教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

音楽を好きな理由

2013-11-11 | 音楽的アドバイス

・・・は、もちろん音楽そのものが好きだからってのが一番大きいだろうけど、

そのほかにもアイドル的な憧れでアーティストを見る場合や、美しさ、かっこよさなどで

好きになる部分も多いね。

やっぱりロバート・プラントが醜男だったらここまでカリスマにならなかっただろうし、

デビット・ボウイの体重が100kgであのメイクだったらただの変態だし(笑)。

 

それと1番を競うスポーツなんかだと、どうしても1位以外はあまり興味をもたれない

ことも多いけど、音楽ってジャンルは「あのバンドがいい」「私はこのアーティストがいい」と

誰が1番ってわけでもなく、それぞれの好みで色んな場所が用意されてるってのがいいね。

絶対的な勝ちと負けが判断しにくいと言うか、人それぞれの趣味で決めていい。

 

ライブハウスでもそう。

色んなバンドやアーティストがそれぞれの世界観を持って、自分色に染めようと、

一所懸命ステージを務める。観ている方は自分の琴線に触れる音楽、パフォーマンスに

会うと応援したり、次のライブに行ったりする。

一人はAと言うバンドがいいと言い、また違う人はBがいいと言う。

みんなそれぞれお気に入りの人の中で輝き続ける!

素敵じゃーん(笑)。

 

だから、もちろん最低限の演奏や歌のテクニック、楽曲のクオリティ、パフォーマンスは

大事で、それが出来ていないと好きになってくれるレベルに達していないので、話に

ならないのだけど、そこを超えたらあとは個性あるのみ。自分の感性を信じて、

それをどんどん磨く努力をすればいい。技術、歌声、楽曲、パフォーマンス、見栄えの良さ・・・

なんでも伸ばせるものはどんどん磨いて行こう。

そのセンスにグっと来るものを感じた人はファンになってくれると思う。

 

それと俺がライブハウスなどで演奏する際に心がけていたものは、

「Aと言うバンドはテクニックはうまかったけど、印象に残っているのはCと言うバンドだな」と

言われた場合、やはりCを目指す。「覚えている」「印象に残る」と言うのは結構大事。

自分ルールの中でだけど、やはりその日、出演したバンドの中で一番お客さんの記憶、

印象に残るように演奏してパフォーマンスした。

心構えとしては、他のバンドの火は全部消す!最後まで光っている星座はWJのみって

がんばった(笑)。やっぱり覚えてもらわないとね。

 

それでもね、俺たちのやり方が琴線に触れないと光も消えちゃうんだな。

そこが面白いところ。俺たちが「あんなしょぼいバンド、楽勝だ」って思っても、人によっては

そっちが凄く良かったって言われることだってある。

これが最初に言った、どんなバンドでも同時に勝つチャンスがあるってことなんだ。

 

バンドは勝ち負けじゃない。勝つ気持ちで挑むけど、同時に勝者がたくさん居ていいんだよね。