吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

民間審査機関は

2009-11-28 17:38:46 | Weblog
今まさに建築審査を緩やかにしようという流れになっているのに
先日やっとの思いで中規模ビルの審査が終了したのだが・・・
うちのスタッフも慣れたもので相変わらず配管やバルブの単品の図面は手際よく
揃えていってくれる、だいぶ慣れてきたのだが・・・
民間機関は相変わらずしっかりと見てくれている
建築事務所の担当もうちの担当も若い場合はときどき僕が電話している
(出かけて行っても一緒だ、済む時は電話で済む)
最近ほんとに間抜けな審査をやってるというか、
常にむかつくのがエアコンのドレンの放流先だ
やっぱりまた 雨水側溝に流してたら
”ドレンはトラップを介して汚水管に接続してください”
と書いてある

僕: 僕が電話するは。トラップは冬の間に乾いて汚水から臭いが上がってくるじゃないか
スタッフ :もう修正しました。時間がかかるから。電話はやめてください
僕:・・・・・くそ~ 

マンションのエアコンはバルコニーに放流してるのに これは雨水に流れていくのだ。 とうちの中でわめいていたら、 マンションは良いらしいですよ と。
そんな馬鹿な エアコンのドレンは水や汚れももともと空気中のもの 鳥のフンと同じレベルなのだ。これは海水に流れてやがて栄養分にかわる運命だ。

今回は電話しそこなったが、今度は正式に申し入れしないといけない。 彼らが正しいとは限らないのだ。彼らは審査課の手先だけでなく下水道や水道局の手先にも
なりつつあるようだ  困ったもんだ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事業仕訳が始まった

2009-11-12 09:57:50 | Weblog
新聞で毎日賑わわせている無駄な事業を洗い出す事業仕訳
少しだけスカッとするような内容があって 心安らぐことがある
でもほんとに生ぬるい
今でこそ公共事業にタッチすることが減ったが。これら既存の施設も無駄の塊
だったと思うのである。ということはこれからもその無駄は繰り返されることになるような内容が多くあるのだ。
最近ある地方都市で設計の入札があったが予算は数千万あったらしのだが競争で一千万を超えたあたりで落札したそうな  出来るわけがないのに 何故?赤字が見えているのに  設備と構造だけでも合わせて1千万は最低かかろうかという物件でだ。  これはダンピングではないのかなあ。 結果手抜きが行われ 設計内容に隠れた無駄が生じ、結果として設計料が浮いた分どころで無いような損失がでる
のではないかと危惧されるのだ。
例えば空調熱源の選定、これ一つとっても設計者によって大きな差が生じる。
例えば 利用率の低い建物に氷蓄熱だとか また外気量の設定が最大収容人員で決められ、CO2センサーで制御されるハズが、制御方法や使い方が難しく結局使われてなくて 毎日毎日膨大な外気処理のランニングコストがかかっているとか、
またポンプの台数制御をするために2~3百万円のシステムを組んだが、結局その機能の20%しか使われなかったケースとか
実はこれらの無駄はある能力を持った人間が設計図をチェックすれば事前に防げるのだが省エネの御旗のもと その項目だけが評価され内容の検証がなさっれないまま、ポイントとして加算されるのだ。これは省エネ法やキャスビーの評価がそうなのだ。なんでもポイントを付加すればいいのだ。
今後はその中身と有効性を検証すべきなのだと思う。行政刷新会議には地方の技術者をボランチアでも募りその正義感に賭けてみるみるのも手ではないだろうか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする