日本橋、国分株式会社様内研修室です。以前、「山崎」と「白州」との飲み比べで一杯数十万円もするモルト原酒を、紙コップで何杯も飲んでしまった、大失態を演じたお話をいたしました。(これには、顔が青くなってしまった。実際は赤くなっていた?)研修ですので、各お酒メーカーのウィスキーのテイスティの方方とお話する機会に恵まれました。
そこでの話しです。(株)サントリー様主催の講演です。
「味噌汁はウィスキーにたとえられます。モルトを味噌としましたら、グレーンはだしです。こうイメージすると、ブレンディッドウィスキーがイメージできると思うのです」
お話されておりますのは、サントリーのブレンダーの方でした。(すみません、お名前は忘れてしましました)
「なるほど」と思いました酔漢でございます。
ウィスキーを大別しますとポット式蒸留器(単式蒸留器)によるモルトウィスキーと、後に発明されました(1831年)コフィのパテント式蒸留器(連続式蒸留器)を用いて雑穀から作られるグレーンウィスキーに分かれます。
そして、基本的にこの二つをブレンドいたしておりますのが、「ブレンディッドフィスキー」でございます。
スコットランドにおります「ジョアン・アレキサンダー・キャメロン」さん。この二つを混ぜ合わせたらやたら旨い酒が出来ることを発見いたしました。
(さぁここで皆さん一緒に「キャメロンさんありがとう」とご唱和願います)
ところが、弱点も多々ございまして、
「なんだや、このめぇ作った奴はうめかったのにっしゃ。今度はやたらまずいっちゃ」だったのでした。
「んで、おらがなんとかしてみっちゃ」というわけで1853年。エジンバラにおりました「アンドリュー・アッシャー」さんがこのブレンドの仕方を確立したのです。
彼は、重税を課せられますシングルモルトを「なんじょしたら安く出来かや」というわけで、「グレーン(早い、旨い、安いの三拍子)で割ったらいいんでねぇ」と
試みました。(牛丼だったり味噌汁だったり・・)
ですが結果は。
「混ぜたらやたらとうめぇくなったっちゃ」でした。
(さぁここで皆さん一緒に「アッシャーさんありがとう」とご唱和願います)
さて、ここでモルトとグレーンについて整理しましょう。
モルトウィスキーは大麦麦芽(これを「モルト」と呼びます。→サントリー「モルツ」はこの麦を使いますのでそのまま名前にしたようです)を原料とします。
これを先にご紹介いたしましたポット式蒸留器(単式蒸留器)で2回蒸留します。
オーク樽で3年以上熟成させます。
シングルモルトはひとつの蒸留所で蒸留したモルトウィスキー。複数の蒸留所で造られたモルトウィスキーをブレンドしたものをバンディッドと呼びます。
一方、グレーンウィスキーはとうもろこし、ライ麦、小麦などの穀物を原料とし、パテント蒸留器(連続式蒸留器)で蒸留し(1回が基本)オーク樽で3年以上熟成させます。以前バーボンの話をしましたが、基本的には「グレーンウィスキー」のカテゴリーに位置します。(熟成の仕方はモルトウィスキーのカテゴリーですが)
この二つを合わせた苦肉の策が、世界の人を魅了しているわけです。
「おらは、『早い、安い、旨い』ばかんげぇて、作ったのにっしゃ。まさか、ここまで流行るとは思わねぇがった」とはアッシャーさんの弁。
以降、さまざまなブレンドが試みられ、味を追求するようになって行くのでした。
今じゃ4000ものレシピが存在するのだとか。「コストダウン」ではなく「究極の一献」を求めて、ブレンダーが存在しているのでございます。
もともと、ブレンドという言葉は、「同じ蒸留所で作られた年代の違うモルトウィスキーを混ぜ合わせる」と言う意味でした(バンティッドは蒸留所が違っている定義がございます)後にハイランドとローランドのモルトとグレーンを混合する意味になり、そして今は多種多様なウィスキーを混ぜあわせる意味として使われます。
