教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

キャンセルの際は・・・

2015-05-18 | 音楽的アドバイス

仕事上、計画を立てて、ほとんどがその計画通りに仕事が進んでゆく。

ブッキングライブや企画イベント、レコーディングやセッション会、軽音楽倶楽部・・・

等々ね。

 

ただ、どうしても毎回100%計画通りに行くとは限らない。

一番アリがちなのは、「演奏します」と言った後のキャンセル。

 

こちらも慈善事業ではないので、スタッフ含め、大人が4人ほど、その計画通りに

動き、照明やエアコン、ステージ上の電気代、諸々費用がたくさんかかるので、

最低の保証金は演奏しなくても、約束として払ってね、と言うのが、当然の商売の

仕方だと思う。

 

ただ、出来ればお互いに一番いい形で対処したいのも本音だよね。

T☆ROCKSでは延期を進めるときも多い。

「演奏しないのにノルマの半額のお金を払う」より「延期にして、一ヵ月後に演奏する」に

すればアーティスト側はとりあえず二重に料金を払うことはないので、損は無い。

店側は損するけどね。ペナルティ金が入らず、その日の人件費はかかったままだけど、

延期にともない正規の料金を次回、もらえるだけだから。

でもさ、これだと、まあ、お互い、後味は悪くないよね。

 

難しいのは企画イベントでの急なキャンセル。

代表者は当然全バンド出演する予定で、タイムスケジュールを組んで、しっかり店側と

交渉して契約を交わしている。

その後、「予定が入ったのでごめんなさい!」となると、あわてて他の出演者を探さなければ

ならない。穴が空くだけならまだしも、一人当たりの負担額が変わってくるので、他の出演者に

「キャンセル出たので、当初の参加費より高くなりました。ごめんね!」ってわけにもいかず、

青い顔して策を練らなければならない。

 

「出演不可」に、いいも悪いもないけど、不慮の怪我、病気、などだとまだわからなくも

無いけど、「重要な予定が入ったのでゴメン」って、ライブは重要じゃなかったのか!?

ってなるよね(苦笑

またドタキャンもブッキングはまだしも企画イベントだったら、代表者のメンツは丸つぶれに

なる。

そこのところもよく考えてあげて、相手の立場もつぶさないように心がけるようにしたい。

ただ、どうしても出演不可になるときも確かにあると思う。

そういう時は誠心誠意、詫びて、当然のごとくキャンセル料を渡そう。

それもすぐにだ。たまに「あとで振り込みます」と言って一向に振り込んでこない輩も

多くいる。代表者はその期間だけ、そのことを忘れることが出来ず、相手に負担と

迷惑をかけていることを忘れてはいけない。

 

大体、最近の若者(?)、いや、日本人全体かな、少々、自己中が多くなってきたような

気がする。

悪いところばかり諸外国の影響を受けちゃってる気もするよ(苦笑

相手の立場を尊重する、相手の気持ちを考えることのできる人がだんだん減ってきている

ような気がして、なんともやるせない気持ちになるときもある。

もちろん自分も反省しなければいけない部分もたくさんある。