「もののあはれは秋こそまされ」(徒然草)
もののあわれ、とは寂寥感や哀感
つまり、秋の本意は“寂しさ”です
それは、初秋の風の頃ではなく、深秋を過ぎ冷気を帯びた褪せゆく風の頃
錦秋に輝いた枝葉が末枯れゆく様
消え入りそうな虫の忘れ音
秋冷の風や褪せた色が身に入む寂しい季節
晩秋
私たち日本人は古よりそんな季節を深く愛してきました。輝く季節よりもより深く
それは
いのちあるものたちへの惜別の念
いのちを慈しむ心
撮影DATA
Nikon D300s
Tokina AT-X124PRO F4
TAMRON SP 17-50mm F2.8
Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6 VR
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日本人が大切にしてきた季節の言葉 (青春新書インテリジェンスシリーズ) |
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青春出版社 |
庄内では紅葉はすでに落ちて季節はすっかり冬、雪の準備を調える日々です。
季節が移り変わる時期は、どの季節でも心を動かされるものですが、特に晩秋の頃は、一つの季節が終わるという以上に1年の終わりを表しているようで、特別なものがあります。
最後の季節の煌めき、晩秋のワンシーンを切り撮ってみました。
陽は射しているのに冷たい霧のような雨がサーッと降ってきます。
これもこの季節の特長です。
柳もすっかり葉を落とし、しなやかな枝が風に揺れています
撮影DATA
Nikon D300s
Tokina AT-X124PRO F4
Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6 VR
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祈りと希望 |
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経済界 |
庄内地方は滅多に台風はやって来ない地域で、やって来たとしても散々暴れまくった後の疲れ果てたような台風が来てすぐに温帯低気圧にパワーダウンするというように、台風については災害が少なくとても恵まれた地域なのです。
但し、その代わり、と言うことでもありませんが、冬場になると話は違ってきて、この時期は日本海側からの偏西風がかなり強く吹く日が多くなります。
なんだ偏西風か、と思うかも知れませんが、この冬場の偏西風はときには風速20メートル級の台風並の暴風となり、それが雪を連れてやって来るのです。
11月末のこの日も、西高東低の冬型の気圧配置に北からの寒冷前線の南下が加わり、猛烈な偏西風が吹き、車に乗っていても煽られて怖いほどの台風並の天候でしたが、これだけ空や海が荒れるということはシャッターチャンスかも、という短絡的な思いに駆られて酒田北港の宮海埠頭に出かけてみました。
確かに、予想通りすごい風景ではあったのですが、荒れ狂う波の飛沫をもろに被り、車もカメラも潮水まみれになってしまい、後始末がとっても大変でした・・・。(-_-;A
風景写真を撮るのも、生易しいことではありません・・・。
撮影DATA
SONY NEX-5
α E 16mm F2.8
+FISHEYE CONVERTER
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宮城県気仙沼発! ファイト新聞 |
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河出書房新社 |