吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

転勤や退職

2006-03-30 19:18:32 | Weblog
今日 自分の不在の時間に○立○調システムの○部氏が頼んでいたカタログをもってこられたようです  東京に4月から転勤だとかで
当メーカーは長い間 我が社の辞書には載っていなくて 最近 ○○重工との合併話やなんやで一時期どうなるのみたいなこともあったりだったんだけど  最近品質に目覚めて改革中かなみたいな空気もあって なんとなくぼちぼち解禁してリストにも載せようかと迷っていた矢先である  ほんとうに彼個人は素晴らしい技術者だ 東京が欲しがるのも当然であろう とても残念 もっといろいろ 教えてもらいたかった
どうして やっと理解し合えたころ転勤なのだ 振り返れば そういうのは今まで無数にあるのだ 転勤 転勤 それは大企業のなかの上から見た人事 顧客のことは二の次 
 ○部氏には是非頑張ってもらってまたご縁が出来ることを望んで エールを送ります ”何もしてやれずゴメンナサイ、私の口撃によく適切な答えをありがとう”
別にも ○ン○ーの優秀な○井氏が定年で辞めた  多分このひとは九州では理論と実務 理解力の総合力では残された現役含めても1,2を争う実力者 ほんとうに不思議だ もったいない このかたは九州にいるので再雇用はされると聞いてはいるが
 

 僕は明日は東京六本木ヒルズ 2~3日 ブログは休憩しま~す 
  また来週見てね




 
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我社は東京では一流?

2006-03-29 19:28:28 | Weblog
先日 ある都内の建築事務所から設備設計の依頼があった1700㎡位の店舗ビル
〔 いやあ 電気はいいとこ知ってんだけど 機械のほうだけでも請けてよ~〕
 
私 :飛行機代まで使って うちがする意味ありますかね~
先方:なかなか良い提案してくれるとこ知らないもんでね お願いしますよ
私 :う~ん チョット平面をfaxしてみて下さい アドバイスくらいしますよ
先方:すぐ送るからよろしく

で数日後
私 :これ 大変ですよ たぶん変更変更で 近くの事務所か サブコンに書かせ   たほうがいいですよ
先方:なんとかやってよ!
私 :航空代と宿泊はキャッシュですよ

みたいなやりとりでするハメになった

どうも 我が社は東京では一流らしいのだ(自画自賛すな!)
逆にいうとこの規模では大手の設備設計に依託しても わか~い担当者がついて提案のレベルでどうも満足できない みたいなのだ
前回のお付き合いのときも たいした提案はしていなかったのだが 大変なかいかぶりだ

福岡ではうちの限界は総工費60億の現場 東京進出すると600億になるかもしれない な~んて ひとり勝手に夢想していい気になったりして

ま 人に頼られたり好かれたり 悪い気はしない これ女性だったりするともっといいけど それは実力的に手遅れだ どうも昔から男性にはモテル
う~ん 実は東京は最高の人材もいっぱいいるけど ダメなのももっといるらしいぞ・・・

やっぱり東京進出したらうちの社員にももう少しお腹いっぱいメシを食わせてあげられかなあ~ 等等考えてしまう

でもやっぱり狭い範囲で出来るだけ近い現場近いクライアントと仕事はしたい
せっかく悪い事務所を捨てて良い事務所だけを選択して やっとここまで気持ち良くお仕事していける状態になったのに
東京でまたその選択をしていくのはもうキツイ
やっぱり やめた
でも 三顧の礼をもって頼まれた仕事、今回の依頼先には答えなければいけないと思っている
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売り上げ至上主義と支店文化

