吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

掃除機能エアコン

2007-03-29 10:39:20 | Weblog
最近 家庭用の壁掛エアコンでフィルターの清掃を10年はしなくていい といった製品が出現しあっという間に売れ筋となってきている 
これが良いことか悪いことか は別として松下が最初に出して 東芝 ダイキンまでも 新モデルで登場してきた あせって作ったようだ
実はフィルターについては僕も以前から悩みの種で どうかしたら 全く清掃しない人がいて効かないのはもちろんだが結露や凍結になってしまうことさえ起きるのだ  天井内の空調機にフィルターを内臓させるなんてことを平気でやってしまう設計者がいるようだが 信じられない とさえ感じる(でもそれはいわゆるコンプライアンスには反しないので ゼネコンの設計施工ではよく見かける)
でも僕はこの清掃エアコンは別の意味で注目してる
まだ家庭用の壁掛しかラインナップが無いので あれだが 例えば平気で天井に入れてしまうことも出来るし、床下に潜ませて いろんな使い方が可能になってくる
例えば 床下に単純にいれるとどうなるか というと 冬はオンドル 梅雨時は床下の除湿乾燥 夏は床に穴あけて床冷房や漬物置き場などだ  身震いするほど 面白くありませんかね~ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エバーライト

2007-03-25 11:55:31 | Weblog
金曜23日に○○研修センターの竣工検査に行ってきました
4000㎡強の研修室や階段形式の大ホール等それなりに意匠に気を使うような
建物、しかも女性のお城みたいなもの
我社とメイさんも全力で最新の技術を導入した一品です
新技術としては 地中熱(しかも構造杭を利用している)利用、デシカント空調機、ミニコージェネレーション、オンドル式空気床暖房、ダウンライト吹出口の採用、雨水利用(安価な紫外線消毒採用)
照明ではLEDランプ等、中でも高天井大ホールに採用したエバーライトの照明器具

これはもともとオランダのフィリップス社が数年前から製品化していた水銀灯の一種で20年間球替え不要というもの。これを松下が製品化したものだから飛びついたわけですわ  見た目も悪くない うんこれは良かった 今後は高天井の舞台などは主流になるだろう
間違いない
今回もまたまたスーパーゼネコンしかも激烈な競争で決まったみたいなので、すごく心配していたのだが、なんと今回は感謝感謝 久しぶりにスーパーの底力を見せて頂きました。このスーパー最近ランキングでは2位に僕の中で上がりましたとさ
僕らが吠えるより彼らが全社で取り組んでくれたら やっぱりすばらしい
久しぶりにすがすがしい気持になることができました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふぬけ状態

2007-03-23 12:50:38 | Weblog
ここんとこ ちょっと 忙しかったせいか 腑抜けになっている
ここに書くことが何も浮かばない ということは いきどおりも無い
精神的な貯金をしているのだ と自分に言い聞かせる
忙殺というのはこういうことを言うのだろう  逆に言えば今までは忙殺されていなかった 自分を誉めるべきか周りに感謝sべきか 多分後者であろう
自分は幸せものだ

というか どうも 福岡、九州は以前のバブルの直前の状況にたいへん似てきている  
工事費が高い グラグラカリカリするようなことが続いている
やはり公共事業で利益を出せなくなって民間の激安 というのが期待できないのだ
そろそろ設計のスタンスを15年前のように転換する必要がありそうだ
経済設計にだ
2~3年前までは どんどんぶち込んでも落札金は同じ ならぼんぼん高級品をぶち込め みたいなことをやってきた  少しヤバイ
もう少し状況を見ながらやっていくことになるでしょうや
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真面目な商品とは

2007-03-13 17:22:53 | Weblog
ここんとこ海浜というか海辺に立つ既存の建築物の改修やリニューアルにかかわることが多かったせいか 
空調機がまだ10年なのに傷んでいる例や15年も経つのに頑張っている例
条件的にはむしろ悪いと思われるのに全く傷んでない室外機があったり
う~ん これはどういうことかな・・・
と考えさせられることがあった
うむ どうも勝ち組のメーカーの製品というのは安くて最も進んでいて良いようだけれども ここにきて再考せざるを得ないような感じなのである
例えば M菱電気やT芝 等は意外とリニューアルまでの期間が長くサビの進行も遅くて結構品質的には真面目に作りこんである印象があるのだ (ま これは数少ない僕らだけの印象なのであるが・・) で一番市場に出回っている ○社の製品はどうも長持ちしない印象である
う~む どうも融通の利かないメーカーは手抜きも出来ないというかマニュアルをきちんと守り過ぎていることで案外長持ちしている可能性があるのだ
この件については同業他社の印象も聞いて見たい
省エネや先進性も重要であるが 東京都の設備協会さんなんかが耐塩水試験をガチンコでやってもらうと面白いかも知れないのだが
逆にいうとMやTはそういう面でのアピールが欠けていてほんとの自分の良さが分析できていなくて 目前の市場に惑わされている面もあるようなきもするのだ
この件は各メーカーの存続にかかわる問題なのでもう少し検証し続けてみたいと思っていますのだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加湿ヤバイ(2)

2007-03-07 19:38:12 | Weblog
加湿器の運用の実態がまた 奇妙
2年経ったら大体は故障してほったらかしで加湿されているのやら
どうやら誰もわからない状態 使用者はもちろん、ゼネコンも
加湿は無いならないでいいものなようなのだ
でもやはり 中にいるレディの皮膚の老化は進行し、インフルエンザの菌は
活発になる ドライアイにも影響あるだろう
今後はどうしたらいいの?
ポイントはガス会社にあると見ている
彼らがそこに着目し給湯器メーカーに蒸気発生器をリーゾナブルな価格で提供させたならば、一機に流行するに違いない
僕も今後1000㎡以上になると三浦の蒸気ボイラを加湿専用で設置しセントラル加湿を入れようと考えているのである
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加湿がヤバイ

2007-03-03 13:37:07 | Weblog
日本病院設備協会 というのがあるらしい そこが管理指針 HEASというのを出版している さてここで何をいっているのかというと 今まで長い間 いろんな加湿器が空調業界では使われてきたのだが 殆ど99%のそれは危ない ということになるのである
えッ 何故?  つまり加湿の水は殆ど小さなタンクに溜めてそれを超音波やスプレー、もしくは布切れに浸透させたりして空気中に水分を供給するしくみになっているのだが その水溜りにレジオネラ菌が発生する恐れがあるので抵抗力の無い人の多い病院では望ましくないというわけだ  ハッハッハ どうすればいいんだ
方法は一つしか無いようである
蒸気である  そんなことはもとより解ってはいたのだ 金がかかるしメンテも大変だから殆ど最近では見ない方式である でも すれーっと 彼らはぬかすのである
貧乏人は加湿をすなと?
でも加湿器というもの 不思議なものなのですよ 設計打合せ時点でオーナーや院長に聞いても要るとも要らないとも言わないことが多い 住宅に至ってはむしろ冬でも除湿したいくらいに結露している 因果関係の多くは外気取入れが少ないので結果として想定の加湿量は不要になっていることが多い つまり空気を入れ替えない結果加湿は不要というか形骸化しているのも実情なのである
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする