週五日記

ボチボチがんばります

続 行為の経営学

2008-08-25 08:46:25 | Weblog
途中、投げようと思ったが、

最後まで読んでよかった。

そうか、「意図した行為」により、

「意図せざる結果」が起こる。それも、

多くの他者も同様に。

その「意図せざる結果」を予測して、

うまく乗っかれば、得をするのだと。

なぜ、マクドナルドが、モスバーガーのマネを

しなかったのかの考察はいい。

しかし、行為者の意図を考慮した研究が、

主流ではないのではないか?との投げかけ。

個人的にも、「意図」をいれてしまうと「神秘主義」

に陥る様な気がする。

ただ、経営実践家は、そうした「意図せざる結果」とも

戦っているはずであるし、そこが一番難しいところ。

意図せざる結果を取り入れようとする著者の考え方の背後に、

現実的妥当性があるし、誠実な態度なので、すごいと感じる。

多少、難しいが。その態度は、当然、経営教育においても貫かれるべきだと。

その際には、「意図せざる結果」を視野に入れた「論理的思考」が大事だと。

ちょっとニュアンスが違うかもしれないが。
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