2006-03-28 14:03:07 | Weblog
福岡市というところは特殊なところである
そういう意味では札幌も同じかもしれない
何が特殊なのか??? 支店長が沢山いるのだ
なぜなら日本の一部上場企業の数プラスαの数だけ支店が存在する計算だ
で本社採用の出世コースのひとが支店長で朴任して2~3年で結果を出さなければならない あとのことはどうでも良い(ちょっと言い過ぎ)
とにかく売り上げを維持向上させなければ無能よばわりされて 永遠に出世街道から はじき出されてしまう そのプレッシャーは半端ではない筈だ 
もちろん利益を出すこともなのだが やはり本社はたぶんシェア争いに勝つということを重要視しているからだ シェアを取れば何れ利益は出せる  という考え方
シェアが落ちることは 会社の成り立ちそもものにかかわるからである
で 支店は何を考えるか まずは売り上げである 銀行の評価も聞くところによると売り上げがまず重要らしい
”安くすれば仕事はとれる” あとはどうやって 赤字を最小限に留めるか
 である
例えばそこで考えるのはサブコンであれば 機械設備も電気もまず頭で受けて電気は別のサブコンに下請けに出す それをお互いに交互にやれば単純には売り上げは倍に出来る 
等等 ま いろいろ名目上の売り上げは増やすことはお手の物だろう
利益は となると これは苦しい
これはとにかく安く請けたのは事実だから とにかく現場は死に物狂いで狂奔するしかない 
設計事務所のゴタクを聞いているヒマ等無いのだ
支店というところは福岡市とは言えども 情報は入るが技術情報は本社に集中していて 殆ど田舎状態 とうりいっぺんのことは立派にマニュアルに沿って答えて頂けるが それを一歩踏み込んだ途端に こちとらは変人扱いで 嫌われる第一歩である 
東京にあるクライアントの仕事をしたときである
M菱電機の換気計画やらエアカーテン効果の検討やら気流解析までやった資料がそのクライアントから送られてきた それは見事なものであった
つくずく 東京はいいな 本店はいいな と思ったものである
福岡市でメーカーがそんなことをしようものなら ”余計なことをするな 田舎の設計事務所には猫に小判だ・・カツ” と本社から言われるに違いない

東京に事務所を出すかなあ??
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ゼネコンの落札価格

2006-03-27 10:31:02 | Weblog
九州の景気は東京 名古屋 に比して まだまだ 底を這っているようなところがある
それは 競争入札の価格と 最低価格の業者との値引き VEによる最終値合によって価格が形成されている現実がある
どう考えても ちゃんとした工事をするのであれば 赤字が目に見えているような契約価格が殆どなのである
彼らの考えは たぶん こうである
”設計図どおりにはんとうにやる必要はなくて 設計図のミスやら つついて 施主の側も設計も変更が結構生じてくるので その増減やら あるし
それと 設計事務所も大手ではないし 今後出くわすことも無いので全部が全部言うことを聞かなくてもいいし  最後は下請けに協力させて(今皆仕事を欲しがっているから) なんとか自分たちだけは赤字を回避できるハズ”
  なめられたものである
九州はこんなことでいいのだろうか?
いくらなんでも 下請けが常に泣いたり手抜きしたり 腰を落ち着けて仕事をしていないじゃないか!それではいいものは出来ないよ
ひとつは 設計事務所が妥当な価格を把握できていないこともあるし、赤字で請けさせることで 1つの成果を施主に自慢するようなところもある
もうこんなことから 早く抜け出さないといけない 
どうやったら 市場価格を把握できるのか 真剣に工夫すべきである 

最近 我々が直接依頼できる 大工や配管工 ダクト屋さん 等々 職方との交流を進めて 細かい技術を学び またその悩みや価格のことを頭に叩き込むこともひとつであろう
一番いいのは たまには CM発注をして苦労して 施工者の痛みや 価格の実態を体感することである
最近は大手だからといって品質に対するモラルは期待できないようになってきた
何故なら 生活が成り立たないからである その為に設計事務所は存在する デザインを死守することも重要だが本質は施主の財産を形成し長年にわたって安心して使って頂くことこそが最も重要なことなのである
赤字受注はどこかに歪みがでるのである 以前は公共事業で儲けてバランスをとっていたが もう それは出来ない
   適正受注と品質監理
  いまさらながら大事だなあ と考えている 今日このごろ
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専門工事の設計と施工

2006-03-24 10:23:34 | Weblog
設備設計の殆どは自力で設計図を描くのであるが
中には 自分でやると途方も無く時間を要したり その道に相当精通していないと
経済設計が出来ないようなものがある
例えば 自動制御図 発電機 コージェネシステム 合併浄化槽などである
又 自力で書けるが 建築事務所との設計料の交渉過程でアウンの呼吸で ”いわゆる”お手伝いをして頂くケース  例えば防災図 弱電図 医療ガス等がある
建築で言えばエレベーターや駐車場システム等であろう
一時期に”性能発注”という図面の表現方法が流行り(今でも主流なのかな)
我が社もその方向に行こうとしたことがあった。今でもそれは理想とは考えている

