9月26日付けの朝日新聞から
インターネットを探っていたら、
中国国営新華社通信が24日に空撮写真を配信した=AP
世界最大の電波望遠鏡(FAST、直径500メートル)が25日、中国南部の貴州省で稼働を始めた。
きわめて弱い電波も受信できるため、天体観測や地球外の生命体の探査などが進むと期待されている。
国営新華社通信などが伝えた。
報道によると、この望遠鏡は中国語で「天眼」と命名され、構想から二十数年かけて貴州省の
山中のくぼ地に完成した。総工費は約12億元(約180億円)。
米自治領プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)を抜き、世界最大となる。
137億光年(1光年は約9兆4600億キロ)以上離れた宇宙からの信号も受信できるという。
建設に伴い、周辺の住民約1万人が強制移住させられた。
(Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope、FAST)
中国科学院国家天文台により建設が進められている電波望遠鏡である。
1994年に計画が提案され、2016年の完成を目指している。
この望遠鏡は、中国南西部の貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県にある自然のくぼ地
(大窩凼窪地)を利用して作られている。
500メートル球面電波望遠鏡
この計画は2008年10月に中華人民共和国国家発展改革委員会に認められた。
同年12月26日には定礎式が開催された。
この計画の責任者は、中国科学院国家天文台の南仁東である。
中国南部・貴州省で稼働を始めた世界最大の電波望遠鏡。
ただこの壮大な電波望遠鏡の建設にあたっては、周囲の集落で生活していた約9000人もの
人が電磁波などの影響を受ける可能性があるとして立ち退きを迫られました。
新華社通信によれば、立ち退いた人々には住居と一世帯あたりの年収に相当するという
1万元(約15万円)が支給されたとのこと。
中国ではこのような立ち退きの強制は珍しくないものの、その補償額をめぐっては
住民側から不満が出ることもよくあるとされます。
球面鏡であるために受信機は500メートルの鏡面全体を一度に見ることはできないが、
それでも有効直径300メートルの電波望遠鏡として機能する。
また地面に固定された望遠鏡であるため観測できる範囲には制限があり、天頂から
40度の範囲しか観測することができない。
観測周波数は0.3-5.1GHzを予定しており、指向精度は4秒角と見込まれている。
北緯25度39分9秒 東経106度51分24秒
Google Earth でこの位置を探ってみたところ
撮影:2003年10月31日
撮影:2013年5月11日
撮影:2014年2月20日
2014年以前の画像はモザイクがかかり取得できませんでした。
インターネットを探っていたら、
中国国営新華社通信が24日に空撮写真を配信した=AP
世界最大の電波望遠鏡(FAST、直径500メートル)が25日、中国南部の貴州省で稼働を始めた。
きわめて弱い電波も受信できるため、天体観測や地球外の生命体の探査などが進むと期待されている。
国営新華社通信などが伝えた。
報道によると、この望遠鏡は中国語で「天眼」と命名され、構想から二十数年かけて貴州省の
山中のくぼ地に完成した。総工費は約12億元(約180億円)。
米自治領プエルトリコにあるアレシボ天文台(直径305メートル)を抜き、世界最大となる。
137億光年(1光年は約9兆4600億キロ)以上離れた宇宙からの信号も受信できるという。
建設に伴い、周辺の住民約1万人が強制移住させられた。
(Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope、FAST)
中国科学院国家天文台により建設が進められている電波望遠鏡である。
1994年に計画が提案され、2016年の完成を目指している。
この望遠鏡は、中国南西部の貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県にある自然のくぼ地
(大窩凼窪地)を利用して作られている。
500メートル球面電波望遠鏡
この計画は2008年10月に中華人民共和国国家発展改革委員会に認められた。
同年12月26日には定礎式が開催された。
この計画の責任者は、中国科学院国家天文台の南仁東である。
中国南部・貴州省で稼働を始めた世界最大の電波望遠鏡。
ただこの壮大な電波望遠鏡の建設にあたっては、周囲の集落で生活していた約9000人もの
人が電磁波などの影響を受ける可能性があるとして立ち退きを迫られました。
新華社通信によれば、立ち退いた人々には住居と一世帯あたりの年収に相当するという
1万元(約15万円)が支給されたとのこと。
中国ではこのような立ち退きの強制は珍しくないものの、その補償額をめぐっては
住民側から不満が出ることもよくあるとされます。
球面鏡であるために受信機は500メートルの鏡面全体を一度に見ることはできないが、
それでも有効直径300メートルの電波望遠鏡として機能する。
また地面に固定された望遠鏡であるため観測できる範囲には制限があり、天頂から
40度の範囲しか観測することができない。
観測周波数は0.3-5.1GHzを予定しており、指向精度は4秒角と見込まれている。
北緯25度39分9秒 東経106度51分24秒
Google Earth でこの位置を探ってみたところ
撮影:2003年10月31日
撮影:2013年5月11日
撮影:2014年2月20日
2014年以前の画像はモザイクがかかり取得できませんでした。