コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

コミ通 08 皐月号  ヨコハマ物語 №1

2008-05-01 | Weblog


啄木を慕いて集う人々は皆懐かしき友に見えたり (筆者近詠)

皐月ですね。皆様にはお変わりございませんか。
ここ、こしひかりの故郷坂井平野は一面の水田(みずた)です。
この連休明けには、植え揃った早苗が青々として初夏の風に揺れることでしょう。

さて、4月末「横浜啄木の集い」に行ってきました。
今から100年前の明治41年4月27日、啄木は函館より海路横浜埠頭に着きました。この啄木横浜上陸100年を記念して、横浜啄木文庫と湘南啄木文庫の共催にて開催されました。


内容はまず記念講演
「啄木最後の歌集『悲しき玩具』編集の謎」(大室精一・佐野短大教授)

童謡「赤い靴」のコーラスと合唱(赤岡綾子さんとその仲間による指導)

ミニ講演・石川啄木と横浜
1.「啄木と横浜に関わる人物と建物」小木田久富氏(横浜啄木会)
2.「啄木と野口雨情、小島鳥水について」佐藤勝氏(湘南啄木会)
3.「啄木の友人小島鳥水の顕彰碑を訪ねて」大庭主税氏(湘南啄木会)

記念講演は啄木の歌稿ノートの配列意識に関するもので学問的で、
啄木愛好者としての私がのめりこむという感じではなかったです。
むしろ、3氏のミニ講演がとても興味深く、ついつい引き込まれてしまう私でした。

画像は会場(横浜開港記念館)内の様子です。
正面に啄木の写真のコピーが3枚貼ってあります。画像手前のペットボトルが見える所が私の席です。(お隣の席の茶色の服の方とも仲良くなりました)
参加者の中で私が最遠来ということで、司会をされた湘南啄木文庫主宰の佐藤勝氏より突然に紹介されでした。

啄木は横浜には1日のみの滞在だったそうです。
鉄幹の主宰していた「明星」の同人・小島鳥水を訪ね、長野屋旅館に投宿しました。
奇しくも私の宿泊先は、かつて長野屋旅館のあった所に建てられている「平和プラザホテル」でした。そんなこと露知らずネットでの予約でした。
みなとみらい線・馬車通り駅に近く、豪華とは申せませんが、ほどよく便利なホテルでした。



久々に羽を伸ばして(いつも伸ばしてるって・・・。そうかもね)
夜の部はまず世界最大級のチャイナタウンへ。メインの中華街大通りと関帝廟通りをぶらり。そしてとある飯店で夕食を美味しく戴き、美酒に酔い痴れながらヨコハマの夜は更けて行くのでした。

それでは、yo-サンのヨコハマ物語、今宵はこれで。
続きはお近いうちに。ごきげんよろしゅうに。

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