先だって故郷から届きました。
「なんだや!佐々直の笹かまだっちゃ!」
でした。
もう、家族で大騒ぎでした。
「笹かまだ!佐々直だ。ひさしぶりだなぁ」と年下君。
「この前仙台に行ったけど『笹かま』は老舗で食べたいよね」とシティラピッド君。
「工場、無事だったのかなぁ」と家内。
こんな感じでございました。
宮城の蒲鉾は全国的に有名ですが、蒲鉾工場だけに沿岸部へ集中しております。
塩竈でも例外ではございません。
五月。帰省した際、北浜にございます「水野蒲鉾」です。
「こまっつぁき(小松崎)」から北浜保育所の階段を降り、丁度本塩釜駅の中間にお店がございます。
シャッターが開いていて、後片付けをしている社員の方がおられました。
思わず、声をかけた酔漢です。
「おらほの会社さぁ世話になって・・・再開はいつごろすか?」
「なんで、まんず横浜からすか?うれしぃごだぁ。来月(4月)初めには、限定で商品送られっと思うのっしゃ」
と明るい声で答えて下さいました。
販売する側の酔漢です。弊社の担当からはお見舞いがあったと話されておられました。
北浜の工場兼店舗も津波が押し寄せ、かなりの被害があったようでした。
お中元の季節。その準備が始まろうとしていた矢先。
会社のやはり主管部から1通のメール。
「石巻『白兼』は笹かまぼこのギフトのみ販売」
「揚げかまぼこが食いてぇ」とは思うものの、「笹かまだけでも、復活しだんだっちゃ」と嬉しくなりました。
宮城の蒲鉾が少しずつではありますが、商品が増えている。手ごたえを感じました。
【3.11大震災】名取市閖上/佐々直・佐々木悠輔さん
上記、映像は、我が家がいただきました佐々直の様子です。
「佐々直 佐々木悠輔さん」の3月23日の映像です。
この状況です。
こんなに早く復活を見るとは思いませんでした。
店主「佐々木 直哉」さんからのメッセージが中に入っておりました。
ご紹介いたします。
(略)弊社は、この度の震災で閖上本店工場が全壊し、一時的に休業を余儀なくされました。そのような中で皆様より心からのお見舞い、励ましを賜りました。将来は、必ず閖上名産の笹かまぼこを復活させると言う強い目標を持ち、まずは、中田バイパス店の製造ラインを改修し4月25日より営業を再開致しました。
(中略)皆様から頂きました数々のエールを励みに、新たなる100年に向けて歩みを開始いたします。今後とも、「かまぼこの佐々直」を宜しくお願い申し上げます。
平成23年6月吉日。
「親父!佐々直だぜ!こんなに早く食べられるとは思わなかった!」年下君。
「歯ごたえは独特だな。これが『佐々直さ』なんだろうな」シティラピッド君。
甚大な被害の中での復活。故郷の味を堪能いたしました。
贈ってくれました叔母にも感謝でございます。
さて、そぞろに頭の中は「くいしんぼう」となった酔漢です。
「他の笹かまは、どうなってんだべ!」と思ってしまいました。
仕事柄、塩竈ですと「阿部善」さん。「ヤマトモ」さん。は情報が入るのですが、「阿部平」さん、北浜「直江」さんはどうしているのかな。となります。
先、鮨でもないのですが、それぞれ、独自の味がございまして、「どれが旨い」というものでもございません。
「この店の、この味」と言う具合です。
もし「利き笹かまぼこ」というのがあれば、酔漢出てもいいかな・・・って思います(ん?)
藤倉の「小島」港町の「笹の浦」野田の「カネコ」偵山の「高浜」などなど・・・。
塩竈を出まして。
石巻「粟野」仙台「鐘崎」「阿部」なども。
それこそ、やはり懐かしい故郷の味なのでした。
幼いころの思い出です。
塩竈に「伊丹」という蒲鉾がございまして、父はこの蒲鉾が好きでした。
よく、自転車で買いに走りました。
お駄賃をいただきます。
その場で焼いている「出来立ての笹かまぼこ」です。まだ熱い感じです。
これを口に頬張りますと、なんとも言えない風味が口の中に広がってまいります。
鮨ともども「おらいはなんて素晴らし故郷を持ってんだべ!」
これは、今の年になって改めて思う事なのでした。
塩竈人なら・・・一人一人に自分の得意な「笹かま」があるはずです。
皆様のこだわりは?
