吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

エコキュート+床暖房

2006-10-25 15:23:29 | Weblog
3000万円住宅でのエコキュート+床暖の設計折込完了
実はこの物件も僕がコンペのときに若干応援して勝った物件ので~す
さて なんぼの金額で見積が出てくるのか 緊張が10日位続く
実際にこのシステムが普通の家で使うことが現実的なのかどうなのか
解る日がもうすぐやってくる
ガスなら50万といったところが どうなるのか 定価ベースは解っているのだ
ガスのシステムなら 関連の専門施工部隊がいっぱいいて 施工のほうも心配はない 九電がガス会社のようにお世話してくれるシステムが存在すると安心なのだが
といった施工面の不安もある  ○水ハウスさんのように大量に買い付けできるところとの差がどうでるのか 注目である
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いざなぎ景気超えただと!

2006-10-23 10:06:52 | Weblog
政府の発表では好景気で いざなぎ を超えたということらしい

確かに東京と名古屋はかなり 良いらしい でもその地域でも国民の大多数を占める零細企業の人間はなんとか食っていってるというのが実態ではないだろうか

10年前からハードランディングだソフトだと議論され実際はソフト路線で政策が実行されてき、ここで景気はピークを迎えたとのこと

なんかおかしい
世の中 新聞までも 平気でこういう発表を何故できるのか
自分の意見もたしかにハードランディングの政策でいい と思っていた
でもその政策は 国民の我慢や苦しみに覚悟を促し じっと耐える 政策である
自分を含め廻りは台所が火の車になっているのを目の当たりにしているのに、全く正反対の認識を政治家の大半が持っていることに 非常に腹がたつのだ
いいではないかたいへんでも 競争社会なのだから頑張ったものがいい思いを出来るのだ
でも大企業中心、銀行中心の経済指標はともかく、実態を表す経済指標をちゃんと国民に認識させるべきではないのか 欲しがりません勝つまでは という標語は零細やフリーターだけのマイノリティの隠語として生き続けるのか
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プロポーザルの提示設計料

2006-10-19 09:38:55 | Weblog
プロポーザルやコンペのとき提案やパースを一生懸命やって、設計料も幾らになるのかを提示しないといけないケースが多いようだ(民間は殆ど)
そこで建築家は悩むのだ
安いほうが施主にとっては魅力的
とにかく、ここまで頑張ってやって、仕事は欲しい、これはどうしてもやりたい
確実にこの仕事を取るためには 設計料は他社と同等か安くしないと・・
という思いで 悩むところである
でも待って!!!
プロポーザルで安くとった場合 勝ったと言えるんですか?
提案で勝負して 自分なら他より1000万高いけど 貴方はこれを建てたいでしょう? 1000万円どころか5000万くらいの価値がありますよね!!
と思わせればいいのだ  (いいのだ  なんて簡単にいうけど)
だって勝者は勝って自分はもちろん周りも一緒に喜ばないといけないのだ
最低限の資金は必要なのだ
ここは勝負に出ないといけない  激安で仮に仕事が採れてなんお意味があるだろうか
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ラッキーボーイ健在?

2006-10-11 12:28:26 | Weblog
長崎大学医学部生涯学習国際センターの指名プロポーザル
私の立場は 設備提案の協力者 当事者は ”インターメディア建築事務所”
ここは島原半島で頑張っている  昔 福岡で頑張っていた佐々木氏
さっき連絡があって おかげさまで決まりました と弾んだ声
よかったね 涙がでたろう? うん出てきました ここんとこ負け続けていたから
鶴さんのお陰で方向性が見えてきましたから 自信もって取り組めました
とまで言ってくれた  こちらも涙腺が危ない状態
ある人から 以前勝ったときに 言われた言葉 鶴さんはラッキーボーイとして名が馳せると思いますよ という言葉が耳に残り  何とか勝たせなくちゃという思いがここのとこより強くなっていたので ホットしたという思いが湧いてきたのだ
ブログに書いていい? いいですよ
というやりとりでここに書いています
一昨日はソフトバンクで泣かせてもらって、今日はプロポーザルの勝者の一員、
金は無いけど俺はなんと幸せものか 
これからも人の喜ぶ場面をもっと見たいものだ
とりあえず ラッキーボーイ伝説 これから維持できればいいなあ

