立春大吉
2013-02-05 | 季節
2月4日は『立春』です。
『立春』と言うと必ず聞こえてくる常套句が「暦の上では春ですが、まだまだ寒くて・・・」という文句。
それはそうです。だって、『立春』の前は『大寒』で1年中で一番寒い時期なのですから。
実際、この頃の庄内は、雪が降って偏西風が強く吹く地吹雪の日が多いのです。
それでも、極寒の中にあり春なんて微塵も感じることができない日であっても、
『立春』という言葉から何かしら心の奥底に温かな兆しを見つけることができるような気がするのです。
春の記憶を微かに感じる日。
先日、家の前の除雪を済ませて、ふと庭の片隅に目をやると、2年ほど前に植えた蝋梅の幼枝に蕾がついているのが見えました。
2年間、葉しか出ずに花を咲かせなかった蝋梅だったのです。
思わず「おおっ♪」と、雪を掻き分けて腰の高さほどの幼い蝋梅のもとへかけよると、
しっかりとした蕾が氷を溶かし、健気にも春を膨らませていました。
なんだか、嬉しくて 嬉しくて うれしくて うれしくて ・・・・・・。
極寒の立春の日、吹雪に耐えながらも季節は確実に春の息吹を準備しています。
春は必ずやってくるのです。
立春の日の過去エントリーです。
↓
『立春』
『寒椿』
『黄昏、白鳥』
『春が立つ日』
撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8