ですから、シングルモルトそのままを楽しむようになったのは、大分後になってからで、スコッチウィスキーの歴史はブレンディッドが王道だったのです。
シングルモルトが市場に流通してからまだ半世紀(まもなくですが)も経っていないのです(グレンフェディックが最初です)
国分株式会社内、研修の真っ最中です。講演者が話しております。
「味噌は、全国に渡り、その作り方それこそ原材料から熟成の仕方まで、多種多様に存在します。それは、ウィスキーの世界にたとえると蒸留所の個性と同じです。ですが、大きなくくりで見ますと、例えば、「八丁味噌」とか「信州みそ」とか(「仙台みそ」と心で大きく叫んでおりました酔漢です)その土地土地の個性があるわけです。これは「アイラ」とか「スペイサイド」「ローランド」と言ったわけ方と同じです。」
なるほど!です。これは、見事な例えだと考えます。
「そして、グレーンは『だし』で考えてみてください。だしにもいろいろなものがあります。『にぼし』『鰹節』(仙台じゃ雑煮は『はぜ』だっちゃ。と叫んでいる酔漢でございます)これを使いませんと味噌汁は美味しくならないのです。ブレンディッドはこれと同じです」
だが、まてよ。「味噌汁はこの二つがなければ飲めないけど、シングルモルトは個性が際立ってうまい」訳です。みそだけ溶かしても、そんなには美味しくありません。これは、皆さんよくご存知のことでしょう。
だしだけだったら、これだけでは、とても美味しく感じないはずです。これも「じゃぁグレーンウィスキーは飲めない」というご質問も頂きそうですが、いえいえそのような事はございません。以前「ひげ親爺様」からのコメントに「ニッカ宮城峡で『グレーンウィスキー』(ブレンド用)を飲んだら、これだけでも、旨かった」と申しておりました。
ですが、「的を得ている」表現だと思うのです。
山崎蒸留所に開高健さんが訪れております。自身の樽(この人山崎シングルモルトを樽事契約しております)の熟成具合を確かめに参りました。
「うん、これは、旨くなっている」との発言。
「でも、どうして、シングルモルトで売り出さないの?」との質問。
この時、日本では「シングルモルト」としてのウィスキーは発売されておりませんでした。
「こんな旨いのだったら、シングルモルトで売り出せばいいじゃない」
と言う事で発売しましたのが「山崎」だったのです。これ以前は「山崎シングルモルト」は「響」ブレンド用として15年熟成ものを作っていたのでした。
ニッカは「ピュアモルト」としてデビューさせました。「余市」です。(本音を言えばこの言葉。あいまいで好きではないのです。定義的にはシングルモルトと同じです)竹鶴氏は、「余市」と「宮城峡」と個性の違うシングルモルトをブレンドさせるために二つの蒸留所を設けたのでした。
バランタインで57種類。オールドパーで35種類ものモルトやグレーンをブレンドしております。最初にご紹介いたしました「J&Bアルティマ」は128種類ものモルトをブレンドしてます。これは、これで飲めますし、「上手くブレンドしているなぁ」とは思うのです。
ですが。
全ての味噌をブレンドして味噌汁を作りますれば・・・・
「試した人いるんだべか?」です。
そこでの話しです。(株)サントリー様主催の講演です。
「味噌汁はウィスキーにたとえられます。モルトを味噌としましたら、グレーンはだしです。こうイメージすると、ブレンディッドウィスキーがイメージできると思うのです」
お話されておりますのは、サントリーのブレンダーの方でした。(すみません、お名前は忘れてしましました)
「なるほど」と思いました酔漢でございます。
