酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

シティラピッド君より 青森発

2012-01-06 10:17:11 | もっとくだまきな話
久しぶりに元日の休み。(記憶だと六年ぶりくらいかなぁ)
ですが、家内が仕事。
シティラピッド君は大晦日から元日まで夜勤。
ですから、元旦は年下と二人で迎えました。
その元日も午後には家族が揃います。

「夜勤、お疲れ」
「まぁ、あまりやることはなかったけど」
そんな新年の挨拶も終わるか否や。
何やらでかいカバンを持ち出してきたシティラピッド君でした。
「どこか出かけるのか?」
「雪を見に。それと『日本海』が最後になるから・・」
「日本海って?」
「寝台車だよ。無くなる前に乗ってみようかと」

というわけで、日本海経由で青森まで旅をしてきた我が長男でございました。
「名古屋発」でも語りましたが、行きと帰りでは、荷物の量が違っております。
1月4日夜半に帰宅。
第一声が。
「寒かったぁぁぁ」でした。
「途中雪は?」
「雪の影響じゃなかったけど、長良が二時間立ち往生。事故だった。それ以外は順調」
と、話しながら持ち帰ったお土産を広げております。
冒頭の写真は「朝の八甲田」というチーズケーキ。
ネーミングがどうも・・・別な方向へ行ってしまう酔漢でございます。

冬。朝。八甲田山。
ちょうど、気象情報で天気図を見ておりまして・・・。
「優勢なる低気圧が太平洋沿岸を北上。山は大荒れとなります」とか。
「・・・先は真っ白で何も見えないのであります・・・」とか。
「握り飯は腹巻の中さぁしまっておくもんだべ」とか。
(そうなんです。あの映画が・・)

まだ食べておりませんが、なかなかおいしそうではあります。
「ん?冷凍保存?アイスじゃないよな?」
「アイスな訳ないだろ!親父はちゃんと食品売ってんの?」
間抜けな質問でした。冷凍保存。そして解凍後の賞味でございます。

「これは、途中石川に立ち寄ったときに買った」
と出してきたのが。
「まぁ、冬、越前といったらこれだよな」
「『これ』と言われてもピンとこない・・」
「蟹に決まってるぅ!」シティラピッド君が力説。

インスタントの味噌汁系。
「蟹足が入っているのかぁぁ!これはすごいゾ!」
「よく見てよ!『写真はイメージです』ってあるじゃん!」
そうです。写真を見て、すっかり蟹足が三本入っていると思い込んでおった酔漢でした。
裏面を見ますれば・・。
「・・かに味噌エキス・・」と表示されております。
ちなみに、「石川県金沢市 (株)笠井食品」とございます。
「そうだ、金沢からもう一つある。これは多分親父好みかと・・」
と、彼が取り出したのは。

「甘えびのふりかけ?これも見たことがない。旨そうだな」
「俺も何も考えずに買ってしまった!」

「ごはんにひとふり、食にひとひねり。ついつい後を引くおいしさです。潮の香りが漂う格別な味わいをご賞味下さい」

これは、「石川県金沢市 ㈱ホクチン」というところのもの。
「さしずめ、金沢の『十字屋』みてぇなとこなんだ」
このお土産を見て、「十字屋の鰹酒盗」を思い出した酔漢でした。

最後はこれ。

「なんだ!これは?」
「今青森で話題になって全国に広がっている『味噌カレー牛乳ラーメン』だ」
「しらねぇぞ!いつそんなのが広まったんんだ」
「三十年前からあるらしいゾ」
「青森の友人はけっこういたけど、誰からもきいた事ないぞ!」
とパッケージを見ますれば。

(協)青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会 公認

とありまして。
「このラーメンを普及させようとしている人達がいる」という驚きと共に、その解説を見ますれば。

青森「味噌カレー牛乳ラーメン」とは。青森市内に広く浸透する人気の味。
「味噌のコク」に、「カレーの刺激」、「牛乳のまろやかさ」、さらに「バター風味」のバランスが絶妙なブレンド系ラーメン。
30年以上に渡り愛され続けるソウルフードです。
*→この商品は、牛乳ではなく粉乳を使用し、商品名「青森味噌カレーミルクラーメン」としております。

仙台「辛味噌ラーメン」。盛岡「冷麺」。しかしながら、山形は全国一のラーメン消費地。そこに青森の「味噌カレー牛乳ラーメン」。
パッケージには「牛乳を加えるとよりおいしさが増します」とあります。

昨日、年下が食べたようでして。
「親父、カレーと味噌と牛乳がまざったような味だった」との感想。
「ん?ちょっとまて。あたりめぇだぁぁぁ」

おそらく、彼の事ですから、得意の「鉄道写真」満載で帰ってきたのだと思います。
旅の話し、写真は後程、彼から聞いてみようと思います。
「今年初の旅だったわけだ」
「まぁ、今しか雪には出会えないし。あんまり多いのも困るけど・・・」
「今年も結構出かけるのか?」
「今のところ・・・春にちょっと南の島にでも・・・」
「意外な展開だな。お前が南の島とは・・な」
「まぁ、ちょっと理由がありまして・・ネ」
これ以上は笑って話しをしなかったシティラピッド君でした。

「そうか、お前も二十歳になるか!」
「そうそう、これで堂々と『浦霞酒ギャラリー』で買い物が出来る!」

やはり、そこに行きつくか!
息子よ!


