名作
昔からの名作と呼ばれている作品はやはり間違いないものが多い。
まあ、もちろん今見ると突っ込みどころも多々あるわけだし、肌に合わない
作品も中にはあるけど、やはりこう、心にグッとくるものが多いのは確かだよね。
さらっと・・・。
「OK牧場の決斗」
バート・ランカスターとカーク・ダグラス、名優二人の共演。
カーク・ダグラスはスパルタカスなどで知っていたけど、こちらも
良いですなー。スパルタカスほどマッチョじゃないのもいい。
「荒野の7人」
これまた、ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、
ジェームズ・コバーン、とそうそうたる顔ぶれ。
しかも全員かっこいい。ユル・ブリンナーは王様と私よりずっといい。(個人的意見)
「用心棒」
ちょっと黒沢つながりになっちゃうけど、三船敏郎のこれもしびれますな。
意外とリアルに描いているんだよねー。この時代ならもっと荒唐無稽な演出でも
観客は納得しそうなものだけど、その辺をビシッと大人な作品にしているのが
時代を考えると凄いなあと。
自分が子供の頃は西部劇、いわゆるマカロニウエスタンと呼ばれるものが多数あって、
まあ、今回取り上げたものはイタリア映画じゃないんでその総称は当てはまらないとは
思うんだけど、まあ、中身はそんなに変わらないかな(笑)。
自分の頃の最後の有名俳優はジュリアーノ・ジェンマですね。
とにかく「早打ち」ですよ。
どれだけ早く銃を抜けるか。争いになったときに必ず「野郎、抜け!」ってあおる。
武士の刀の扱いと同じようなものですな。
先に抜かせて、先に斬る。これが美学ね。
ま、西部劇も後半になるとやたらそういった早打ちなどの荒唐無稽な演出が
多くなってくる気もするけど、やっぱり焦点は「男の美学」でしょうな。
それには俳優も大事で、なんというか一本芯の通った俳優でないと、説得力に
欠ける気もするよね。
ダーティ・ハリーの前の「荒野の用心棒」や「夕日のガンマン」のクリント・イーストウッドなんかも
もう本当にガンマンなんじゃないの?って思うくらいサマになってる。
ちなみに子供の頃、一番お気に入りだった西部劇が「続・荒野の用心棒」。
フランコ・ネロ主演。ちなみに「荒野の用心棒」とは全く関係ない(笑)。
こういういい加減な邦題つけるの多かったんだ。サスペリア2とか、全然2じゃない。
監督が同じだったら同じにしちゃうとか、西部劇でイメージが似てると有名な題名を
持ってきちゃうとか・・・。
おそらく正式名称は「ジャンゴ」ではないかと思うんだけど、最近、タランティーノが
リメイクしたのかな?あの人も幼少の頃、この荒唐無稽な西部劇にハマったくちか(笑)。
そういえば「荒野の用心棒」で最後の決闘のシーンで「オルゴールが止まったら撃つ」と
言うルールだったと思うんだけど、オルゴールって止まったかどうかって判断難しいよねって
子供の頃、思ってた(笑)。