ウィスキーを大別しますとポット式蒸留器(単式蒸留器)によるモルトウィスキーと、後に発明されました(1831年)コフィのパテント式蒸留器(連続式蒸留器)を用いて雑穀から作られるグレーンウィスキーに分かれます。
そして、基本的にこの二つをブレンドいたしておりますのが、「ブレンディッドフィスキー」でございます。
スコットランドにおります「ジョアン・アレキサンダー・キャメロン」さん。この二つを混ぜ合わせたらやたら旨い酒が出来ることを発見いたしました。
(さぁここで皆さん一緒に「キャメロンさんありがとう」とご唱和願います)
ところが、弱点も多々ございまして、
「なんだや、このめぇ作った奴はうめかったのにっしゃ。今度はやたらまずいっちゃ」だったのでした。
「んで、おらがなんとかしてみっちゃ」というわけで1853年。エジンバラにおりました「アンドリュー・アッシャー」さんがこのブレンドの仕方を確立したのです。
彼は、重税を課せられますシングルモルトを「なんじょしたら安く出来かや」というわけで、「グレーン(早い、旨い、安いの三拍子)で割ったらいいんでねぇ」と
試みました。(牛丼だったり味噌汁だったり・・)
ですが結果は。
「混ぜたらやたらとうめぇくなったっちゃ」でした。
(さぁここで皆さん一緒に「アッシャーさんありがとう」とご唱和願います)
さて、ここでモルトとグレーンについて整理しましょう。
モルトウィスキーは大麦麦芽(これを「モルト」と呼びます。→サントリー「モルツ」はこの麦を使いますのでそのまま名前にしたようです)を原料とします。
これを先にご紹介いたしましたポット式蒸留器(単式蒸留器)で2回蒸留します。
オーク樽で3年以上熟成させます。
シングルモルトはひとつの蒸留所で蒸留したモルトウィスキー。複数の蒸留所で造られたモルトウィスキーをブレンドしたものをバンディッドと呼びます。
一方、グレーンウィスキーはとうもろこし、ライ麦、小麦などの穀物を原料とし、パテント蒸留器(連続式蒸留器)で蒸留し(1回が基本)オーク樽で3年以上熟成させます。以前バーボンの話をしましたが、基本的には「グレーンウィスキー」のカテゴリーに位置します。(熟成の仕方はモルトウィスキーのカテゴリーですが)
この二つを合わせた苦肉の策が、世界の人を魅了しているわけです。
「おらは、『早い、安い、旨い』ばかんげぇて、作ったのにっしゃ。まさか、ここまで流行るとは思わねぇがった」とはアッシャーさんの弁。
以降、さまざまなブレンドが試みられ、味を追求するようになって行くのでした。
今じゃ4000ものレシピが存在するのだとか。「コストダウン」ではなく「究極の一献」を求めて、ブレンダーが存在しているのでございます。
もともと、ブレンドという言葉は、「同じ蒸留所で作られた年代の違うモルトウィスキーを混ぜ合わせる」と言う意味でした(バンティッドは蒸留所が違っている定義がございます)後にハイランドとローランドのモルトとグレーンを混合する意味になり、そして今は多種多様なウィスキーを混ぜあわせる意味として使われます。
ですから、シングルモルトそのままを楽しむようになったのは、大分後になってからで、スコッチウィスキーの歴史はブレンディッドが王道だったのです。
シングルモルトが市場に流通してからまだ半世紀(まもなくですが)も経っていないのです(グレンフェディックが最初です)
国分株式会社内、研修の真っ最中です。講演者が話しております。
「味噌は、全国に渡り、その作り方それこそ原材料から熟成の仕方まで、多種多様に存在します。それは、ウィスキーの世界にたとえると蒸留所の個性と同じです。ですが、大きなくくりで見ますと、例えば、「八丁味噌」とか「信州みそ」とか(「仙台みそ」と心で大きく叫んでおりました酔漢です)その土地土地の個性があるわけです。これは「アイラ」とか「スペイサイド」「ローランド」と言ったわけ方と同じです。」