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8 コメント

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そうです! (丹治)
2012-01-06 15:50:53
竹の皮のまま雑嚢にいれれば凍ってしまいます。
油紙や風呂敷に包んで、体に巻きつけるんであります。
「んだぁ、そうせねば凍ると、昨日の晩言ったでねぇか」。

すみません。八甲田を歩くと、一人で『八甲田山』ごっこをやってしまう
丹治であります。

萱野茶屋からは前岳が見えます。
「見ろ、大原伍長。あれが八甲田の前岳だ」。
「はあ、前岳とはでっかい山であります」。

ロープウェイで田茂萢岳に登ると、青森湾が見えます。
ヨロヨロと指さして、三國連太郎の口調で、
「あ、お、も、り、わん、だ‥‥‥」
と言ってしまいます。

小説と映画がごちゃ混ぜになっているところが、
処置なしですね。

酔漢さん、いつか青森五聯隊の行軍ルートを歩ってみませんか?
もちろん、夏にですよ!!

酔漢さんは、味噌カレー牛乳ラーメンを食されましたか。
JR勤務の友人に薦められた時には
「ゲテモノか?」って思いましたけどね。
でも食べてみるとなかなかのものでしたよ。

青森出身の研究室の後輩は八戸にいますが、
青森に帰ると必ず一度は食べるそうです。

味噌ラーメンの隠し味に牛乳を入れるという話は聞いたことにあります。
石巻の駅前通りの牧場ラーメンがそうでした。

その味噌カレー牛乳ラーメンですが、
カレー粉の香りがする味噌ラーメンですね。
返信する
一度試してみて下さい (ゴエモン)
2012-01-07 22:11:19
丹治様のコメントにありました、石巻の牧場ラーメン。
石巻に住んでいた学生時代にたまに食べていました。美味しいのですが当時の私にはいいお値段で…
そこで、自分で作ればいいと気付きインスタントのまるちゃん塩ラーメンを水と牛乳半々で煮るとイケるんです。寮では一時期ブームになったんですよ。
ラーメンは色々試してみましたが、まるちゃん塩ラーメンが合うようです。
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ゴエモン様へ (酔漢です)
2012-01-13 17:19:38
返礼遅れまして申し訳ございません。
藤沢市内「こぐま」ご存知でしょうか。
藤沢市内にあって唯一の札幌ラーメン正統派。
(ここ親父さん、ボクシングのトレーナーを長年していた人でした)
札幌味噌ラーメン牛乳バター。
裏メニューながら中々のお味。
なるほど、マルちゃんですか。
東北はマルちゃんですよね。
関東では案外知られていないインスタントラーメンでした。
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Unknown (ゴエモン)
2012-01-13 19:54:12
「こぐま」知っています。たまに、食べに行きました。「塩ラーメン」がお気に入りでした。
藤沢駅南口の「名店ビル」の1階に昭和を感じさせる内装のラーメン屋さんがあり、味よりその内装が気に入ってよく行っていたのですが、店の名前が思い出せずにいます。ビル全体がレトロで当時はさいか屋や丸井、小田急、西武と並ぶ中、一番フラッと立ち寄っていました。
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鉄旅いいですね (ひー)
2012-01-13 22:29:14
シテラピットさんは、満足だったでしょうね。
私ものんびり急がない度をしたいものです。

良かったら、以前の震災復興ダイヤのCDがありますので住所を教えていただければ差し上げます。
メッセージにでも入れていただければ嬉しいです。
返信する
そうそう (ひー)
2012-01-13 22:36:14
私のブログのサイドバーに「オレとシロバカ」をリンクしています。
地元の方が職場を引退後夢だったマンガを書き始めたそうです。
覗いてみてください。
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ゴエモン様へ (酔漢です)
2012-01-16 17:37:37
やはり、ご存知でしたか。
銘店ビルおそらく1階にある「こくや」だと思います。
団地へ上がる坂道交差点にもありますが、銘店ビルの方がおいしいです。
本当にレトロ、昭和を感じます。
御昼どきは並んでますよ。
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ひー様へ (酔漢です)
2012-01-16 17:43:46
お心遣い、ありがとうございます。
シティラピッド君には本日伝えました。
「御礼、どうしようか」と。
まずは、メールでやり取りもできますので、そちらからですね。
「オレとシロバカ」に、はまってます
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