古い楽器・・・いわゆるビンテージと呼ばれている楽器は色々あるけど、バイオリンまでは
いかなくても普通にバンドで使う弦楽器も値段の差はあるけど、たくさんある。
コレクターの人もいれば、とことん現役で使うために購入する人もいる。
俺も少し持っているけど、もちろん投資とかコレクションのためではない。
がっつり使うためである。そこで、面白いもので、人によってはそこからの扱いが
結構違う。当然、ビンテージ物などは、コンディションとしては、オリジナルパーツや、
ダメージ(傷の有無)などがやはり重要になってくる。
オリジナルパーツで難しいのはポッド(ボリュームなど)のガリなどの部分である。
これは消耗品なので、どうしても年数変化は避けることが出来ない。
こういった場合になるべく取り換えず、なんとかオリジナルを洗浄して使うなどの処理を
する人と、仕方ないと割り切ってあっさり取り換えてしまう人がいる。
俺は後者だ。電気系統はゴミなどが付着して不具合が生じるのは仕方ないと割り切って、
新品に交換してもらう。「その時代のそのときの部品やハンダではないので音が変わる・・・」と
言う意見ももっともだけど、まあ、微々たるもんじゃないかな・・・と思ってね。
フレットのすりあわせが必要ならそれもやっちゃう。ナットがダメならそれも交換。
結局最低限、ネック、ボディ、ピックアップはオリジナルのままにしたいけど、それ以外は
どうしようもない場合は変えるね。
知り合いの修理屋さんに確固たる信念の持ち主の方がいて、彼は凄いよ。
素晴らしい音などに惚れて、年代物の弦楽器を購入しても彼は絶対に手は加えない。
コントロールパネルすら開けない。なぜなら、「その楽器に宿っている妖精が逃げるから」
これには唸らせていただきました(笑)。もうあっぱれですね。
俺なんかすぐ手を加えちゃうから、よく怒られてる(笑)。