Nikon D200 TAMRON 17-50□□
山形県遊佐町白木□□
冬は、大陸側に勢力の強い高気圧、太平洋側に低気圧がくる、いわゆる西高東低の気圧配置になることが多くなります。そしてその高気圧から低気圧へと吹き出す北西の強い季節風のために日本海は荒れて、列島の日本海側では大雪が降ります。庄内地方は海岸側なので風が強く地吹雪となるのです。
4月以降は比較的穏やかな日が続き、春の陽射しの中に花々が次々と咲き始める季節が訪れます。冬の厳しさとその春の穏やかさのコントラストの違いがまた、春の喜びを倍増してくれるのですが、ちょうどその中間となる3月はというと、まさに三寒四温・・・、と言うよりも庄内は三風四穏?(相変わらずの季節風の日が三日で、穏やかな春の陽が四日)となります。
ただ、その季節風も、真冬のときような厳しいものではなく、徐々に ただの風の強い日 になっていくのです。そんな風の強い日は、この写真のように大きな雲が強風に乗ってグングン流れ、雲の間からは日が射してとてもドラマチックで見ていて飽きません。
こんな風景は11月、つまり冬が始まろうとしている時にもよく見られる風景なのですが、11月と違う点は、この時期のこの風景は見るたびにだんだんと明るく穏やかになってゆくことです。(11月は逆にだんだんと暗く寒くなってゆく。)
季節が変わることをドラマチックに感じさせてくれる、行き合いの風景です。
話は違いますが、先日、森山直太朗さんの 『虹』 という歌を聴いていたら、その歌詞の一節がとても心に残りました。
“♪ 僕らの「別れ」を 誰かが「出会い」と呼んだ、・・・ ♪ ”
「冬」という季節が終わる別れの時は、同時に次の季節「春」との出会いの時でもあるのです。
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