴と課題を3つ報告しました。
1.う歯ありの割合が全国平均に比べて高い。(35.9%)
2.肥満児童の割合が全国平均に比べて高い。(9.6%)
3.アレルギー性鼻炎やぜんそくなど季節により体調に変化のある児童が3割いる。
続いて,鳥沢小保健目標を示しました。
1.う歯ありの割合を65%から50%に下げる。
2.中等度肥満を減らし,高度肥満0%を維持する。
体育主任のゆうこ先生は体力づくりの取組について説明しました。
1.持久力を伸ばす。⇒縄跳びの連続跳びの記録を伸ばす。
2.運動頻度を高める。⇒体育の授業以外にも運動やスポーツをする。
3.睡眠時間を確保する。⇒睡眠時間が6時間以上になるようにする。
最後に学校薬剤師の山田さんの『薬と上手につきあうために』と題したお話を聞きました。
薬は適量を飲まなければ効き目は表れないし,多く飲みすぎると毒になる。
売薬は年齢で適量が決まり,体重で適量を決められるのは医師だけ。
先発薬と後発薬(ジェネリック)は有効性や安全性は同じで違うのは価格だけ。
薬を飲むときは必ず水も一緒に飲む。
などなど,薬についてたくさん知ることができました。
その後の話し合いの中でも学校医の先生方からいろいろとご指導いただきました。
薬が苦手な子がいた場合,薬の飲み方についも薬剤師に相談するといい。
子どもの睡眠時間が6時間は短かすぎる。もっと時間を増やした方が良い。
インフルエンザが隣の市で発生しているので早めの予防を心がけてほしい。
などなど,ところどころ耳が痛くなるようなところもありましたが,とてもためになるお話ばかりでした。
来年度は,たくさんの保護者のみなさんにも聞いていただきたいと思いました。

※おまけ
今日の朝の活動は「読書」でした。
5年生と6年生は読書ボランティアによる読み聞かせでした。


5年生の読み手はるなさんのお母さん。
読んでいただいた本は『ラッカセイの絵本』でした。
ご自宅の畑で栽培した落花生を持ってきてくれました。


6年生の読み手はりょうまさんのお母さん。
読んでいただいた本は『これから戦場に向かいます』でした。
世界の紛争地帯の地図を使って背景についても説明してくれました。

図鑑やルポルタージュの読み聞かせを見たのは初めてでした。
絵本や物語の読み聞かせとはまた違った「良さ」がありました。
理科的な事象や社会的な事象に対する関心が高まりました。