雨の日に
九州地方ではもう梅雨入りをした地方があるようです。
ここ東北 庄内地方では梅雨入りはまだですが、今日は雨でした。
昨日から強い東風が吹き、朝方急にまるでスコールのような猛烈な雨が降り、その後は風が止んで午後からは霧のような細かい雨が静かに降り続きました。
ヒヤリとした湿った風が梅雨の頃のようです。
ところで、梅雨は過ごしやすいとは言い難い時期ですが、嫌いかと言えば私はそうでもありません。
最近では梅雨の頃が楽しみになりました。
以前は梅雨はとても憂鬱で嫌な時期でしたが、写真を撮り始めてから気づきました、草花が瑞々しくとても生き生きしているということを。植物にとっては、たっぷりと命の水をもらえる待ちに待った季節なのかもしれません。そんな瑞々しい季節を感じながら写真を撮ることが楽しみになっています。
まあ、カメラが濡れないように心配したり、雨の日は暗いので手ぶれをおこさないようにするのが大変なんですけどね。(^^;)
人間にとってもこの時期にたくさん雨が降ってくれないと夏に水不足になり大変です。
写真は5月中旬の雨に日に撮影した庭に咲いた乙女椿の花です。
花が咲くのは、良い天気が続くから急に咲くのではなく、梅雨の恵みをもらって、夏の日差しを浴びて、そしてあの冬の厳しさを越えるから咲くのです。
「自然を愛するのは、晴れの日も、雷の日も、嵐の日も愛することだ。晴れの日しか愛せないのは自然を愛しているのではなく自分の都合を愛しているのだ。」
インディアンの言葉、です。
「 雨の日には・・・ 」相田みつお