吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

設計の営業とは

2010-11-09 13:50:49 | Weblog
ここ最近 建築設計の方々が仕事を受注され その大事なお仕事の設備設計部分を
させていただくなかで、以前と違って建築設計を施主に対して受注するまでのプロセスというか
パターンというか そういうものが100人100様であり 
え! というような 受注パターンが僕の目の前で繰り広げられたり、聞かされたり。

昔は 例えば 病院の設計であれば 大手の病院専門の事務所か その大手を辞めて独立し
顧客をつかんで、とか医者の同級生だったとか  であったのだが

最近は 施主のこどもがおたく系で後を継ぎやっぱりおたく系の建築家の友達に検討依頼したのが20億位の物件だったり

K君にいたっては 事務所を辞めてはみたものの 仕事は当然取れず、下請けをしながら
悶々としていたのだが
ある日住宅の改装の幾らにもならんような仕事を離島でしていたら、2000㎡前後の老人ホームの仕事をその主が紹介してくれたのでした。 その時もK君はテンションあがっちゃて どうやってその仕事処理するかとか免許無いので誰と組もうかとか 実に幸せそうでした。  よかったね 生きていりゃ チャンスは来るよね
そうなんですよ 信じられないですよ・・・
とかいっていたら こんどはK君10億の宿泊施設をやらんか て言われたとか

”え~うそ~”  ”いやほんとなんですよ” ”その話 新ぴょ性あるの?”
”実は僕 あるおばちゃんと仲良くなてですね  その人の旦那がすごい力のある人
 らしくて”
こうなると僕も多少のゼラシー半分で ”いやそんなに あんた10億の設計を 名指しで
決めれる人なんてざらにはいないよ!”
なんてやりとりがあっている最中なのだ この話が実現したおりには 是非K君の許可を得てその おばちゃんキラーのノーハウを公開してもらおうかと思っているのだ

とかいう感じで 超若い 建築専門でない人だったり

デザインが抜群にうまくて、頭が良くて、ストイックに仕事をこなして・・・といった
完璧主義者に仕事は集まらないようにできているのが 最近の不思議な現象であるのだ

やはり 基本的な優しさだとか 背後霊 とか なにか他の力が働いて平等に人にはチャンスをくれているように思えてならない

磨くは 人間力  といったところなのか・・
コメント
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