親子虎図目貫 長常
親子虎図目貫 長常
一宮長常の目貫。後藤を下地としていることは間違いないのだが、明らかに風合いが異なる。長常は町彫金工の中でも技術力が最上位に位置付けられる一人。図の採り方が後藤とは異なる。阿吽の相を示す図が多いのだが、この目貫は雌雄対峙としている。恐れて母にすり寄る子虎の様子もいい。親子図は、鶏を題にした作でもみられる。子を守る親の存在感が主題か。
親子虎図目貫 長常
親子虎図目貫 長常
一宮長常の目貫。後藤を下地としていることは間違いないのだが、明らかに風合いが異なる。長常は町彫金工の中でも技術力が最上位に位置付けられる一人。図の採り方が後藤とは異なる。阿吽の相を示す図が多いのだが、この目貫は雌雄対峙としている。恐れて母にすり寄る子虎の様子もいい。親子図は、鶏を題にした作でもみられる。子を守る親の存在感が主題か。