吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

なんか暇

2008-10-29 11:04:47 | Weblog
暇である
暇といっても何もやって無い訳ではないのだが
実施設計はまだなんとか在るし
僕が暇なのである 僕が暇ということは計画物件が無いということ
例年なら気にも留めないし少し時間が出来たからカタログや専門誌を
読み込んでおこう という気持なのだが なんせ今の時期 我々ではどうしようもない無い アメリカ発の未曾有の不況が訪れるのではないかという 重圧を消すことが出来ないのだ
でも 僕は今まで皆に言ってきたのだ ”暇なときはチャンスである 急に備えて
データ整備やら勉強やら省力化のソフト作りやらやれるのだから 暇なときこそ
忙しくなければならない” と  つまり暇なときにどう過ごすかで勝負は決まるのだと 僕は思っている
ここのとこ僕も少し新ネタ不足だったし もう一度じっくり地べたに座って冷静に
業界や技術 進路探求やらやるのだ
それと小さな物件に勝手に破格な時間をかけてみるのも凄い栄養になるのだ
戸建住宅の設備設計省力マニュアルを作ってみるかな
でも今はまだお陰さまで仕事は切らしていない ちょうど気持ちよくやってる
これで食えれば最高なのだが・・・
あ それと気流シュミレーション研究してみるかな
コメント (2)
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厨房設計について

2008-10-17 16:43:53 | Weblog
厨房のレイアウトは通常はフジ○○や星○等にスペースを示してここで検討しろ
1日200食だ! 等といって渡して レイアウトが出来上がる それをもとに施主が
検討して OKとなって  僕ら設備屋が入り込んだときは大体出来つつあるころで
”もうすぐ挙がってくるからメールしますよ”  となるのだ
でもでも 中の動線や納まりはいいとして  それでは換気が不合理だ空調が
やりにくい  といったケースが多々起きるのだ
じゃどうしたらいいの
最初に 厨房屋さんに ここらに熱機器を集めようとか空調の風でレンジの
炎がかき消されないようにとか 一応打合せを行う
※予算が極端に無いときなどは熱機器は窓側に設置すれば換気も簡単
※排気はいいとして給気はここの外壁ガラリからこういう流れで来るから
ここは空調効かないよ とか 様々な検討が必要だ
僕が思うに建築士はここらへんの検討を放棄している、そのレイアウトが
あとあとどういう影響があるか等とは考えていないに等しい
昔と違って厨房の働く環境は大変重視されるのだ 

”そんなことは設備の技術でなんとでもなるよ、智恵だせよ”

それは分かる  でもダクトは無いに越したことはないし
作業環境は快適にこしたことはないのだ
外気負荷がいかに巨大であるか
ミニ知識をひとつ  200φの換気扇を1台設置したときの空調負荷はどれくらい
増えるのか
3.0kwの家庭用エアコン2台をさらにその為に増設する必要があるのだ
だから 
すでに3.0KWのエアコンを1台設置している部屋は 換気扇を1台設置
した時点で2台増えて合計3台が必要に なる のだ
大げさなようだが 紛れも無い事実

建築家のみなさん~  これは覚えておいて損はないですよ~
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建築物の定期報告

2008-10-05 14:58:32 | Weblog
建築基準法が改正になり、 最近とくに ”建築物の定期報告”というものが
にわかに
脚光?を浴び よく僕のところにも相談が舞い込む
最近の例では今までもそういう届出の義務はあったようだが まだまだ無視しても
問題ない状況であった(つまり いい加減に○付けて出しておけば良かった)
ところが 法整備も進み、 嘘の報告が出来ない雰囲気になり 大騒ぎである
なんせ まともにやると30万円はかかる大型建築では まともに見積もったら800万円かかるとかの試算もあったり 皆さんが情報収集におおわらわである
建築事務所によっては 一切やらないよ というとこ、逆にこれを契機に営業活動につなげていこう というところ。 さまざまである
建築センターはこの届出受けてをどうするつもりなのであろうか
たぶんどうもしないのである
もし事故や火事があったときは 自分たちは報告を受けているよ!!
となるのだ
この書類 一級建築士か設備検査資格者しか出せない 検査資格者なんて周りで
は聞いたことも無いくらいで殆どいないので 事実上建築士の仕事である
でもだ実際にその気があって対応しようとしているのは 全体の10%くらいのかた。でも ビルのオーナーにして見れば毎年のこの出費はたまらない。
もうすこし 現場を踏まえたなるほど よく考えてるな という要領書を作って欲しい
この要領どおりやるととてつもなく大変
ま ビル持ち主からそのうち ブーイングがでて                この法律はまたまたマイナーチェンジ
になるだろう
※でもこの市場はムチャムチャに大きいのだ なんせ日本中の特殊建築物の数×30万円/年間としたら 想像できないよ
コメント (6)
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