仕事上、計画を立てて、ほとんどがその計画通りに仕事が進んでゆく。
ブッキングライブや企画イベント、レコーディングやセッション会、軽音楽倶楽部・・・
等々ね。
ただ、どうしても毎回100%計画通りに行くとは限らない。
一番アリがちなのは、「演奏します」と言った後のキャンセル。
こちらも慈善事業ではないので、スタッフ含め、大人が4人ほど、その計画通りに
動き、照明やエアコン、ステージ上の電気代、諸々費用がたくさんかかるので、
最低の保証金は演奏しなくても、約束として払ってね、と言うのが、当然の商売の
仕方だと思う。
ただ、出来ればお互いに一番いい形で対処したいのも本音だよね。
T☆ROCKSでは延期を進めるときも多い。
「演奏しないのにノルマの半額のお金を払う」より「延期にして、一ヵ月後に演奏する」に
すればアーティスト側はとりあえず二重に料金を払うことはないので、損は無い。
店側は損するけどね。ペナルティ金が入らず、その日の人件費はかかったままだけど、
延期にともない正規の料金を次回、もらえるだけだから。
でもさ、これだと、まあ、お互い、後味は悪くないよね。
難しいのは企画イベントでの急なキャンセル。
代表者は当然全バンド出演する予定で、タイムスケジュールを組んで、しっかり店側と
交渉して契約を交わしている。
その後、「予定が入ったのでごめんなさい!」となると、あわてて他の出演者を探さなければ
ならない。穴が空くだけならまだしも、一人当たりの負担額が変わってくるので、他の出演者に
「キャンセル出たので、当初の参加費より高くなりました。ごめんね!」ってわけにもいかず、
青い顔して策を練らなければならない。
「出演不可」に、いいも悪いもないけど、不慮の怪我、病気、などだとまだわからなくも
無いけど、「重要な予定が入ったのでゴメン」って、ライブは重要じゃなかったのか!?
ってなるよね(苦笑
またドタキャンもブッキングはまだしも企画イベントだったら、代表者のメンツは丸つぶれに
なる。
そこのところもよく考えてあげて、相手の立場もつぶさないように心がけるようにしたい。
ただ、どうしても出演不可になるときも確かにあると思う。
そういう時は誠心誠意、詫びて、当然のごとくキャンセル料を渡そう。
それもすぐにだ。たまに「あとで振り込みます」と言って一向に振り込んでこない輩も
多くいる。代表者はその期間だけ、そのことを忘れることが出来ず、相手に負担と
迷惑をかけていることを忘れてはいけない。
大体、最近の若者(?)、いや、日本人全体かな、少々、自己中が多くなってきたような
気がする。
悪いところばかり諸外国の影響を受けちゃってる気もするよ(苦笑
相手の立場を尊重する、相手の気持ちを考えることのできる人がだんだん減ってきている
ような気がして、なんともやるせない気持ちになるときもある。
もちろん自分も反省しなければいけない部分もたくさんある。