設備設計によっては聞くところによると 空調 給湯 のメーンのシステムないし
例えば浴室の配管などまでメーカーに部分的に書かせて それを かき集めて 図面として編集したり するようなタイプの設備設計も存在するようだ

かなり 昔であるが合併浄化槽のしかも○岡市の仕事で あるメーカーが ”図面を書かせて欲しい”といってきて ”いや 今回は役所の図面だし 性能発注の図面の形式をとらないといけない” と
”いや メーカーの図面で以前はやりましたよ 大丈夫ですよ” と
”30万円ほど設計料を準備していますので” と
”いや うちはそれはやらない”  (やや侮蔑した顔で)
”すみません 忘れてください” (自宅兼事務所だった 我が家のタタミに土下座というのか 頭をこすり付けて ・・ちなみにその人は出世してすぐ支店長になっておられた)

別の物件で癒着の可能性とかで施主にチクられたり、脅されたり等もあったが

で うちは殆どが民間の仕事なので 金をもらうとかはともかく、多少のエコヒイキというか好き嫌いや 品質コダワリ といった理由で1社指定にすることも多い
そのことはオーナーも含めてオープンにしながら進めるようにしている
民間設計料の体系がそれらの専門工事の中身を分解して設計の仔細に至るまでの委託費までは無い という判断である  ひとつはタダで設計のときに迷惑をかけたことや多少気心がしれていて 現場でゼネコンを介さずに多少のことは責任をもってくれる
でも困ったことに価格破壊という現象でムチャな価格でそこ以外の専門工事会社が採用されてしまうこともママある 
”いいものは高い” でも”高いものは良い物とは限らない” 
ここらへんでは卑屈にならずに我が社の考え方を論理的にして押し通すというかゴリ押しする と言ったらへんだが そういうこともないと その人たちはついてきてくれないのだ
今後は談合がほんとうに排除されて常に赤字の現場が増えるとより難しくなる (ほんとうに談合が無くなるとは考えられないが今は増えている)
    う~ん   あとひとひねり  
もうすこし 自身の考えをクリアーにしておく必要がある

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お茶も出ない現場

2006-03-22 19:15:47 | Weblog
先ほど ある現場で長時間打合せをして車で40分 帰り途中にコーヒーを飲みながら 今 会社に戻ってきました ああ疲れた 宿題もいっぱい

ところで 最近の現場は 殆ど 自販機を用意していて 皆が勝手に飲みたいときに飲むようなシステムになっている現場が殆どだ

私は2週間に一度くらいに現場に行くので 打合せをしていたら 普通お茶かコーヒーがテーブルの上に置かれて ”あっ すみません ” といって楽しみにそれをススル のが普通と思っていたのであるが
今日の現場は 合理的というか 全く その気配すらなく 結局 4時間以上の間
飲まずじまい でふと気がつくと ”ああ 喉が渇いた でミスドでコーヒーブレイク して 帰社

何故か 大事にされてないような 感じになったのは 自分の修行が足りないのである
現場は競争入札でやっと取った仕事だからそんなコーヒーの粉はともかくその人件費は莫大で チリも積もれば・・・なのだ

とは思う 
でも日本の社会ははるばる訪ねてきた人には まずはお茶を出してリラックスしてもらう というのがまだまだ習慣になっていて (最近の若い人は少し違うかも)
なんとなく あの事務所のコーヒーはおいしいとか あの現場の事務の子はあいそがいい とか くだらない ささやかな 清涼剤になっているのも事実
コーヒーくらい自分の金出して飲めや!    はあ~い
とにかく現場はきびしいのであるの巻き   でした
しつこいが でも普通 誰か気にしてくれて 出がらしのお茶を 打合せの途中で注ぎにいってくれるものなのだが  やっぱりしつこいな僕は やめやめ

話はころっと変わって 野球は感激したなあ ほんと何十年ぶりの興奮
今年の流行語大賞は   人生最大の屈辱と人生最高の瞬間を同時に

でやっぱり 世界一になりましたね 僕らはそれほど 重大ではないが 子供は全然違う受け取り方をしているハズだ 今度は 中国から100mの世界記録が生まれて 東洋人がアメリカで胸をはって歩けるようになることを望む
  
