五十の山と風を豊に和む

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最近の世の中

2008-11-19 20:31:37 | 雑音
先週の金曜日にテレビ放映された映画、豊川悦司主演の「犯人に告ぐ」を見た。
連続児童殺人事件の犯人を追う刑事の物語だ。(トヨエツは本当に良い役者だと思う)
マスメディアを利用して、犯人を追い詰める劇場型犯罪捜査が、3つの事件が交錯する中で進行していく。「刑事同士の駆け引き」と「犯人と刑事の駆け引き」が描かれて、実にリアリティーのある映画だった。でもこれは、あくまで仮想の世界。

では、現実の世界はどうだ?
こりゃ、もっと酷いもんだ。
元高級官僚への連続殺傷事件。
エリート警察官が、飲酒当て逃げ運転。
県の首長が、命を軽視する発言。(バッカじゃないの?)
日本を代表するエリート大学の麻薬汚染。
多発する振り込め詐欺(被害額は1日1億円!)。


新聞やテレビで賑わせていることばかりじゃない。
事件は、最近、僕の身の回りでも起きている。

一週間前に僕の住むT市への連続児童殺害予告があったために、それからずっと、市役所、地元警察、学校、PTAを挙げて、児童の登下校を監視している。大変な事件であり、もし、悪戯だとしても大変な迷惑だ。

先月は、私の管理する体育館の裏で高校生が集団で喧嘩をして、1人が重傷になり、救急搬送され集中治療室に運ばれた。これだって大変な事件だし、もし僕が110番しなかったら死人が出たかもしれないらしい。

些細なことだけれど、これだって、俺にしたら事件だ。
先月、ユニクロの駐車場の前で妻を待っていたら、クルマが故障したらしく30代後半くらいの男が、慌てふためいてクルマを修理していた。脇には、小さな子どもと、奥さんが心配そうに見ている。
僕は、端から様子を伺い、もし手伝うことがあれば、手伝う用意もした。
そんな中。。。
「何、見てんだよ!」と、その男に、いきなり怒鳴られた。
「いやー、故障しましてね~」という和やかなリアクションを待っていた僕からしたら、「何見てんだよ!」発言は、不意にほっぺたを殴られたような衝撃を受けた。まさに、鳩が豆鉄砲を喰らった状態である。

ぽぽぽー

自分の命、人の命、アカの他人の命、子どもの命。
自分以外の者への痛み、苦しみ、悲しみ。
命、思いやり、そんな感覚が鈍っている世の中だ。

俺は、単に「人に迷惑を掛けてはいけません。」と繰り返し訴えたい訳じゃない。偉そうなことを言いたい訳でもない。「人としてのあたりまえの感覚」と「人の命、命をつなぐ」ってことの重大さみないなもんを少しでも感じたらエエと言いたいのだ。

殺害することの痛み、人を殴る痛みの分からないモンスターが、あなたのすぐ近くのもいるのかもしれない。

もちろん、99%以上の人は、当たり前の感覚、良識を持っていらっしゃると信じていますが。