教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

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小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

プロとアマのMCの違い~一言編~

2015-05-27 | 音楽的アドバイス

アマチュアとプロのMCで一番簡単に違いが出る言葉をお教えしましょう。

 

言ってる内容はんかはね、まあそれほど変わらなかったりするね。

それからウケるとかウケないとか、笑いが取れるとか、それほど盛り上がらない

とか、まあ、その辺もそこまで差は無い。

もちろんプロは経験も豊かで立て板に水のごとく素晴らしいMCをするアーティスト

が多いのも事実だけど、アマチュアでも凄く面白いMCやネタを持っている人も

多いよね。

逆にプロでもMCがあまりうまくないってのもいっぱいいるし・・・。

その辺は人柄も出るし、最低でも悪い印象を与えなければいいよね。

 

さて、では「違いが出る」とはどんな言葉か。

 

MCに関しては実は言いたいことがたくさんあるが、今回はちょっと置いておいて・・・。

 

その言葉とは・・・。

 

いや、そこまで引っ張るほどのことでもないな・・・。

 

ズバリ言いましょう。

 

「暑い!」

 

どう?みんな、よく言ってない?

演奏終わって、第一声が「暑い!」。

いや、ちょっと違うな。「あっつい!」だ!

 

プロのライブで武道館で、東京ドームで、一曲めが終わって、「あっつい!」って

聞いた事あるか?

ポール・マッカートニーが今の自分の感想なんて言ったことないよ。盛り上げるために

言うことはもちろんあるけど。

もうね、「暑い!」って思わず言っちゃうってのは「お母さん、おなかすいた」と同レベルだよ。

君が暑かろうが寒かろうが、お客さんにはまったく関係ないよ。

いい音楽やパフォーマンスを見て聞きたいだけ。

暑いとかおなか痛いとか、風邪ひいたとか、喉が痛いとか・・・とりあえずパブロフの犬みたいに

条件反射的にすぐ口に出すのは辞めるか、そのキャラで行くならその覚悟を決めていって

欲しい。

大体、大概ステージ上は暑い。歌って演奏して動き回って、照明に照らされて・・・尋常じゃない

くらい暑いのがデフォルトだよね。

わざと盛り上げる手段として計算して言う場合はいいけど、不用意に言ってしまって、

マイナスに働く場合もあるから気をつけたほうがいいと思うよ。

「風邪を引いて喉が痛い」「鼻水が出る」等を言ってしまうと、聞いているほうはずっと

気になって集中できないかも知れない。

 

そんなことは百も承知って言う人は、ごめんね。

そうそう、おまけとして、もうひとつ、書いておこうかな(笑)。

 

これもどうかなって思うMCのひとつに以下の言葉がある。

「なんも話すことは考えてこなかったんすけど・・・」(半笑いで)

 

まあ、正直なんだけどね。

これもお客さん側からしたら「お前の都合なんかしらねーよ」ってことになる。

親戚一同の集まりで、急に話を振られたわけじゃないんだから、「何も考えてない」

ってのはどちらかと言うとマイナス要因が大きい言葉じゃないかと思うんだよね。

「楽しすぎて(または、嬉しすぎて、など)言葉が浮かばない」とかうまく言った方が

いいと思うけどね。

 

ま、今回はこんなところで。まだたくさんあるので次の機会に書くね。

 

でもね、結局は何を言っても、自分でポリシーがあって言っている、行動しているなら

それでいいんですよ。それで人気が出ようが、嫌われようが自己責任だから。