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明日はキューバ戦

2006-03-20 18:26:23 | Weblog
明日 優勝をかけて キューバと日本代表が戦う
これは 何十年ぶりかの興奮を味わうことが出来る

それは 40年前にさかのぼる ニチボー貝塚とソ連との金メダルをめぐる
世紀の一戦 の興奮の再来だから
まさか こんなメジャーなスポーツで しかも 一応ワールドカップで
勝ってもらって 久しぶりに自信とプライドが日本人に湧いてくるチャンスである

いまでもニチボー貝塚の選手の顔や大松監督の顔は鮮明に私の青春時代の脳裏に深く刻まれている
今の十代の子たちに良い影響を与えて欲しいものだ 黄色人種コンプレックスからの開放だ

”東洋の妖怪たち”伝説である

松坂の気迫あふれるピッチング 松中のホームランで 優勝となったら 特に最高

松中と川崎と和田のうち二人がブレークしたら 11月にボーダフォンに切り替えることを宣言します

なんせ世界一 これを逃したら又40年後かもしれない
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マンションの排水系統ー福岡方式

2006-03-18 10:58:21 | Weblog
昔 昔 私が20代のころである
当時 住宅公団 という巨大な 組織があり そこの設備設計も随分担当した
そのときのノウハウは今でも共同住宅を設計する際の自分の深層心理のなかに組み込まれているに違いない 当時のお役所としては 技術的 建築思想的にも最先端を走っていて いわゆる他の地方公共団体や民間のアパート等は ココから波及した技術が経験がもとになって現在に至っているのは誰でも認めることである
そこでやっていたことはほぼ経験側に裏づけられていて間違いは無かった

ところがである
福岡の各ゼネコン(福岡の地場ゼネコンは低層アパートに関しては大手にヒケをとらない) のアウンの決まりごとがある これは公団方式に比べて過剰設備になっている (予算はキュウキュウなのにだ)
住戸最下階の排水横引き管は単独で 上階とは別系統で放流する  というもの
私の事務所は少なくとも10年前まではそんなことはしたことがない
でも ハンで押したようにマンション得意のゼネコンや建築事務所は うちの図面に対して まるで常識が無い とでも言わんばかりの 自信と確信をもって”そうしろ”と迫ってくる
10年前までは 現説の質疑で 必ずヤリダマに挙がっていた 
そのつど わたしは 今の設計のままで良い 変更はしない と言い続けた
我が社の物件はでも、それをしなかったことによるトラブルが生じたことは一度も無い

では何故 そういう福岡伝説というか福岡方式 が生まれて それが神話みたいになっていったか 
 最近ある傾向に気がついた
福岡で民間のマンションを得意とする設備屋さんは10社位あって
どうもそのあたりの会社は勾配に関してコダワリがさほど重要視していなくて
管理者の意識が 我々とは全く違って ”水は高いところから低いところに流れるっちゃけん ”  と 少々フラットになっている排水管を施工することに対してサホド罪の意識を持っていないのだ
そのせいなのか
ある西区の他人がやったマンションの大便器からの汚水の逆流の2年に渡るトラブルに関して相談を受けたことがあって その物件は 最下階が別系統になっていなかった  そのときの原因は その下流にあった 1階の排水横引き管が一部 逆勾配になっていた 1階の玄関ホールは石貼り そこを大きくはつり 管を別のルートにやり直して解決したみたいだ
つまり 福岡の最下階別系統伝説は 勾配が甘い (これは初期の段階でスリーブを入れるときにすでに原因がある) のが原因で 出来上がっていたことを確信した  
この排水管のトラブルの相談は以外に多い 全部といっていいほど”施工ミス”である 設計のミスではここまでならないからだ
でも その伝説は根強いもので うちの設計も そうすることが多くなった
こんな金もかかるし梁も穴が多くなるし やりたくない 一種の手抜き工事の保険みたいなもの キチット工事監理できればこんな必要はないのに
つまり福岡の業界グルミで 手抜きを前提とした工事を行われているのか
  というわけで そのつど うちが工事監理につく場合は 別系統にしないことで VE の提案をする
これが福岡 マンション建設業界の一端である
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建築家の住宅設備のチェック

