蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

ヘーゲル精神現象学紹介Youtube投稿の報せ

2024年10月08日 | 小説
Hyppolite仏語訳のヘーゲル精神現象学紹介 導入章の2_1

Youtube動画リンク https://youtu.be/6sJEZTUqBbg

前回(1_2)でHegelは怖れオソレcrainteを語った。「疑い」についてもヘーゲル特有の意義が認められる。懐疑主義の疑いは« Le scepticisme, qui finit avec l 'abstraction du néant ou avec le vide, ne peut pas aller plus loin » 懐疑主義は無あるいは空虚の抽象化で終わりそれ以上進めない。Hyppoliteはさらにデカルトの疑いと比べ、それはただの疑問にしか過ぎないとも語る。ではヘーゲルの疑いとは。実質的実際(effectivement réel)であると本人が教える。この意味は疑う行為に一種の方向性=これが実際=が帯びるとの意味。疑いの方向性とは弁証法の流れそのものであり、特定の一点、すなわち絶対知の獲得に向かう疑いである。その特異点に向かうにあたっての「不調」の疑いと言えよう。


精神の内、現象と弁証法の働きの図


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