IT
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
とりあえずの小説の前半部分が映画化されたようです。
2017リメイク版。
スティーブンキング原作による、良質なホラー・・・と
思いきや、ホラーテイストをふんだんに盛り込んだ、
スタンド・バイ・ミーでした(苦笑
まあ、登場人物の人間模様を丁寧に描いて行く氏ならではと
言えばその通りなんですが、なんか・・・思ってたのと違う(苦笑
まあ、原作が1980年代だからね。
にしても始めてスティーブンキングでハズレって気がした作品
だったなあ。
ほぼ彼の書く作品ははずれが無いんだけど。
ま、映画になった時点でキング氏の手は離れているわで仕方ない
部分もあるか。
「エイリアン/コヴェナント」
これまたねえ・・・。リドリースコット監督ふたたびで、期待したんだけど、
(プロメテウスでこけてるけど)こちらもちょっと残念な結果に・・・。
まずもって新しい要素が無い。全編を通してほぼエイリアンシリーズの
焼き増しみたいなシーンが続く。有名なシーンを盛り込んだみたいな。
加えてやっぱりあのシリーズはリプリーが強烈だったんだけど、それに
代わる主人公がいない。わざと個性がない主人公を配置したかったのか
なんなのか、途中まで誰を軸に話を進めていくんだろうと思ったほど。
以下は良かったです。全然趣向が違うけど(笑)。
↑これは実話ね。
軍がポツダム宣言を受け入れがたく戦争を続けたいため、玉音放送を
阻止しようとする有名な話の映画化。
5.15事件や2.26事件もそうだけど、思想の違い、軍と政府の力関係、
天皇の位置等、今とだいぶ違うよね。自分はまだ当時のこういった風潮は
理解できるけど、若い人は違う国を観ているような気になるかもね。
武士道みたいなものが支配している部分もあると言うか。
↓こちらはもちろんフィクションで娯楽大作。ご丁寧に途中で休憩が入ります(笑)。
まだ渋くなる前の三船敏郎が実に生き生きとしていいですね。作品自体のテーマは
重く深いながらエンターテイメントに仕立ててあるところが凄いなあと。