吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

下請けがゼネコンを育てる?

2014-01-26 11:30:19 | Weblog
最近は人が足りないことが半ば常識となり現実に物価スライドをゼネコンが堂々と要求sたりとか、ちらほら見聞きするようになった
でも全ての現場がそうなのかというと どうも違う現場もあるようで、今の世の中混沌としている。
先月から我が家も20年過ぎて古くなってたいがいに屋根や壁の修繕を余儀なくされ、当時うちを建ててもらった一人親方の工務店にお願いをしようと見積をしてもらったのだが。
いろいろあちこち修理も重なり300万くらいかなとザックリ思っていたら200万の見積で工事はすぐにでもかかれますという。
これはどういうことか・・・・ 一人親方が人を集めれるのか・・
いろいろ聞くと うちは現金で払うけんみんなするんですよ  という答
なるほどやっぱ人間性や長い付き合い 加えて安くてもお金の心配せんでええ。
もうひとつは 5000m2を超す大型施設。設計も終わったものの 結構あれもこれもと理想を盛り込み 相当なVEを繰り返し、結局長引いて 苦しむのかな   ・・  
と思ったら  多少のVEはあったものの 従来単価であっさりと契約してしまったのだ。

これって どういうことか   当然そのミステリーを解決しないと・・・
聞き込みをすると その会社大きくない地方のゼネコンだが 下請けにはたいへんに厳しいのだが、支払いはたいへんにきれいで  それで下請けが付いてくるらしいよと。
うん  だろうな どう考えても 各下請けやサブコンはこの会社と一緒に仕事をしたかったんんだよね
そうとしか考えられないのだ
なるほど しかもそこの番頭さん的な人は、たいへん正直な物言いで いわゆる一般論はなくそのぶん品は感じられないが なるほど・・・  ”うん”  この人なら  と
ならばたぶん社長はもっと期待できると想像してしまうのだ
でなにが言いたいかといえば
たぶん下請けがゼネコンを選ぶ時代が到来???
つまり理不尽な元請けよりは気持良く仕事ができる相手を求めて 高くしたり安くだしたりして 結局はそこでゼネコンが淘汰されかねない事態
昔のバブル期はいわゆる このさいボロ設け で高くなっていただけだった反省のもと   今度は上請の選択に使いだしたのではないか
そうなると うかうかすると人情のあるゼネコンが生き残る 良い時代の到来かも
  それはそれで あとで振り返ると あのときは・・という話が されるのだろうね
コメント (2)
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今年の心得は

2014-01-11 16:43:00 | Weblog
今年の心得はやはり人出不足と建設物価上昇にどういうふうに対応すればいいのか

ということになるでしょうかね・・・・

でも今まで僕らは無駄な設計をしてきたつもりはないし どうすればいいのか

やはり 当り前なのだけれど やはり10馬力の空調を 工夫して8馬力に落とすとか

結局はあらゆる部分で工夫を重ねる これが積もり積もって同じスペックでも2割は工事費も

光熱費も下がる

ということにひとことで言えばなる つまりそれしかないのかな

と言いながらもこの部屋は50%の空調でいいかもしれない でもリスクがいやだし普通に

して設計しておこう たぶん今の時代そういったリスクマネージメントだけが流行っていて

大手のゼネコン設計事務所はとくにその部分が仕事の大半を占めていて 実に悲しい気持ち

になることも多いですね~

最近はとくに給湯管の材質についてゼネコンもサブコンもとくに管材の変更を提案してくる
ようになったのだが 何故ことごとく最近 そうなのか やはり結構漏水や錆びなど事故が
頻発しているのが伺える
最近のやりとりで設計では耐熱塩ビライニング鋼管でスペックしていてそれをsusに変更したい
と申し出てきました えっ SUSのほうが危ないのではないの?と聞くと 最近全部SUSです
という返事 
でもおたくの標準であれば慣れてるほうがいいから認めるけど 増額は認めないよ!
といったら えそれは無理です ときた すかさず では設計どおりにして下さいと反す
う~ん というので 当り前でしょう 設計が危ない管ならともかく 万人が認めるほぼ最良の
管をダメ 危ないというなら 単に工事が下手くそなだけということにならない?
というと 確かに と答えた
とまあ 今年は大手のサブコン 漏水事故絶滅キャンペーンの年になりそうです
そしてステンレス管が九州に根ずく年になるかもしれない

ことしもアイデアと品質と快適とエコ がんばるのでよろしくお願いします
コメント (2)
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