4日(水),3・4校時に6年生が理科の授業で富士山の学習を行いました。
講師を務めていただいたのは富士山科学研究所の佐藤望先生。
3校時は富士山の成り立ちや噴火した時の被害について学びました。
スライドを使いながらクイズ形式でテンポ良く進みあっという間に時間オーバー。
気づいたら12時近くになっていました。
10万年前から何度も噴火を繰り返し現在の形となったのが今から2200年前。
それ以後も噴火は続き,今から300年前の宝永噴火を最後に沈黙。
富士山は活火山でいつ噴火するのかは予測不可能。
夏に噴火した場合は,風向きの影響を受けて大月にも火山灰が降り注ぐ。
などなど,富士山に関連する知識を楽しく身に付けることができました。
4校時は実験です。
教室では,富士山の立体地図を使って溶岩の流れ方を確認しました。
噴火口のできる位置,尾根線の形によって複雑な流れとなりました。
校庭では,噴煙の向きと火口からの溶岩の流れ出方の確認をしました。
使った道具は,コカコーラとメントス,そして中心部に穴のあいた透明なビニールのクロス。
ビニールクロスの中心部からペットボトルの口をのぞかせると富士山の形になりました。
続いて,コカコーラのボトルにメントスを入れます。
すると,コーラ中の二酸化炭素が急速に気体となりペットボトル内の圧力が高まります。
キャップには小さな穴があけてあり,勢いよく霧状にコーラが吹き出しました。
まるで噴煙そのもの。
風向きで噴煙(コーラの霧)が流れることがわかります。
圧力がなくなると,泡がゆっくりとビニールクロスを流れ落ちていきます。
これが溶岩の流れです。
なかなか面白い実験でした。
※おまけ
富士山は日本で一番高い山です。
そしてすそ野を長く引いた姿は美しく,多くの人の心をひきつけます。
日本の象徴として海外でも広く知れわたっています。
6年生のみなさん。
11月の扇山登山では,頂上から絶景の富士山を望むことができます。
その時に,佐藤さんのお話を思い出してくださいね。