山水図鐔 龍青珉
山水図鐔 龍青珉
東龍斎派の名人壽矩の、透き通るような作品。全体の造り込みに、東龍斎派独特の空気感がある。裏面は詩文の一節であろう。山の形様はなだらかながら、切り立って天を突く美しくい威容に目が行ってしまう。山陰には寺院。湖水の波にわずかに金の点象嵌を施して陽の照り輝く様子を表現している。一口に山水風景図といっても多様である。彫刻手法の違いだけでなく、いったい何を表現しようとしているのか、その背後にまで意識の働く作品があって興味は一入である。
山水図鐔 龍青珉
東龍斎派の名人壽矩の、透き通るような作品。全体の造り込みに、東龍斎派独特の空気感がある。裏面は詩文の一節であろう。山の形様はなだらかながら、切り立って天を突く美しくい威容に目が行ってしまう。山陰には寺院。湖水の波にわずかに金の点象嵌を施して陽の照り輝く様子を表現している。一口に山水風景図といっても多様である。彫刻手法の違いだけでなく、いったい何を表現しようとしているのか、その背後にまで意識の働く作品があって興味は一入である。