特攻隊に、ヒロポン〈覚せい剤〉が使われていた。特攻兵の戦闘糧食チョコレートに覚せい剤を混ぜていた。という記事を今日、敗戦の日、読んだ。ググると、数年前からそういう資料が世に出ていた。
外道だよ。特攻なんて。「永遠の0」に疑念を持つ元飛行兵のインタビュー記事を何度か読んだことがある。彼らの違和感は、神風特攻の美化だ。あんなに美しく死ねるか?というものだ。
そう、だから、特攻兵に薬を盛って、ラリらせて、飛ばしていたんだ。
もともとヒロポンは、戦前は市販されていたと聞く。疲労がポンと取れる。前線で、工場で、バンザイ突撃や過重労働を強いてさせるために、普通に使われていたのだ。
外道が普通だったんだ。
すごいね、ニッポン。
今日この日、巷で普通に言われてきた。数年前は国会議員主導で行われてきた生活保護・ホームレス叩きを、下劣な言葉を高速で並べ立てて楽しみつつ一儲けしようと画策した外道卑劣メンタリストDaiGoが集中砲火を浴びた。
大変いいことだと個人的には思っている。あんな外道のアカウントは停止されればいいと思っている。
しかしあの外道が面白おかしく述べたことは、巷で普通に語られていることだから、未だにあのたわけを擁護する発信をする別のたわけがいる。
YouTubeで著名鉄道系ユーチューバーが、
「何であれで炎上?〈ごにょごにょょ〉」
「みんなやさしいのね〈ごにょごにょ〉」
と、ごにょごにょ言いながら、動画の表題に
「働かざる者、食うべからず」
と表示した動画を配信した。
さすがにごにょごにょ言っているだけだから通報はしていないが、この鉄道系ユーチューバーは、あの戯けが世間から批判されていることが不思議なようだ。「働かざる者、食うべからず」と表示しただけだが、優勢思想と私は受け取り、こいつの動画は二度と見ないことにした。
「働かざる者、食うべからず」という言葉は本来、新約聖書の言葉。使徒パウロが、〈キリスト〉再臨の日はまだか、いつかと動揺する教会の人たちを落ち着かせ、日常の仕事に戻るよう説得するために言った言葉。
この言葉の本来の意味は、教会で説教されないとわからない。だから本来の意味は忘れ去られ、この国では聖書のみ言葉が生活保護やホームレスの人たちの尊厳を毀損するために用いられる。ひどいものだ。怒りを表明する。
神様は「裁くは我なり」と仰せられる。だから私は神様が裁くに任せようと思う。
この国であらわになった外道は、日々の報道で知っての通りである。
この国もこの世も、ゲスと外道で満ちている。この世はゲス行為と外道が普通、なんだ。
生きるとは、そういうゲス・外道と向き合っていくこと。そういう輩とは関わり合いたくない。付き合わざるを得ないときは粛々と対応するだけだ。
だからこそ、思いやりの行為には、当たり前と思わずに「ありがとう」と言わなきゃ。
※追記 外道には、こういう毅然たる態度を示すリーダーが、誠にありがたい。こういう態度、リーダーの行動を待ち望む。そして私もそうする。