人のアルマジロ化が進むと恋愛が発生しないとは昨日の同じ主題ブログで。その理由は「献身」の心が無くなってしまったからだ。なぜ人はひたすら「悪しきアルマジロ」に進むのか、「良き天使」をなぜ目指さないのか。それは進化ではなく退化になるのに。
その理由に思いめぐらせ、私なりの結論は人が「空=そら」を失ったためなのです。空を神、超越者と置き換えてもよい。旧約聖書でのエデンの園を追われたアダムとイブ・失楽園の寓話が空を失った人間を象徴しているとも言えます。
アダムとイブはイチジクの葉1枚のために楽園を追われた。その時蛇に化した悪魔から知恵も授かったとは伝説です。その知恵とはこ賢しさ、計略、出し抜き貶めなどの悪知恵で、決して慈悲敬愛献身には繋がりません。楽園を出奔して以来こ賢しさで世を渡ってきた人がアルマジロを目指す理由は、そのいきさつからも明らかです。
失った空を取り戻したいという希求の心で「空」の詩3編をHPに載せます。そのうちの1編を以下に掲載します。全3編は左のブックマークの部族民通信HPをクリックしてください。
空よ帰れ(一部)
空を見るのを悪習とするは邪宗の欺き
神の救いと崇められる予言者は
死にいく老人の生眼をつぶした
祈祷者は空を怨み地に唾かけた。
死にいく人、いま目覚めるのだ
祈りの無駄響きに潜む偽りに
伽藍にこだまするのは魂の不協和だ
私は風、青年を見た。
傷口から血を垂れ流し
空に語りかけるのを。
血の色を見てくれ、黒いだろう
体を蝕む寄生虫が流す血だ
血の流れを見てくれ
どくどくと激しいだろう
病んだ肉が噴き出しているのだ
にぶく光る血糊を見てくれ
助けよぶ叫びの代わりなのだ。
青年は礼拝堂に呪をかけ
見上げる空に祈り捧げ
魂が果てる地に旅に出でようとした。
私は風、空に呼びかける
死に行く青年は明日に立つ。夕べには雲の飛ぶあの西のかなたに向かう旅行きだ。
残される屍は藪原に捨て置かれる。肉の腐敗を待つ。彼の死を知らない恋人を誘う甘いアンモニアの香りが立ちこめる。そのむせかえりは旅立ちを祝う没薬の祈りなのだ。腐敗の甘い香りを私が空にまで運ぼう。
以下は団塊子のぼやきなので読まないでも損しません。
=小百合様18歳=は地に降りた天女だったのですが、その時、松原で半裸の彼女を見つけられもせず、羽衣を隠すことすらできなかった私は、人生の不幸を呪いつつひたすらアルマジロ化を進めてしまった。
今朝鏡の前に立ちしみじみと自身の面を見ました。人間らしさはかろうじて残っている、しかしアルマジロに相当汚染されている顔つきに思わず鏡から目を背け、来し方の悪行を反省するまもなく、自分の悪顔に怯えてしまいました。人生残りは20年、アルマジロ化を止めて天使に近づくよう心替わりに努力します。せめて作品の中でも=
その理由に思いめぐらせ、私なりの結論は人が「空=そら」を失ったためなのです。空を神、超越者と置き換えてもよい。旧約聖書でのエデンの園を追われたアダムとイブ・失楽園の寓話が空を失った人間を象徴しているとも言えます。
アダムとイブはイチジクの葉1枚のために楽園を追われた。その時蛇に化した悪魔から知恵も授かったとは伝説です。その知恵とはこ賢しさ、計略、出し抜き貶めなどの悪知恵で、決して慈悲敬愛献身には繋がりません。楽園を出奔して以来こ賢しさで世を渡ってきた人がアルマジロを目指す理由は、そのいきさつからも明らかです。
失った空を取り戻したいという希求の心で「空」の詩3編をHPに載せます。そのうちの1編を以下に掲載します。全3編は左のブックマークの部族民通信HPをクリックしてください。
空よ帰れ(一部)
空を見るのを悪習とするは邪宗の欺き
神の救いと崇められる予言者は
死にいく老人の生眼をつぶした
祈祷者は空を怨み地に唾かけた。
死にいく人、いま目覚めるのだ
祈りの無駄響きに潜む偽りに
伽藍にこだまするのは魂の不協和だ
私は風、青年を見た。
傷口から血を垂れ流し
空に語りかけるのを。
血の色を見てくれ、黒いだろう
体を蝕む寄生虫が流す血だ
血の流れを見てくれ
どくどくと激しいだろう
病んだ肉が噴き出しているのだ
にぶく光る血糊を見てくれ
助けよぶ叫びの代わりなのだ。
青年は礼拝堂に呪をかけ
見上げる空に祈り捧げ
魂が果てる地に旅に出でようとした。
私は風、空に呼びかける
死に行く青年は明日に立つ。夕べには雲の飛ぶあの西のかなたに向かう旅行きだ。
残される屍は藪原に捨て置かれる。肉の腐敗を待つ。彼の死を知らない恋人を誘う甘いアンモニアの香りが立ちこめる。そのむせかえりは旅立ちを祝う没薬の祈りなのだ。腐敗の甘い香りを私が空にまで運ぼう。
以下は団塊子のぼやきなので読まないでも損しません。
=小百合様18歳=は地に降りた天女だったのですが、その時、松原で半裸の彼女を見つけられもせず、羽衣を隠すことすらできなかった私は、人生の不幸を呪いつつひたすらアルマジロ化を進めてしまった。
今朝鏡の前に立ちしみじみと自身の面を見ました。人間らしさはかろうじて残っている、しかしアルマジロに相当汚染されている顔つきに思わず鏡から目を背け、来し方の悪行を反省するまもなく、自分の悪顔に怯えてしまいました。人生残りは20年、アルマジロ化を止めて天使に近づくよう心替わりに努力します。せめて作品の中でも=