「ごん、おまいだったのか、いつもくりをくれたのは。」
長く4年生の国語の教科書で読み継がれている名作「ごんぎつね」
今日は、4年生とMえ先生が、研究授業を提供してくれました。
山梨大学から古屋先生、教育センターから両渡邊指導主事、そして教育事務所から原田指導主事と、
豪華メンバーをお招きし、「ごんぎつね」のクライマックスに迫りました。
もちろん緊張していたと思いますが、最後まで集中した4年生と、1年目とは思えない落ち着いた雰囲気で授業展開するMえ先生。子どもたち以上に学びいっぱいの内容です。
前時まで小ぎつね「ごん」の視点で書かれていた文章は、クライマックスではもう一人の主人公「兵十」の視点に変わります。どこから読み取れる?
Mえ先生といっしょに、みんなワークシートに気持ちを書き込みます。
ワークシートには、2人(1人と1匹)の心情をシールで表わす工夫も・・。
「いつも通りね」
優しく語り掛けるMえ先生。そして頑張った4年生、お疲れ様でした。
放課後は先生たちの学習会。
今日の授業を細かく分析。成果と課題は・・?
4名の指導主事先生からは、
「初任とは思えない~」
「堂々とした振る舞い」
「子どもたちもよく考えて発言していたね。」
とお褒めの言葉をたくさんいただきました。
今日のシールの距離感以上に、普段から子どもたちと一番近い場所で見ているMえ先生の強みですね。
残りの数時間も大切です。
<日々雑感>
18歳で「ごんぎつね」を書いた新美南吉。実は原作は違っていた?
「ごん、おまいだったのか、いつも、くりをくれたのは。」
ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
の表記が、
「権狐はぐったりなったまま、うれしくなりました。」
(『権狐』より引用)
と、「ごん」の気持ちがはっきり書かれていたのですね。この違い、どうとらえますか?
授業前に、原田指導主事が投げかけてくれました。
そんな4名の指導主事、本日のランチは、これまた地元の名店「喜楽」さんのラーメンでお腹を満たしたことを申し添えておきます。毎度あり。