吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

エコの原点

2012-04-30 11:57:19 | Weblog
最近はエコに対する提案をプロポーザルだけでなく実際の設計でも求められるようになってきたよね。

思うのは いくらパッシブやアクティブで設備システムを工夫してももともと断熱や日射対策や様々な ”空調の負荷を減らす”という原点をちゃんとやらないと 殆どが意味の無いシステムになってしまうのだ。

では高断熱高気密にすればいいのか・・・・

う~ん いちばん手っ取り早い方法ではあるよね

それでは何のための建築なのか 楽しくもなんともない空間。。。

そうなんだよね 

そこがだから提案だろうが  頑張ろう


でもやっぱ空調負荷さえ落とせば エコは70%達成なのだ

仮に空調容量を半分に落とせれば 建築の50%以上を占める空調のエネルギーが半分になるので

全体25%以上の削減

ここにパッシブやら節水やらなんやら加えて あとはソフトの部分

簡単に見えてくるよね  建築家のデザインのエコ融合意識の変化に期待してます
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最近のニーズ

2012-04-08 11:36:55 | Weblog
ここ1~2年で施主側の意識やニーズが大きな変動が起こっている

エコ意識の高まり
    これは温暖化対策を国民の多くが意識しついでにエネルギーも安価に済ませ
    たいという意識がネット社会での情報の波に乗った

サバイバル
    やはり電気や水が止まった時にどうするかの備えを真剣に考え始めたようだ

快適さ
    風が当らない冷房がいい、輻射暖房が良い といったより不快感を無くしたい


アレルギー対策
    家族の中にアレルギー持ちがいてその対策を望む声

ランニングコストやメンテナンスコスト

    表現の仕方はいろいろであるがエコのキーワードでなくて節約、もったいない
    といった意識がより具体的、鮮明に 要求として多い


形は違っても役所も民間も個人も同じ方向に向かっている

大手の建築事務所はプロポーザルに多く参加することで エコについては様々なアイテムを
標準化して どの物件にもてんこもりをして空白を埋めているようだが
あまりにもプロポーザルが多くて個々の建物の特性や地域に合わせた提案というより
なんかいっぱい知ってますよ的のようである

こんな時代であるから 役所はエコの提案は定番のように求めているのであるなら やはりその方面の審査が出来る人材を  それも日本のトップクラスをいれるべきではないだろうか
いまの現状 提案を求めているけど 実態は 建築プランのみが審査されているようでならない
コメント (2)
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