古川工業高校の健闘

大会が始まる前のくだまき。
石巻商業の話を語りました。
何度も話しておるところですが、小学校同級生「水沼武晴」さんが監督を務められ、やはり、「彼の甲子園出場を叶えたい」そう思ったからでございます。
はたして、昨日の決勝戦。
「二十一世紀枠」での出場はあるものの、利府高、小原さんも実力で夏の甲子園へ出場してもらいたかったのは本音でございます。
「仙台育英」「東北」の二強が準決勝で姿を消すという今回の大会。
「仙台商業」の名門復活を思わせる戦いなど、どこが優勝してもおかしくない展開だったと思いました。
さて、結果。
「古川工業」の甲子園初出場。
「古川」のユニフォームが全国大会へ出場するのは、酔漢の記憶にはございません。
「古川」という歴史ある町を全国の皆様へ知って頂けるいい機会になるに違いありません。

宮城県は先に語った「育英」「東北」の二強が各校を引っ張ってきた歴史がございます。
この二強を同時に倒さなければ、「甲子園」の文字はありません。
これは、高校野球に於いては、大変なプレッシャーになることでしょう。
「打倒育英」「打倒東北」は各高、球児達の目標には違いありません。
ですが、「甲子園へ出場」これを目標にしてはもらいたくないのです。
「育英」「東北」が強いと言われる理由の一つに同校が「全国制覇」という目標を、掲げている。
これを忘れてはいけないと思うのです。
強豪犇めく宮城大会を制した「古川工業」の諸君には、東北に住む野球ファンが待ち望んでいる「白河跡越え」を果たして頂きたいのです。
「初出場」であれ、堂々と常連校、強豪高に挑んで下さい。
「臆することなかれ」

新しい歴史を作って下さい。
ご活躍を期待しております。

そして、毎回このくだまきになりますと、結びは同じでございます。
小原君、決勝でのくやしさを是非また、次回へつなげて下さい。
水沼君、他校にはない多大なハンディを背負っての大会だったと思います。
「石巻」の甲子園出場を是非果たしてください。

全国各地で代表が決まっております。
懐かしい顔、いつもの顔、超高校級・・・。
再度、古川工業の選手諸君。臆することなかれ！挑む気持ちを忘れずに！
健闘を祈ります。