吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

環境共生住宅

2010-02-20 09:46:16 | Weblog
昨年北九州市のプロポーザルでいただいたエコハウスの現場、3月には完成します。
先日中間の現場見学会が行われました勉強会  この事業は環境省が補助金を出し採択されたものについてエコハウスのモデル住宅を建てようというもの。 設計は醇まちづくり研究所で協力者は丸谷さんや風の専門家やうち等大勢で設計したもの。公共事業はしないといいながらもプロポーザルで得たものはしなければならないし、環境と名がつけば自然と燃えないわけがない。しかし そこはやはり官僚初めさまざまな意見があるなか、大変でした 内輪げんかはするは 最後の減額するは・・・
でも最終的にはそこそこいいものが出来つつある
OMソーラーを主体とした木屑の断熱材や透湿シートやペアガラスにエコ温室に土間の部屋
設備ではクールチューブにエコウィル(もともと燃料電池にするかどうかでもめにもめ、結果はエコウィルでほっとした)ソーラー電池等等
そもそもなんでOMなのかというと、もうすでにOMの特許の期限が切れて誰でも自由にマネ出来るのだ。これだけ長い間実績を伴うエコハウスは他には見当たらない、今後自由に改良しプレミアムを付けて設計するのも面白いかも
この住宅いいか悪いかは別として、そもそもなんでこんなもの作るかはよく解らないのだけども、 皆さんも結構利用できるのだ。補助金を使っているだけに、市民がオープンに利用できるものらしい。施主を案内するに際して 例えば断熱壁の裏と表の構造の断面を展示してしかもその部分の温度がリアルタイムで計測表示されたりとか、様々なその効果を見せるために金使ってるのだ。こだわりの施主にはエコの殆どの要素が入っているので1回案内するとかなり手間が省けて便利。完成したら 戸建の設計の折は案内するといいのではないか。設計中はいろんな意見を排除するのにエネルギーを使ったが うんまあよく出来た どうぞ皆さん利用してね

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テナントビルを採れ

2010-02-07 14:34:11 | Weblog
ここのところテナントビルに随分かかわっているのです
大名、赤間、熊本城下それに中州の大型ビルのリニューアル提案と
中州も大名もビルオーナーは正念場を迎えている
テナントビルの計画でやはり重要なのは客を引き付けるデザインやにぎわい、
あとは割安感などであろうが、ここのところやや総合的視点を入居者も
もってきたようだ。入居者がこだわりならこちらももっとこだわりがいがあろうと
いうもの。ビルとテナントの共存繁栄だ。
ひとつは、インフラやメンテナンスやランニングコスト、清掃などといった
今後起きるであろうことに対する備えや安心感だ
とくに飲食は立地もだがやはりその継続性が重要で食の内容そのものが最も重要で
入居者も最近では相当な心構えでないとやっていけない。
テナントビルでは過去には入居者が入れ替わるたびにA工事のゼネコンが資料を提供
したりインフラの打合せにきたり、またB工事と称してボッタクリのスプリンクラー工事
をやってみたり・・・ こんなことは小さいテナントビルは絶対に許されない
やはりテナントビルの魅力は設備の視点でいうと 例えば グリーストラップの清掃は
中央式にしてテナントに対しそのメンテナンスから解放してあげるとか、排気ファンは
音がやかましくないよう配慮してあげるとか、ガス料金が大幅に安くなる仕掛けとか
多くの隠れた目玉商品があるのだ。そしてそれを具体的にアピール、プレゼンしないといけないと思っているのです
いままでは”テナントビル=インフラをもってくだけ”だったが やはり真剣に提案すると
面白い
ちなみに中州の既存店のリニューアルの現場調査でなかにネットカフェがあって会員になってみました。し~んとしていて 独特の気持ち悪さ でも30分でパソコン付飲み物自由で新聞マンガ読めて200円とは やみつきになるかも (現場会議はここでは無理か)
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