少しばかり知りたくなった酔漢でもございます。
最後になりましたが。
「佐々直さん。早くの復活!大変嬉しく思いました。故郷の味復活!ありがとう!」
「竈っこ」→新しいスイーツ。
これを広めていこうと寡作中です!
どれも大切な地元の味。美味しく食べて応援していこうと思います。
コメントありがとうございます。
「直江」のかまぼこですね。
サッカー応援の際は、是非塩竈へもお立ち寄り下さい。
さて、浦和のサポーターとお見受けいたしました。
ちょこまかと・・・サッカーの話題を語っております。
大宮の監督は、高校の先輩です。
おとうふかまぼこは直江だけの触感ですね。
その昔、小学校の頃、この工場の近くでよく遊んでおりました。
「佐藤かまぼこ」は店内で焼いているのが見えるお店でしたっけ。
加工品ではある蒲鉾ですが、「焼いた魚」的な風味があったように思います。
(違ってたらすみません)
三角揚げ・・知りませんでした。
今もあるんでしょうか?
東北のとは違う風味でしたが、歯ごたえがあって、おいしかったです。
「宇和島てんぷら」は蒲鉾でしょうか。
揚げ蒲鉾だと思いましたが、これもおいしかったです。
想像を絶する光景と言っておりました。
高重は今度探してみます。
お知らせありがとうございました。
食べ比べはブランド名に左右されてしまうので、店名をわからないようにしてやりました。
結局、企画倒れに終わり、掲載はされなかったんですよっ
懐かしい思い出です。
コメントを書いているうちに、佐藤かまぼこ店の三角揚げが食べたくなりました!
仙台は転勤族が多いから仙台名物を特集しようと、笹かま食べ比べが企画のひとつに上がりました。
有名どころはもちろん、スーパーで売っている普段使いのもの、二十人町の佐藤かまぼこ屋も外せないなどえらく盛り上がったのを憶えています。
さて、あらゆる笹かまが勢ぞろいし、いざ食べ比べてみると・・・
皆さま、ご想像つきますでしょうか?
意外とそんなに変わらないもんなんですよ。
チェック項目は見た目、味、パッケージ、種類の多さ、添加物・・・だったかな?
始めはワイワイとやってましたが、食べていくうちにみんな???状態になってしまいました!
面白かったのが、味に自慢があると豪語していた人ほど添加物たっぷりのものを美味しいと言ってました。
そんなわけで、笹かまを見るたびにその光景を思い出します。
ちなみに私はスーパーで売られている普通のが一番好きです。
しかし、東北の方のかまぼこは食べたことがありません。
スーパーには、かまぼこやちくわは全国メーカー以外には、地元のメーカーのしか置いてないので。
「笹かま」。是非食べてみたいですが、メーカーさんが被災されたんですね。
山口にもかまぼこメーカー多いですよ。
萩、長門、下関、宇部、防府に多いです。
東京の人には喜ばれます。
「高重」の笹かまは、渡波の工場が無事で営業しているみたいです。ここも「高政」も、震災から何日目かしら?避難所に無料でかまぼこを配って下さったんですよ。できる範囲での営業だとは思いますが、この二軒は大丈夫。
>女川
女川原発が無事で、本当にほっとしました。津波から逃れるために、あそこへ避難された方が大勢おられたんですよ。もしも何かあったら、福島以上の甚大な被害がでたはずです。
女川の浜はなんも無いです。高台に残った家々も、ライフラインが回復しないので、避難所や別の土地に移り住んでいる方が多いです。うちの隣の奥さんも女川出身で、実家と共に末妹さんが流されて、まだ見つかりません。
あまり食が進まなくなった父でしたが「粟野」の笹かまが気に入っていたようです。
