冬光芒2
先々週にドッカリと積もった雪も消え、季節はいよいよ春へと向かい・・・、
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先々週にドッカリと積もった雪も消え、季節はいよいよ春へと向かい・・・、
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秋の雲の代表的な雲に「鱗(うろこ)雲」「鰯(イワシ)雲」「鯖(サバ)雲」がありますが、これらは |
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撮影DATA
Nikon D750
Nikkor Ai AF 18-35mm f/3.5-4.5D ED
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劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD |
クリエーター情報なし | |
東宝 |
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撮影地 : 酒田市 最上川河川敷
撮影DATA
Nikon D750
Nikkor Ai AF 18-35mm f/3.5-4.5D ED
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新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA/角川書店 |
『悟り』といふ事は
如何なる場合にも平気で死ぬる事
かと思って居たのは間違ひで
『悟り』といふ事は
如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた
正岡子規 -『病床六尺』より-
撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
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小田和正コンサート“どーもどーも |
クリエーター情報なし | |
(株)アリオラジャパン |
夕焼けは美しいものですが
秋の、とりわけ晩秋の夕焼けは
そこに切なさが加わるように思います
切ないほど美しい空の紅(いろ)です
撮影DATA
Nikon D300s
Nikkor AF-S DX 17-55mm F2.8G
撮影地
遊佐町白木
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2013「JAPAN/四季彩りの日本」壁掛 (写真工房カレンダー) |
クリエーター情報なし | |
写真工房 |
庄内地方は滅多に台風はやって来ない地域で、やって来たとしても散々暴れまくった後の疲れ果てたような台風が来てすぐに温帯低気圧にパワーダウンするというように、台風については災害が少なくとても恵まれた地域なのです。
但し、その代わり、と言うことでもありませんが、冬場になると話は違ってきて、この時期は日本海側からの偏西風がかなり強く吹く日が多くなります。
なんだ偏西風か、と思うかも知れませんが、この冬場の偏西風はときには風速20メートル級の台風並の暴風となり、それが雪を連れてやって来るのです。
11月末のこの日も、西高東低の冬型の気圧配置に北からの寒冷前線の南下が加わり、猛烈な偏西風が吹き、車に乗っていても煽られて怖いほどの台風並の天候でしたが、これだけ空や海が荒れるということはシャッターチャンスかも、という短絡的な思いに駆られて酒田北港の宮海埠頭に出かけてみました。
確かに、予想通りすごい風景ではあったのですが、荒れ狂う波の飛沫をもろに被り、車もカメラも潮水まみれになってしまい、後始末がとっても大変でした・・・。(-_-;A
風景写真を撮るのも、生易しいことではありません・・・。
撮影DATA
SONY NEX-5
α E 16mm F2.8
+FISHEYE CONVERTER
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宮城県気仙沼発! ファイト新聞 |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
山形県酒田市中牧田(旧松山町)□□
2月も終わりを迎え、ここ庄内でもやっと春の兆しが漂いはじめました。
と、いっても、どんどん暖かくなってきているわけではなく、所謂“三寒四温”の言葉通り、寒くなったり温かくなったりを繰り返して徐々に暖かい日が勝ってきているといった感じです。
この時期の空は、厚く暗い雲に覆われていた冬空とは違い、雲が割れて陽が射すことが多くなってきます。
偏西風は相変わらず強いものの、冬へと向かうときのそれとは明らかに違い、どことなく希望のかおりがする明るい風です。
陽光は確実に雪を融かし、雪解けの川の水面を揺らして、大地を暖め、暗く憂鬱な冬雲は、偏西風にちぎられながら東の空にグングンと流されていきます。
時折、思いついたように降る名残雪も地面を濡らすだけのものでしかなく、それはむしろ春を呼び寄せる兆しにしか感じられません。
この時期は、そんなふうに冬と春とがせめぎ合いを見せながら過ぎる季節です。
季節の移り変わりを真っ先に知るのが、空です。
長らく空を支配していた冬雲は、次の季節の陽光に解かれ、日に日に力を失い消え去ろうとしています。
スイッチが入った春の兆しはその歩みを止めることは無く、その“兆し”はやがて生きものたちが目を覚ます“萌し”へと変わってゆくのです。
二つの季節が出合う空。 冬と春との“行き合いの空”です。
最上川も雪解けの水で溢れます。
遠く米沢から300㎞近い旅を経て日本海へと流れて行きます。