なるほど!です。これは、見事な例えだと考えます。
「そして、グレーンは『だし』で考えてみてください。だしにもいろいろなものがあります。『にぼし』『鰹節』(仙台じゃ雑煮は『はぜ』だっちゃ。と叫んでいる酔漢でございます)これを使いませんと味噌汁は美味しくならないのです。ブレンディッドはこれと同じです」
だが、まてよ。「味噌汁はこの二つがなければ飲めないけど、シングルモルトは個性が際立ってうまい」訳です。みそだけ溶かしても、そんなには美味しくありません。これは、皆さんよくご存知のことでしょう。
だしだけだったら、これだけでは、とても美味しく感じないはずです。これも「じゃぁグレーンウィスキーは飲めない」というご質問も頂きそうですが、いえいえそのような事はございません。以前「ひげ親爺様」からのコメントに「ニッカ宮城峡で『グレーンウィスキー』(ブレンド用)を飲んだら、これだけでも、旨かった」と申しておりました。
ですが、「的を得ている」表現だと思うのです。
山崎蒸留所に開高健さんが訪れております。自身の樽(この人山崎シングルモルトを樽事契約しております)の熟成具合を確かめに参りました。
「うん、これは、旨くなっている」との発言。
「でも、どうして、シングルモルトで売り出さないの?」との質問。
この時、日本では「シングルモルト」としてのウィスキーは発売されておりませんでした。
「こんな旨いのだったら、シングルモルトで売り出せばいいじゃない」
と言う事で発売しましたのが「山崎」だったのです。これ以前は「山崎シングルモルト」は「響」ブレンド用として15年熟成ものを作っていたのでした。
ニッカは「ピュアモルト」としてデビューさせました。「余市」です。(本音を言えばこの言葉。あいまいで好きではないのです。定義的にはシングルモルトと同じです)竹鶴氏は、「余市」と「宮城峡」と個性の違うシングルモルトをブレンドさせるために二つの蒸留所を設けたのでした。
バランタインで57種類。オールドパーで35種類ものモルトやグレーンをブレンドしております。最初にご紹介いたしました「J&Bアルティマ」は128種類ものモルトをブレンドしてます。これは、これで飲めますし、「上手くブレンドしているなぁ」とは思うのです。
ですが。
全ての味噌をブレンドして味噌汁を作りますれば・・・・
「試した人いるんだべか?」です。
涼しくなりました。本日ここ湘南の地ですが、11月初旬の気温です。4日前まで28℃あったのがウソのような気温です。体調を崩されませんよう、何卒ご自愛くださいませ。
さて、ボジョレーの話題。ワインは守備範囲ではありませんが、(これは、妹の分野なのです。ワインの会社におります)ヌーボーは毎年楽しみます。本当に1週間くらいで呑んでください。味の落ちるのは早いのは確かでございます。お酒の話を続けておりますが、まだ知らないことが山ほどありそうで、勉強しながらの更新です。
皆さんも書かれているようですが、ウイスキーと味噌の話は目からうろこというかすごく納得しました!
うちはやっぱり仙台味噌が一番ですが、たまに白味噌にするとけっこうおいしかったりしますしね。ウイスキーにも通じるとは…!
もうすぐ解禁のボジョレーヌーボーは軽くて好みじゃなかったのですが、1~2週間で味が落ちるものだったんですねー今までそれを飲んでたのかも…?!今年はすぐいただきます(~_~)
伊丹プロダクションの事前の取材で、「チラシの卵の売価を間違えて、大変なことに・・・」と話したら、映画では極端な安い値段でも販売し続けるエピソードとなっていました。
実際は、徹夜でチラシを刷りなおしたのですが。
クンシュタット様はあの方のモデルだったのですね。
酔漢も見ました!
