吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

ブログの副作用

2006-08-31 13:25:42 | Weblog
お蔭さまでブログというものを書き始めて私の思いを皆様に伝えることが出来て
どちらかというと、その効果はプラスの面が多いようです
でも思わぬ面で相手に気を使わせてしまったりということがあって チョット迷惑をかけているような面もあるのでした
自分の思ったママ一気に書き下す、また、変にカッコ付けずに下衆な自分もマル出しに表現しすぎることから おこる
例えば先ほど よくうちに出入りしてもらっているメーカーさん、  今日はお菓子をもってきていた 
”ブログ面白いから良く見てますよ”
ピンときた僕  あいたたたた
”あれ~ ゴメン 昨日の ブログ見たんでしょう?こんな気は使わないでね”
ま 半分ユーモアと解釈しましょう  多分昨日の [てぶらできた] の記述のせいである  
お菓子より いつも迷惑かけたり、協力願ったり 、一緒に冗談いっていただければ そっちのほうがうれしいんです、そのぶん仕事に集中してくださいね
あるお客様である事務所にいったときは
つるさんきたぞ、お茶お茶早く!
お茶が出なけりゃブログに書かれるぞといわんばかり、 あいたたたた
すいません  決してそんなつもりではあの記事はかいてないのです
ま、これも僕を半分は茶化しているだけなんだけど
お茶とかお菓子とか なにかを表現するのには一番解り易いので
もっと表現については勉強しなくちゃな 
と感じています
次のテーマはいよいよ 営業の極意とはにしてみます
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サブコンの逆襲

2006-08-29 10:06:27 | Weblog
先日キャンセルしたサブコンが事務所で打合せ中、突然やって来た

”ギク!” 打合せ中だったので、”また出直します” ”いいですよ どうぞ”
と 話が始まった 地方都市の出張所長で いまうちが設計中の3000㎡くらいの物件を営業中で、最初に当然建築事務所にあいさつにいって、”シードにまかかせている”と言われたらしい。
”悪いけどあんたのところは絶対ダメだ、営業力で強引に取ればいいじゃないか、うちは監理から降りるから” なんて話をしていた
ただその彼らの過去の弁明の中で非常に重要な 事柄というかゲロしたというか、
”あの時期実は問題社員がいて、社内個人商店の状態で、営業力もあったものだから、放置してきました ” とのこと
”あ~あ、なるほど解るような気がする、あんたがここまで言ったんだから、それは見直しのきっかけにしよう、でもダメなものはダメ”
てな話でお帰り頂いた。 この物件邪魔されたら3度目だ おれは正義の戦いをやっているだけ ( と自分を励まさないともたない ) 
そしたら、なんと支店長や営業部長を連れて昨日やってきた。
しかも手ぶらで (僕もなんかあさましい、でもそのほうがお互い良かった)
2年前に支店長は赴任したらしい、過去の悪行の数々、言ってやた そのときの僕の顔はおそらく この世のなかで最も醜い顔 に
”あんたがたはおれらをなめてるだろうが、一見さんだ なんて 東京の大手の事務所には評判悪くないものね~ ”
などと悪態をつきながら
”今後は会社を改革していきますので、・・・・・うんぬん”
”ま、口ではなんとでもいえますからね、ところで施工図は外注でしょう?”
不意をつかれて 一瞬狼狽がみてとれる、なんと言おうか考えている
”うちも最近外注を切りまして、殆ど自社で書いております”
ま、ほんとかどうだか
でも良く考えて見れば うちにそんな力は無いのだが
つぎは”絶対ダメ”はやめて”ダメでしょうね”くらいに格上げするかな、いつまでも狭い業界だしね
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設計事務所を監理してきました

2006-08-23 14:37:10 | Weblog
今日さきほど大分から帰りました
なんの仕事かというと
地場の設計事務所に設計監理を依託してほぼ完成している竣工検査まで
一応完成している2000㎡くらいの
病院の施主検査をしてもらいたい との話だった
あんまり気乗りしないなあ~
逆の立場に立つとたまったものではない
でもそうなってしまったイキサツは彼らにも問題があったということ
建築と私の2人で
現場を廻ってきた
相手方は設計が5人、ゼネコン、サブコンと 大人数をぞろぞろと引き連れ
1時から7時まで
私の連れの建築担当は名うての鬼監理者 現場で大声で怒りまくる
なにもそこまでは 相手の立場もあることだし、 と事前に私に
言い聞かせていた張本人が暴走
設計事務所の担当者には結果同情した 泣き顔である
建築事務所の所長は終わったあと ”勉強になりました” と  本心はハラワタ煮えくり返ってるに違いないのに  つらい一日であった
でも救いがあった
事務所の設備担当は帰り際 ありがとう御座いました。 これでうちの建築の設備の認識が今後変わると思います といってくれた
そう 例えば一つには 点検口 30箇所ほど増であり、エキスパンションの配管施工はやり直し ほかもちょこちょこ 設備から建築に大迷惑がでた
でも正論に彼らは拒否できない
オーナーからも感謝の言葉を頂いた でも後味悪
今後は団塊の技術者こういうアルバイトがはやる時代かもな
設計事務所もまたまた受難の時代きたるか
と思いつつ汽車でぼ~っとしていた
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プロポーザルの目的とは