父が最後に口にした笹かまは「粟野」だったかもしれません。
今、ふと思い出しました。
藤倉は「小島」でしたか。それは知りませんでした。
小学校の頃、小島の傍に友達がおりまして、かまぼこの匂いがあたりに充満してました。
先月、塩竈から買ったものと言いますと「十字屋」の「塩から」でした。
「杜の市場」今度寄ってみます。
先ほど、アップした記事ですが。
藤沢に「面白い店」がオープンしますよ。
おいしいのでしょうね。
今度チェックしておきます。が、お店、工場の被害が気になるところです。
部下一名。女川出身者。
先月、お身内のご葬儀に参加いたしております。内規より二日多い休暇を与えました。
気丈にふるまう彼女ですが、心中察して余りある酔漢でございます。
「杜の市場」にある女川のウニとホヤの専門店のカラ付ウニが絶品です。たまたま口にしたのですが、復興の応援になれば、とたまに購入しています。
塩竈に帰省したら寄ってみて下さい。
長くなりすみません。
我が家はずっと「渡幸」でしたがお店を辞めてからは「小島」です。大のお気に入りは正月用なると。もちろん、笹かまも美味しいです。
今、震災前の品揃えになっています。ちなみに、「金富士」のチャーハンに入っているかまぼこは「小島」のです。
宣伝ですが…仙台の卸町交差点近くに「仙台場外市場 杜の市場「」
「~聞いたことがあるだけです」の後に来るべきなのです。
切り取り貼り付けを間違えました。
まだまだIT革命精神が足りません。
少々つけ足せば、酔漢さんと中学同期の友人が確か「鐘崎」に勤めていたはずです。
先に書いた新富町45号線沿いの加工屋さんのうち一軒のお嬢さんは、小学校の同級生。
やはり元気のいい子でした。
あともう一軒の奥さんとは、とあるスナックで飲み友達だったことがあります。
すずさんが名前を挙げたお店では、「白謙」のものを食べたことがあります。
今度、食べてみなくてはいけませんね。
「かまぼこは塩竈だが、石巻の白謙にだけはかなわない」
とは、行きつけだったスナックのマスターの弁です。
「高政」は残念ながら名前を聞いたことがあるだけです。
石巻も女川も、津波の被害がひどかったとこですね。
それぞれのお店、無事だったのでしょうか。
不幸にして被害に遭っているとしたら、
一日も早い営業再開を祈ります。
会社が無くなってさみしい思いをしました。
「増友」さん。忘れてました。
申し訳なし!
近所のかまぼこ屋さんがあるのも塩竈。
小田原は大きいところばかりですから。
そこはそこで味はあるのですが、「焼き立て笹かま」を食べられるのは塩竈人の特権だとおもうのでした。
津波で一階が水をかぶりましたが、最近営業を再開しました。
確かに加工屋さんは海の近くが多いですね。
三小への通学路、国道四十五号線沿いの新富町にも二~三軒ぐらいあったように思います。
子供の頃、あの笹カマを焼く機械が動くのが面白くて
ずーーーーーーーーーーーーっと見てたもんです。
見てると小母ちゃんが、ちょっと形の悪いのをくれたりして・・・・
あれ、うまかったなぁ。
笹カマはプレーンのを軽くあぶってワサビ醤油で食べるのが好きです。
チーズ入り、牛タン入り、カルパスソーセージ入りもあるけど、
やっぱりプレーンのが一番飽きがこないですね。
太鼓橋のたもとにあった加工屋さんのお嬢さんは、みやざきばっぱのクラスの同級生でした。
元気のいい(ちょっときかない)女の子でした。
成人して、きっと気っ風のいい姐御肌の女性になったことでしょう。
その子が「うちではチーズ入りのを作ってる」って言ってたのを覚えてます。
四十年前の話ですが、あの頃が変り笹カマの走りだったんですかね。