2006-03-17 10:43:47 | Weblog
戸建住宅の場合 設備設計に図面はおろか監理となると とてもその設計予算のなかから 委託するのは難しいですよね
そこで 簡単なポイントを整理してみました
ちょっとした チェックで 設備やさんの本質が垣間見えるかも


★設備屋さんや電気屋さん選びのチェックポイント ◎ これは意外と難しい(中身が見えないだけに)

〔設備工事屋さん・電気工事屋さん選び〕
最初の段階で下請リストを出してもらいチェックする。 ・ 元請けの工務店と長く付き合っているか。 ・ 会社の歴史や得意な工事をチェックする。

★配管工事のチェックポイント 建主や建築家が気を付ける事 対策として
給水管 ・鉄管系を使う場合は技術を要する。
 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 ・継ぎ手は何を使って、誰が施工するのか確認する ・合成樹脂管を使う場合は支持に注意  耐衝撃性ビニル管 支持の具体的な方法を問いただす  
給湯管 ・ 一般的に被覆銅管 ・安易に給湯管を埋設していないか ●被覆銅管 (L 厚肉) を薦める職人は信頼度80% 
           M(薄肉)もある
排水管 ・ 配管 勾配 は絶対にとる事。
       勾配に対して強いコダワリを持っている職人は少ない
       金のワラジを履いてでも探したい
床下に人が入れるスペース に配管する事。
●硬質塩化ビニル管(VP) ・床下に空間が無い場合。 土間コンクリートを打つ前 配管を必ずチェックを入れる事。
水準器(必ず埋設の勾配はチェックし1/100~1/50の範囲に  ない場合は全部やり直しを命じる強い決意をもつことが重要
接着忘れのチェック  (これは意外とある)
他には     土間に対して吊ボルトを2mおきにだしておく

* 特に造り付けの浴室配管は大変気を使うところ

これを工事の初期に再三口を酸っぱく言い続けることは重要

★台所のレンジフード(換気扇)の音は小さくしたいですね?
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地中熱利用システムの報告①

2006-03-15 17:17:22 | Weblog
先日 福岡市中央区で竣工した5000㎡の建物
地中熱を利用して外気を暖めて建物の新鮮空気として利用しました
ある日の測定結果です
昨日は寒かった 外気は4℃です その外気を地中のパイプを使って暖め各階廊下に供給している  その温度は10~12℃ 普通は外気をたくさん供給したくても 寒いというクレームが怖くてかなり押さえ気味だったり ほんとに苦労するところですが 今回は予想を上回る結果 ビックリです 4℃と10℃では 体感は全然違う 工事費はかかるが この建物 たっぷりの新鮮空気を24時間供給できる 殆ど そのエネルギー費は無料 朝建物に入った瞬間 爽やかな空気を吸える

で 何故今回 こんな効果が出たのか
どうも福岡市それも天神周辺の温度は上昇していると 先日の新聞にも載っていたけれど どうも地中の温度も上昇している と 考えられる
予想では外気が0℃のときは7℃とメーカーの話はあった
4℃のときは8℃位で留まると予想していたからだ 事実久留米のある住宅ではその程度であった 
もうひとつの根拠は 我が社は天神 地下の駐車場の地下2階の気温は20℃ 寒くてもそれ位 結構外気の流入もあるのに (通常の地温は15℃といわれている)
というわけで 天神の地温は高い これは大変エネルギー的には注目に値する なにか大プロジェクトも可能かも 先日の地下鉄の排気もそうだが ”大都市の地下温度” というテーマ 大学の先生 来年のテーマにどうですか
逆にいうと 夏は地中熱の御利益を受けにくい となるのか 夏のデータはまた注目 ひょっとしたら ビルの冷房で地面が冷やされて 夏はうまい具合に地温が冷たい とかだったら 最高ですが 半年後に解ることである

いずれにしても この特性は知っておいたほうが良い

例えば天神の地下でトマトの人工栽培をしたらおいしいのができるとか
地下駐車場の排気の熱はヒートポンプの熱源として 使えるなら エコキュートの室外機をその排気口の側に置くとか
無限に使える事実  
      
       ・・・ちょっと専門バカのブログでした・・・
 


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