渡辺・榊原夫妻は、買い物も郁恵さん主導でした。
店内を走り回っている子供を注意したら、「すみません」と謝られた母親は、手塚さとみさんでした。
中森明菜さんがドラマのロケを店内で実施したときは、やたら「視察」の社員が出現しました。
でも、私にとっては、やっぱり伊丹十三さんと、仕事をさせていただいた記憶が一番ですね。
顔がごつくて・・・
特に食品特化の量販店は、「現場はきつい」と聞いております。
世田谷のお店へは、何度か足を運びました。
当時、食品2フロアは面白いと思いました。
中国では「どのようにして気持ち良く酔うか」
が目的で酒を呑むのだそうです。
この思いは、大なり小なりありますよね。
「高級酒の紹介」ではなくて、「お酒の持つ後姿」を軸に語ってまいったつもりです。
さて、「自分のお酒」が見つかりますれば・・
幸せこのうえない。とは、思います。
リューデスハイム→つぐみ横丁
高田馬場→栄通り
つぐみ横丁の道幅が狭いのは、酔っ払いがフラフラ歩いてても、すぐに寄りかかれるからだと聞きましたが・・・
栄通りが神田川に面しているのは、学生の酔っ払いが、汚物を気兼ねなくゲボッと・・・
朝っぱらから失礼しました。
味噌汁といえば、オーバードクターで研究室に出入りしてた頃のこと、小生の一つ上の学年に小生よりも何ヶ月か若い男がおりました。もちろんその先輩のいないとこでだけど、うっかり口を滑らせたもんです。「学年はあいうつが上かもしれないけど、研究室の味噌汁の数はオレの方が上だ」。「丹治と話してると、年下の奴と話してる気がしない」って、言われることがよくありました・・・
我が家では味噌を買うと(小学生の頃は七人家族だったので味噌屋さんに頼んで作ってもらってました)、味噌桶に移す時に茗荷や大根、出汁昆布を入れます(日高昆布、でも切落し)。これでけっこう野菜や昆布の旨味が出る訳ですね(出来た味噌漬けは刻んでお茶漬けの薬味にします)。朝に味噌汁を作る時は、前の晩から鍋に水を張って削り節と煮干を入れておきます。
正月の雑煮の出汁はやっぱりハゼですよね、酔漢さん(地方によってはトビウオの焼き干しを使うと聞いたことがあります)。しかもそのハゼがお椀に盛りつけた雑煮の上に乗っていると、なおよろしい。我が家の正月四日は麦飯にトロロ。伸ばすための汁の出汁は、勿論のことハゼです。塩竈人なんだもの、当然でしょ。
ブレンディドウィスキーに何十種類ものモルトが使われていることにはびっくりしました(パー爺さんの話も凄かった、嗚呼、梵天丸もかくありたい)。それだけの種類のモルトをブレンドするから味に深みが出るんですね。しかも「どんな香りでどんな味のを作りたいか」ちゃんと意識してやってるんだから(当り前か)、ブレンダーの味覚と嗅覚たるや・・・
そういえば色んな絵の具を全部混ぜると、しまいには黒くなるそうですね。それも実に深みのある黒に。
ひーさんがコメントしてらっしゃいましたが、普段飲んでいるのは小生もマックスバリュ辺りで売ってる一本四五百円ぐらいのです。
確かに日本で「ワイン」というと、星のついたレストランでウンチクを垂れながら一本何万円もするワインを飲む・・・っていうイメージがありますよね。「ワイン飲み=セレブ」みたいな(あんなのセレブじゃなくてスノッブだ、もっとロコツ言えばイヤミな成金趣味だ)。(因みに「セレブ」は大嫌いな言葉です。わざと使いました。ちゃんとcelebrateって言いやがれ、コノチクショウ)。
でも考えてみたら、あっちじゃビールだのワインだのって水がわりでしょ。向うにいた時だけど、一本に二千円も出す覚悟があればけっこう上等なヤツが手に入りましたよ。「いいヤツ、いいヤツ」って探せば、天井知らずで高いのがあったけどね(初鰹の川柳みたいに)。