コメント (5)
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エコキュートの課題

2006-10-07 12:04:47 | Weblog
だいぶ前にこれからエコキュートの積極的採用について書いた
実際に設計図にも折り込んだがたまたま都市ガスが急きょ整備され
それだったら ガスにしたほうが安心、安価という結論になり、ガス式
の給湯、床暖房に変更してしまうことになった。
やはり今のところはエコキュートの給湯床暖房を採用する条件としては
①安価な都市ガスが来ていない
②プロパンも安く手に入らない
③施主の電化に対する願望が強固
といったあたりが条件になりそうだ
技術的にいえばCO2冷媒でなくR410A冷媒を使用したタイプがお勧め
理由はもともとCO2を圧縮して蒸発、凝縮を繰り返すなんてムチャムチャ高圧にならざるをえなくて いってみれば液化炭酸ガスを製造する機械なんてのは家庭でやるようなことではないのではないかと思うのである それに比べてR410A冷媒というのは最近ではそこら辺のエアコンに使われている冷媒であって、そのため圧力も低くて 冷媒も漏れたりメンテしたりのときも大変簡単で済むのである。圧が低いので冷媒制御がいろいろ出来て床暖房との併用機が簡単に出来たのではないかと自分は思っているのだが
それともうひとつ欠点は床暖房パネルの自由度がなく何故かしら指定してしまっていてその理由が定かではないのだ 自分は漏れのリスクが少ないタイプを使いたいのに ダメと書いてある なにか官僚的うさんくささを感じる
いずれにしても再度エコキュート&床暖房の採用をしないといけない物件が発生したので神経を尖らして計画しているところ
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大分給湯裁判の予想

2006-10-05 10:16:52 | Weblog
先日の住宅給湯のトラブルの件
僕にはおおかた結論が見えてきた
その時点で現場検証にいくらしく 僕にもついてきて と言われたが こんなことで50過ぎたプロが2人も行くのは恥ずかしいよ とお断りした  (施主が接待するとのことでチョットその気になろうと危なかったが)
ハッキリとしたミスが2箇所あるのだ
ハッキリとしたミスと言えばどういうことかと言えば
このような使用方法ではメーカー保障はできません
という部分がありそうだ ということで
ひとつは給湯機の小負荷長時間運転と循環用ではないのに循環していること
もう一つは 電気温水器以降の加圧ブースターポンプの使われ方、位置取り
である
僕もあえてメーカー保障をもらえないことを承知で変な使い方をすることはある
でもそれは理由があって、しかもその時は その意図を施主に説明し おおいに納得以上のものを得た上でやる これはむしろこちらの誠意や技術力に関して評価が上がるのだ
この物件 いろいろ稚拙な部分が目立つが 30年前の自分と重なる部分もあって、単に批判できないような気持ちが設計図から伝わってくる
このひとにちゃんとした師匠がいたら 惜しいなあ と思うのである
いずれにしても裁判は明らかに施主の勝ちであろう
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補助金の怪

2006-10-03 17:23:41 | Weblog
最近国の外郭団体で 財団法人ヒートポンプ○○センターというのがある
これは効率のいい空調機を使う人に対して補助金をだしてその差額を補って、国の
CO2対策の一助にしようという制度らしい
僕のバカがすぐ飛びついた 何故なら我が社はサブコンの設計や現場と違って当然のように最高効率の機種しか使わないのでうちの設計物件では全て補助金が取れるじゃん
と思った訳なのだ
ところが 甘くない
そう皆様既に察しのとうり このセンターはどうもメーカーが中心に立ち上げたものに違いない と確信したのだ
何故なら ある大きな家具やさんの空調リニューアルの設計の提案で 数百万の補助金を取れるようなシステムを考え 見積をガチンコでとってみた
なんと1000万以上も高くなる 補助金もらっても 高くなってしまう
そこで メーカーに八つ当たり でも結局ほんとはもっと価格破壊されるんじゃないの? いえこれは出来ないんですよ・・・
う~ん おかしい
で 僕の結論! 補助金の分は高く売るような談合をしているのではないか 公取に調べてもらいたいものだ
そして 我が社がいつも使っているエアコンより効率の低いタイプに補助金がついていて これは何なんだ! メーカーの都合では コレを売りたいんだもんね
というシナリオが見えてきた あ~あ やっぱ真面目にやっている人間には世の中あまくないや
こうなったら裏をかいて なんとか 施主のよろこぶ顔を見るため シナリオを次の物件でかくぞ 出直しだ 
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