2006-08-20 11:55:30 | Weblog
以下は冊子の原稿の最終章になる予定の文でした

Ⅲ  プロポーザルの目的とは
プロポーザルでは仕事に結びつくかどうかの当ても無く、メイ建築研究所に付いて行きながら
当選した報告の一報をもらったときの感激はひとしおだった。それだけに設備事務所界の代表
として恥ずかしく無い仕事をしなければと夢と緊張の日々を送りながら、打合せの日がきた。
だけども・・   全体会議で繰り返される 言葉 言葉 言葉
[ プロポーザルで選んだのは提案そのものではありません。 優秀な設計事務所を選んだ
だけのことであって、中身に関しては標準に準じてもらわなければなりません。 ]
一体 プロポーザルの目的は…   市の各担当者の方はプロポーザルの中身を読んでも
くれていなかったのだ。
標準設計に合わせないと管理運営が大変なのは理解できる。でもどこかでチャレンジしないと
いつまでも京都議定書のクリアーも出来なければ、生徒の情操教育も出来ない、ひいては
学校建築における設備工学発展のリーダーシップもとれないのではないでしょうか。
政令指定都市で九州各自治体のお手本になっていかないといけないのに。
結局、地場の技術の研鑽の芽を摘まれてしまうから、オリンピックの施設のメーンは、またまた
東京に依頼するしかなくなる、と思うのである。

ある事務所は市長にクレームの手紙を出したらしいのだけれど それでも根っこは変わらないがとても勇気ある行動であったと思うのである
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プロポーザルの実施設計

2006-08-16 09:54:01 | Weblog
  電気担当者のひとりごと
提案が先なのか、マニュアル・参考図が先なのか?
提案が先だと思ったのだが、限りなく参考図通りとなってしまった。
建築の大胆な共用部に触されて電気設備としてはまず照明プランから提案が始まった。
大きな吹抜けの無電極放電ランプの提案 (ランプを取替えるのは器具を取替える時という
程寿命が長い)
夜間の使用が少ない廊下はダウンライトで!教室は効率のよい反射板付の直付け器具で!
付ける方向もグレアを考慮した方向で!
やさしい明かりの部屋もあっていいのでは!と間接照明も!
外光から遠い共用部は子供の心に色温度や演色性で落ち着きを与えてはどうか!
あくまでも子供の方に向いた視点での提案を行ったつもりでいたが…・
どうやら建物はその方向でよくてもメンテがかかる照明設備は管理者の方向を向いてないと
いけないらしかった。
あらゆるデーターをだしたにもかかわらず、ことごとく却下された。
設備担当の方とのコミュニケーションにより、いくつかは残っていたが、最後のチェックで変更
となってしまった。
設備課の方全員と話を進めるべきだったようだ。検討提案が全て無駄に終わってしまった。
省エネも学校レベルではまだ意識の範囲外だった。
省エネの話をしようとしても
[ 省エネに関しては…決まった電気代を各学校に配るだけだからね…・ ]
[ んまあ そうなんですかあ…・ ]
[ 一般教室の照明に倉庫に使う直付けの蛍光灯を何故使うんですか? ]
これに関しては返事をもらえなかった
唯一残ったのはあまりにも一般的なトイレに人感センサーをだけだった。
幹線ルートの計画に関してもいろんな比較検討をしてルートが決まった。こちらの提案はピット
を中心にしたルート、設備課は1階天井内を主張。どうもピットに対してトラウマがあるのか、
ピットか天井かは全く最後までかみ合わなかった。最終的には体育館送りの幹線のみをピッ
トに入れた。
当たり前のことだが、公立学校の場合は特に人事異動があるので、どの学校も同じがいいよ
ようだ。 安くて、判りやすく、効率よくて、管理しやすい。、将来改修にも簡単に対応できる。
しかし学校の形状が今回は一般とは全く違う…どう合せるか?
幹線・弱電に関しては建築の特殊な形状に合わせていくことだけが設計になってしまった。
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プロポーザルの建築にかかわる提案

2006-08-11 18:29:07 | Weblog

設備が主張した建築に係る提案

 建物配置と向き
プロポーザルで最初の話題というか、難関は [ 建物を敷地にどう配置するか ] という問
題である。私の主張は 東西に長く 教室が南に面する、ということであった。
これはグランドの配置とか難問もあったのだが、これは結果的には実現できた。
これが実現出来れば あとは通風や庇を一生懸命主張することである。

