朝日新聞・天声人語12月1日
横浜市に住む小学6年生の栄島四郎さん(12)は3歳のころ、小児がんと診断された。
脳の腫瘍を取り除く手術は15時間に及んだ。「手術のとき、楽しみだった金環日食を見られず
悔しかったです」。5歳で退院した。
栄島さんの記事に出てくる、7年前の金環日食といえば、2012年5月21日、日本の太平洋岸の
主要都市を金環食帯が通っていました。
全国的に晴天に恵まれ多くの人が「輪っかの太陽」を見たことでしょう。
管理人は、
5月18日柴田町立船岡中学校で2年160人、3年150人に天体講演会の講師を務めた。
テーマは、「5月21日の日食についての学習会」である。
後日、中学校の担当教師からお礼の手紙と
・船中便り第7号
・公聴だより(校長先生が発行)
・感想集2年生23人
3年生14人
が送られてきた。
感想集の中で特に印象に残った3年生 M.Nさん(女)を掲載する。
「私は一番前の席だったので映像がすごく迫力を感じながら見てました。
残念ながら船岡では金環日食は見られないけど学校で見てみようと思います。
2035年9月2日を結婚記念日にして未来の旦那さんに「日食の指輪」を
プレゼントしてもらおうかな。
今日はありがとうございました。」
*当時中学3年生のM.Nさん現在22歳となっている、結婚しているかな?
さて、12月26日に部分日食がある。
部分日食が起こる時刻や高度、角度は地域によって多少異なりますが、
14時過ぎ~夕方にかけて全国各地で見ることができます。
南よりの地域ほど大きくかけて見え、東京付近より北の地域では、日食のまま
日没をむかえるため「日入帯食(にちにゅうたいしょく)」として見られます。
太陽の高度は地平から20°くらいと低いので、西空の視界が低空までよく
開けた場所で見るようにしてください。
日本では、夕方の西空で好条件の部分日食が全国で楽しめます。
この日食は中東~太平洋上で金環日食となります。サウジアラビアの陸地で始まり、
カタール、アラブ首長国連邦、オマーンを経て、インド南端、スリランカ北部、
スマトラ島、シンガポール、ボルネオ島、グアム島やロタ島を通過して、
太平洋上で終わります。
12月26日(木)柴田町・太陽の村において部分日食観察会を開催します。
14:30 食の始め
15:33 食の最大(食分0.348)
16:22 日没