あっちの人たちも、普段あんまり高いのは飲んでなかったみたい。しかも、あんまり産地にもこだわってなかったみたい。第一、ワインの産地の人なら飲むのはまず地酒だろうしね(しかも自分のとこのワインに誇りを持ってる)。
我が国だと盆、暮、正月だけど、あっちはクリスマスかな。お爺ちゃんお婆ちゃんのとこに親戚がみんな集まったとか、後は初孫が生れた、子供が学位を取った、誕生日、結婚記念日・・・何かおめでたいことがあった時に、「それじゃ、取っておきの一本を開けるか」という感じでしたね。
酒は高い安いが全てじゃありません。自分の口に合った酒を楽しい雰囲気で飲むのが一番ですね。これに気の合った仲間がいれば、他には何もいりません。
世にうまきありとは知れどきみと飲む酒にはしかずきみとのまばや
住友グループなので知名度が高いようです(実力も)。
前に触れましたが、映画「スーパーの女」の舞台にもなりました(私の役は小堺氏)。
体調(腰!)と家庭の事情で退社せざるを得なかったのですが、ますますの発展は、うれしいものです。
グリコ森永事件の際は、社員の家族の方が1週間ほど店頭に張り付いていました。
ご自分の普段の生活を犠牲にしての「業務命令」だったのです。
我々も心苦しく、せめてもの思いで、何かと声をかけたものでした。
食品に関する「不祥事」が発生するたびに、一般消費者が知らない部分で、膨大な苦労が発生しています。
ほとんどの場合、まったく報われない「苦労」ですが・・・
「酔漢さん、また、いらっしゃいましたね」
とは、お酒講習会受付の輩。
「また」に、やたらアクセントが強調されいたような気がいたしました。
例の事件「サントリー山崎20年」と「白州15年」を何十杯も飲んでしまったのですから。
「今日はいろんな種類のお酒が用意されてます。最後にレポートの提出がありますので、できたら、飲まずにティスティして下さい」と、説明。
「なんだと。飲まずに出せ!そんなもったいない事出来ません」
と、完全に立ち向かいました。
結果、レポートの評価は合格。
完全に酔っ払っていましたが、事前に知っているお酒ばかりだったので、回答はOK。
ですが、講習会帰り。
「酔漢さん、あのくれぐれも飲み会ではなく、講習会ですので」
と、釘をさされてしまいました。
「初鰹 飛べや江戸橋 日本橋」
川柳でございます。
初鰹の初セリ。江戸の魚屋は有り金全部をはたいて競り落としに掛かります。わずかな鰹の取り合いですから、それはそれは高値がつきます。江戸庶民、見栄っ張りですから初鰹の初ずくしを自慢します。
「おめぇなんだなぁ。おれんちはよう、朝めが覚めたらおっかぁが初鰹で刺身こさぇてやがって、朝から一杯(いっぺぇ)引っ掛けてきたって寸法でぇ」てな具合。
これは、これで江戸庶民の楽しみだったのでした。ボジョレーヌーボーそうはもうしましても
昨日しっかり予約をしました酔漢でございます
「ジョルジュ・ヂュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー2008」です。
なんだかんだ言っても、やはり「のみてぇぇ」
のでした。
丸大食品商品回収となりまして、量販店が写っておりましたが、クロンシュタット様がおられました量販店ですよね。
私は今のお仕事もそうかと心配いたしました。
キウィワインは頂きました。
甘い香りは葡萄とは違った独特の風味ですね。
どんな肴に合うのでしょう。
やはりチーズ系でしょうか。
赤ん坊が生まれまして最初に与えられる液体がウィスキー一滴。
新婚夫婦がベッドに入るとき、仲人が乱入して二人にスコッチを振りかける。
そして、世を去った人に、周りの人がフィスキーを浴びせる。
スコットランドの伝統?でも赤ん坊から「のんべぇ」にしなくてもと思いません?