高断熱や屋上緑化
等は設備が言わなくても建築のほうで当然のように折り込まれる。
オープンシャフト
もう一つのポイントはオープンシャフトの実現である。
これは簡単なようでそうはいかない。 つまりプロポーザルの提案では書いて頂いても、実は
実施設計では随分大変なのだ。何故たいへんなのかというと、実施設計に入ると、しばらく
は建築と主管課の平面図の打合せの時間が相当長い。その間に設備がどうのこうのは、
たぶんその時はあとでどうにでもなる事柄として処理されていく。メイ建築研究所の河野さん上瀧さんは
平面が変わって行く度にこちらに連絡を入れてそのつどシャフトも同時に動かしながら、
しかもオープンシャフトなので簡単では無い。私も妥協はしない。長期間に渡りある種の根
比べである。ほんとうにメイさんは大変なストレスであったろうと、感じている。この辺はプロポ
の当選者としての義務をほんとうに設備まで配慮して最初から最後までやって頂いた。
お陰様でオープンシャフトはプロポーザルの提案に違わず、実現できて良かったと思ってい
る。
メンテ可能なピット
設備のピットは人が歩けるようなレベルで1階はもちろん、2階3階も後でメンテ可能な配慮
を建築に申し入れた。
オープンシャフトとメンテ可能なピットの実現により本中学校は今後大幅な目的変更や設備
の充実を計るときは実に簡単になるであろうと考える。
エネルギー棟の提案
海浜地区ということもあり塩害を防ぐ為に、キュービクルや受水槽などはエネルギー棟を設け
そこに設置した。これによりメンテもし易くなり、錆びや紫外線から重要機器が守られ、寿命が
飛躍的に伸びるであろうことを期待する。
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姪浜中学校プロポーザル奮戦記を書いたが

2006-08-10 13:08:44 | Weblog
約3年前に福岡市において姪浜中学校新築のプロポーザルが行われた
我が社も一応メイ建築研究所さんと共同で提案に参加し運良くというか殆どメイさんの頑張りのお陰で当選し実施設計も頂いた
その施設概要を是非に ”設備設計” という福岡の業界誌に載せたいので書いてくれないか という依頼が 設備協会からあり 引き受けた 条件は私なりの形式で多少の辛口も交えて良ければ  あ~あかまわんですよ  という条件で
先日 協会の方が2人見えて1人は私の30年来の親友とも言える存在
いろいろ協議したが結局 雑誌にこの原稿を載せるのは見送りになった
と伝えられた
があ~ん
辛口のコメントはあるが それ程 のことを書いたとは思えないのに何~故
せっかく締め切りに間に合わせようと会社全員を巻き込んで書いたのに
 しくしく  涙
彼らの立場も理解できる
でも協会団体は市や県の天下り団体ではない  真面目で長年の風雪に耐え生き抜いてこられた面々の集まり
中身がふざけすぎ?なんで? と聞くも
 ほんとに記事の中身は大賛成でこのとうり 全く依存はないそうだ
では何故?
”設備設計”って業界誌 編集委員もたいへんだ 苦労はよくわかる
でも最近は 九電や西部ガスやメーカーに頼る記事が ほんとに目立つ
だからこそ
若い技術者がむさぶり読んでくれる内容の記事を書いたのに ぼつ
設計が出来上がっていくその苦労とアツレキと僕らの熱意を表現したかったに

だから本ブログで今後さわりを公開します

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あるサブコンをキャンセル

2006-08-04 17:15:30 | Weblog
2億くらいの豪邸
スーパーゼネコンで着工中
なかなか サブコンが決まらん またいつものシナリオだ
あるサブコンの名前が非公式に情報をキャッチ
住宅をするのに このサブコンは似合わない
いままでも随分煮え湯を飲まされている
ゼネコンに申し入れをした
ここだけはやめてくれ  と
何故なのか 何があったんですか 全国区の良い会社ですが 本社から今後付き合うようにいわれていますので
なにがあったか本人に聞いてみてくれ わかるから
ばかばかしくて細かく説明する気にもならない

で結局別のサブコンに決定した ありがとう御座いました。
早速打合せに入った 第2回目の総合定例
やっぱり良かった 優秀な人が来てくれた 安心だ 少なくとも 話ができる
提案能力もありそう 話しても楽しい
もう僕らの役目はほぼ達成したのだ

サブコン選びはこれほど重要なのだ

ただ一つ施主の前で確認した 
今後担当者が変わったら500万円の罰金でいいですか と
つまり空いた人材が入れ替わることに関して 先手を打った
実際よくあるのだ
もう騙されないぞ
今後 楽しい現場になり よかった と言われる日が楽しみだ
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客として

2006-08-01 18:10:10 | Weblog
2月14日付けで本記事で書いた 海里村上 に家族で一泊してきました 宿泊費は1人につき2万7千円 僕らの旅行にしては割り高だけど、お世話になったし たまには自分が設計したホテルに 金だして泊まるのも勉強だなどと 強引に考えて いってきました
大満足でした 食卓に並ぶものは漁師から直接仕入れたものばかり それも旬のものしか出さない シェフは大阪から連れてきた人で 京懐石風の上品さ 昼間は観光地まで送り迎えしてくれて 
やっぱり体験してみるものだ 何故施主が暖炉やサウナにここまでこだわったか
理解できる 全てがホンモノでないといけないのだ
壱岐というところは 米から壱岐牛 あわび うに 等 全ての食材が一級品なのだ 
サービス とはなにか を改めて勉強させられた
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