雪解けの冷たい水面に陽射しが輝いてとても綺麗です。
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山形県遊佐町野沢にて□□
お正月は過ぎましたが、年の初めですので良いお話しをひとつ、
お釈迦様の言葉に「随喜功徳(ずいきくどく)」と言う言葉があるそうです。
「随喜」とは、その人の幸福を傍らで一緒に喜んであげること、
「功徳」とは、善行、良い行い、のことです。
例えば、隣人に良いことがありその人が喜んでいるとき、人間には二通りの反応があります。
ひとつは「うらやましいな」という嫉妬や妬みです。
そしてもうひとつは「よかったね」と一緒になって心から喜んであげることです。
この後者の共に喜ぶということが「随喜」であり、それを行うことが「功徳」で徳を積むことになるのだそうです。
徳を積む、というと何か特別な修行をすることのように思われますが、一緒になって心から喜んであげることで徳を積めるのだそうです。
徳を積むとは、人知れず見返りを求めず良い行いをすること。つまりこの場合は、他人の幸福をただひたすらに心から喜んであげること、簡単なことのようですが、実は難しい行為ではないでしょうか。なぜなら、人間には他人の幸せを妬む気持ちが多かれ少なかれあるものだからです。なかなか出来ることではありません。比較的実感出来るものがあるとすれば、自分の子供や親に幸福が訪れた場合などはわかりやすいかも知れません。子供が喜ぶ顔を見て、良かったと喜ぶ親心ですね。そんな時は妬む気持ちは無いものです。
人生は投げかけたものが必ず自分に返ってきます。見返りなど求めずに積んだ徳は必ず自分に返ってくるもの。人の幸せを妬んでばかりいないで喜んであげると、いずれは自分にも幸せが訪れる、と言うことだと思います。
写真は、以前撮影した冬の夕焼けです。
冬に晴れることの少ない日本海側では滅多に見ることが出来ない風景です。
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山形県酒田市本楯
夏から秋へ、季節が移り変わろうとする時、
それぞれの季節を象徴する雲が同じ空に一緒に見られることがあります。
「ゆきあいの空」です。
鳥海山から湧き出す入道雲も真夏の力強さはすでに無く、雨雲がちりぢりに見えます。
その遙か上空には秋によく見られる すじ雲や鱗雲。
そして澄んだ青空、秋の気配。
過ぎ行く季節「夏」と、来る季節「秋」が行き会う空です。
”夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへすずしき風や吹くらむ”~古今和歌集より
行き会う季節の風に誘われて、野ではススキが盛んに穂を出し始めました。
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Nikon D200 Nikkor 24-85□□
雲はひとつとして同じものがありません。
その時の気温や気圧、空に浮かぶ水蒸気の量、そして光や風によって刻一刻と変化する雲、世界にふたつと同じものはないそれは、見上げるだけで触れあえるもっとも身近な手つかずの自然です。
良い雲に出逢うと、みんな空を見上げますよね。
束の間の時間、雲が演ずる空の芸術に見入る人々、それは人が自然と一体となった瞬間でもあるのです。
嫌なことがあったり滅入ることがあったとき、空に浮かぶ雲の流れを眺めているだけで、ゆったりとした気分を取り戻すことがありませんか?
自然の流れの中に、心がゆっくりとシンクロしてゆきます。
夏の風物詩、入道雲は迫力があります
ずっと以前にフィルムで撮った雲の写真から
ゆっくりと雲の塊が流れて行く長閑な日
鳥海山から湧き出す入道雲は、庄内の夏の風物詩です
希にこんな雲が・・・
台風が過ぎ去った後などに見ることが出来ます
まるで羽根のような雲ですね
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終わりよければすべてよし
ではありませんが、一日の終わりにきれいな夕焼けを見ていると、
たいがいのことは許せるような気がしてくるのです。
単純でしょうか・・・。(^^;)
ゆっくりと日が沈み、
ゆっくりと船が通り過ぎて行きます。
ゆう/夕
谷川 俊太郎,吉村 和敏
アリス館
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Nikon D200 TAMRON 17-50□□
山形県遊佐町白木□□
撮影スタイル、などと言うほどたいそうなものではありませんが、カメラバッグを抱えてフラリと出かけるのが好きです。
あてもなく、ただ何となく鳥海山の麓あたりを通ると、今頃だとノカンゾウやヤマユリが咲いています。ノアザミやオカトラノオ、ホタルブクロ、ギボウシなどもきれいです。
田んぼには稲穂が青々と広がり、畦にはミソハギやタチアオイがきれいに咲き始めました。
そういえば夏と言えば滝だよな、と思い胴腹の滝を見に行ったり、きれいな川の流れが見たくて牛渡川に行ってみたり・・・。
夕日が近くなったら、海です。
鳥海山麓から車で15分も走ればもう日本海なのです。
つくづく、庄内に生まれ育って良かった、と思うのはこんな時です。
自慢話みたいで、もっけですが(もうしわけないですが)・・・。(^^;)
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四季のたより 夏 海と空のあいだに―深井和子詩画集 (四季のたより) 深井 和子 東京堂出版 このアイテムの詳細を見る |
Nikon F80 Nikkor 24-85□□
山形県酒田市穂積門田□□
今年も残りあと数時間です。
今年最後のエントリーは、庄内の夕焼けです。
皆様、良いお年をお迎え下さい。
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