酔漢さんがテイスティだったら・・・
やはり酔うまで飲むでしょうね。
皆のコメントを見てるのも面白いものですね。
ぐずらも来てましたね。
あいづもいろんなこと知ってるなと最近感心してます。
ワインはこだわりがあまり無く、三百円代のワインが一番美味しく感じてしまいます。www
味噌とウィスキーなるほどなるほど!
わかりやすい説明ですね。
ワインもスコッチも熟成させる酒(蒸留したばっかりのモルトって確か無色透明でしたよね、酔漢さん)。してみれば出来立てのものには時間をかけて熟成させる旨味がないのも、むべなるかなですね(鰹も脂の乗っていない初鰹よりは、前の年の戻り鰹の解凍物の方が旨いという人もいますし)。
ドイツにはフェーダーヴァイサー(Federweißer)というのがあります。九月の後半、葡萄の刈入れの季節、収穫祭の頃に飲まれるごくごく若い白ワインです。ライン河畔のリューデスハイムで飲んだことがあります。葡萄の果肉(皮か?)がオリのようになっており、炭酸を含んでいるので口当りがシュワシュワ。アルコール分は当然のことながら含んでおります。言うなれば葡萄で作ったドブロクファンタでありましょうか。
「フェーダー」とは「糸」で「ヴァイス」は「白」。葡萄のオリが白い糸みたいに見えることからついた名前ですね。
ウィーン郊外、ウィーンの森にはホイリゲと呼ばれる居酒屋があります(玄関に杉の枝をぶら下げているのが、杉玉を店先にぶら下げる日本の造り酒屋を思わせます)。その年に出来た新しいワインを飲ませる店なのですが、ここのワインも炭酸を含んでおり、フェーダーヴァイサーに近い舌触りがしました。
話がそれてしまいましたがこのフェーダーヴァイサー、やはり旨味にかけてはいわゆる「白ワイン」には数段劣ります。土地の人たちはこのフェーダーヴァイサーを「ワイン」とは読んでいませんでした。
フェーダーヴァイサーとボジョレー・ヌーヴォー、白と赤のちがいこそあれ似たようなものですね。
確かにホンモノのワインに較べたら旨味は比較にならないと思います。でも小生、フェーダーヴァイサーとボジョレー・ヌーヴォーのようなものを飲むのが決して嫌いではありません。それはやはり季節感があるからではないでしょうか(フェーダーヴァイサーに至っては二十年前の留学時代に飲んだきり、懐かしさすら感じます)。
野菜も果物も、促成栽培やら何やらで端境期というのがなくなりました。食いたいものが年中口に出来る便利な世の中といえばそれまでだけど、季節感がすっかりなくなりました。「ボジョレー・ヌーヴォー」と聞くと、「おっ、もうそんな季節か」となる訳ですね。「もう秋か、人恋しいなあ」、「もう秋か、酒恋しいなあ」・・・
こんなこと書いてたら、ホントに酒が恋しくなってきたゾ。どうしよう・・・えーい、知れたことよ。一杯引っかけて帰るか。
すず様に続いてワインの話なのですが(スミマセン)。
三鷹名物にキゥイーワインがあります。
地元農家が育てたキゥイーを農協が集めて、山梨のワイナリーに出荷しますと、瓶詰めになって(途中省略しすぎ)三鷹市内の酒店の店頭に並びます。
流通用以外に、生産農家にも相応に戻ってきます。
それが私の常用飲料?なのですが、やっぱし甘すぎて、うーむです。
まあ、文句を言いつつ、結局あっという間に空瓶になってしまいますが。
紹興酒や泡盛、マッコリなんかにも娘が生まれると甕に詰めて庭の隅に埋め、娘の嫁入りのときに掘り出して祝う習慣があったようで、世界中の酒飲み親父の考えることはみんな同じなんだねぇ~
2005年は忘れもいたしません。ボジョレーヌーボが本当に出来がよかった伝説の年でした。
