「ごん、おまいだったのか、」

2023年10月18日 | 学校生活

「ごん、おまいだったのか、いつもくりをくれたのは。」

長く4年生の国語の教科書で読み継がれている名作「ごんぎつね」

今日は、4年生とMえ先生が、研究授業を提供してくれました。

山梨大学から古屋先生、教育センターから両渡邊指導主事、そして教育事務所から原田指導主事と、

豪華メンバーをお招きし、「ごんぎつね」のクライマックスに迫りました。

 

もちろん緊張していたと思いますが、最後まで集中した4年生と、1年目とは思えない落ち着いた雰囲気で授業展開するMえ先生。子どもたち以上に学びいっぱいの内容です。

 

前時まで小ぎつね「ごん」の視点で書かれていた文章は、クライマックスではもう一人の主人公「兵十」の視点に変わります。どこから読み取れる?

Mえ先生といっしょに、みんなワークシートに気持ちを書き込みます。

 

ワークシートには、2人(1人と1匹)の心情をシールで表わす工夫も・・。

「いつも通りね」

優しく語り掛けるMえ先生。そして頑張った4年生、お疲れ様でした。

 

放課後は先生たちの学習会。

 

今日の授業を細かく分析。成果と課題は・・?

4名の指導主事先生からは、

「初任とは思えない~」

「堂々とした振る舞い」

「子どもたちもよく考えて発言していたね。」

とお褒めの言葉をたくさんいただきました。

今日のシールの距離感以上に、普段から子どもたちと一番近い場所で見ているMえ先生の強みですね。

残りの数時間も大切です。

 

 

<日々雑感>

18歳で「ごんぎつね」を書いた新美南吉。実は原作は違っていた?

「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」

ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。

の表記が、

「権狐はぐったりなったまま、うれしくなりました。」
(『権狐』より引用)

と、「ごん」の気持ちがはっきり書かれていたのですね。この違い、どうとらえますか?

授業前に、原田指導主事が投げかけてくれました。

 

そんな4名の指導主事、本日のランチは、これまた地元の名店「喜楽」さんのラーメンでお腹を満たしたことを申し添えておきます。毎度あり。