風の記憶

the answer is blowin' in the wind

出羽二見~夕焼け

2010-06-27 | 

山形県遊佐町吹浦□□
月光川河口□□




庄内地方の最北、鳥海山が日本海にその裾野を浸す場所に『出羽二見』という、自然が造り出した景観名所があります。

対をなす岩が夫婦岩とも呼ばれていて、その岩にはお互いを結ぶ注連縄が掛けられています。そして、その対をなす夫婦岩の真ん中に、夕日が沈んで行く場面を見ることが出来る日が1年のうちにほんの数日あり、そのシーンが写真撮影のスポットになっているのです。

その“ほんの数日”が6月の下旬になっていて、毎年機会をうかがっていたのですが、仕事で行けなかったり、梅雨の時期ですので晴れなかったりと、毎年なかなかタイミングが合わずに撮影できませんでした。

先日の金曜日、梅雨の合間の快晴になり、今年は良い具合に撮れるかもしれないと思い、仕事が終わったあと夕日の時間に合わせて出かけてみました。
ところが、肝心の日没の頃になったら雲が出てきてしまい、残念ながら丸い夕日の姿は撮すことが出来ませんでした・・・。
私の他にもう一人いたカメラマンも、諦めて早々に帰ってしまいました。

しかし、こんな場合は経験上、夕焼けが綺麗に出るのではないかという予感がして、しばらく待っていたら、ズバリ的中、見事に真っ赤な綺麗な夕焼けになってくれたのです。
実はこれはよくあることで、私も日が沈んですぐに帰ってしまい、その後できれいな夕焼けになり悔しい思いを何回もしましたが、夕焼けは夕日が水平線の下に沈んだあと、しばらくすると刻々と色が変化して綺麗になって行く場合があるのです。

丸くきれいな夕日の姿は撮すことが出来ませんでしたが、梅雨の合間に燃えるような真っ赤な夕焼け風景に出会えることができました。


庄内浜はきれいな夕日スポットがたくさんあります。→ ここ



はじめはこんな感じ↓

夫婦岩の間に夕日があるのですが、雲で見えなくなってしまいました・・・。






夕日は水平線の下に沈み、空が少しずつ赤くなってきました。
これはもしかしたら良い夕焼けになるのでは・・・、と言う予感。(^^)







予想がバッチリ的中。刻々と綺麗になってきました。






臙脂色が徐々に赤くなってきて・・・。






夕焼けの最後の輝きです。まるで空が燃えているようでした。






この後この真っ赤な炎はみるみる消えて、夜の帳が辺りを包みました。
いつまでも続いているように思われる夕焼けは、実はあっという間の出来事なのです。














おまけ

月光川の河口沿い、出羽二見のすぐ側にある吹浦港です。
ウミネコがたくさんいます。




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鳥海山に夏雲湧く

2010-06-17 | 






晴天が続き、鳥海山が夏雲を湧かせています。


夏が始まりました。



・・・・・・でも、この2日後に庄内地方は梅雨入り宣言でした。(^^;)









 

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クサフジ咲いて

2010-06-10 | 





道端にクサフジが咲いています。

初夏の道端に咲く雑草ですが、よく見ると本当にきれいです。

爽やかな初夏の雰囲気を表現するために、露出をハイキーにして撮影してみました。

 

美しさは特別なものにだけあるわけではありません。
道端に咲く平凡な花にだって、美しさはあります。

それに平凡なものは、普段は存在を感じないほどに生活に馴染み込んでいますが、実は人々の意識の底でしっかりと私たちを支えてくれているものだと思うのです。

春の野にタンポポが咲かなかったらどうでしょうか?
初夏の道端にツメクサやクサフジの花が揺れていなかったら、どんなに寂しいでしょうか?
ただコンクリートの道に白い線が引いてあるだけ・・・。そんな寂しい殺伐とした風景の中で人間は生きていけるでしょうか?

平凡なものには平凡であるがゆえの意味と価値があると思うのです。




→ ここにも・・・。














 

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