毎年その日飲んでます。
やはりその年年で味が違っているんですよね。
妹がおりまして、彼女は「ワインのプロ」です。ワインで仕事をしております。彼女からはいろいろなワインの話を聞きました。
ですが、ワインは味が深すぎて難しいのが印象です。
「お兄ちゃんこの前贈ったワインどうだった?」
「あれか。ワインの味がした。一本すぐ空けたけど」
「その前とどっちがおいしい?」
「その前・・・どんなんだっけ?」
「もう贈らない!ワイン音痴!」
本当にワインが来なくなりました・・本当のお・は・な・し・・・デス
あははは、ボジョレーヌーボーは秋の収穫を祝うという”お祭り”の意味が大きいですよね。でも2005年のジョルジュおじさん(我が家ではこう呼んでいます・笑)のボジョレーヌーボーは美味しかったんですよ。すぐに酔っ払う私にしては、珍しく毎年の味を楽しめるワインになってます。
そういえば以前読んだエッセイの中で「お子さんの為に樽を買った」という作家さんがおられました。樽買いは男の浪漫ですね♪
酔漢、頭の痛い季節がやってまいりました。
ボジョレーヌーボーの季節です。
はっきり言いまして「旨い!」って思った事ないんです。ですが、仕事柄「今年は旨い」と言わなくてはなりません。
「ジョルジュ・デュブッフ」さん。ボジョレ地方のワインを何とか売り出そうと懸命に考えておりました。
「んで、どこより早い葡萄ば使って、ワインば早く売り出したらいいんでねぇかや」と思いつきました。
「ボジョレー地方の早摘みワイン」これが大ヒット。時差の関係で、日本が最初に飲まれます。そして、これが日本で大ヒット。
弱点がございます。熟成期間が非常に短いため、葡萄の酸化は早いので、(まだ落ち着いていない状態)解禁日から2週間(物によっては1週間)で風味が極端に落ちる事です。
ですが、初鰹と同じです。落ち鰹より味は落ちるのは当たり前。と思って、早々のお楽しみにしてはいかがでしょうか。
お薦め「ジョルジュ・デュブッフ。ボジョレーヌーボーヴィラージュ」少し高めですが、葡萄の香がしっかり残っております。ヴィラージュの方がいいと思います。「ブルゴーニュワイン」の中にあって「ボジョレー地方」のワインは軽く、飲みやすいテーブルワインとして親しまれ、フランス人曰く「がぶ飲みワイン」と言われておりました。これを「ヌーヴォー」として格をあげた「ジョルジュ・デュブッフ」さん。さすがに「ボジョレーの帝王」と呼ばれることだけあります。この人現役です。
ポスターなんかにお顔が載っております。
似合わなくワインを語ってしまいました。
スコッチの世界では、熟成期間が味を左右します。バランタイン30年とか。期間が非常に長いためにあまりありませんが。シングルモルトの蒸留所の中にはタイムカプセル同様。「30年後に開樽しましょう」として個人で樽事買い付けさせ、それを開けるお祭りみたいな行事はございます。子供が生まれた記念とか、そう言って本人が30歳になっている。といいましたしこうでございます。後は思いつかないなぁ。
寝かせるだけ旨くなる。これ本当かもしれませんので。スコットランドのお祭り「バーンズナイト」1月25日にスコッチを飲みまくる。そんなんのがございます。
すみません、長いわりには、回答になってませんでした。ゴメンナサイ。
どシロウトついでに一つ質問なんですが、ワインには「ボジョレーヌーボー」という収穫の季節の楽しみ方があります。その年のブドウの出来をみる意味あり、各々の会社のブレンドの腕を愉しむ意味ありなんですが、ウィスキーやスコッチにも同様のものがありますか?