吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

ブログの効用第2弾

2006-04-28 12:27:27 | Weblog
今現在 ある中程度の病院を設計中
南側の吹き抜けの大ガラス
設計打合せ時に 先回りされた

設計事務所の所長 :この空間 庇とってないんだよね 鶴さんから言われるかなと思いながらも・・・
私 : ここは西とかではなく南だからそんなにメチャクチャ庇は要らないけど格子かなんかでも考えてくださいよ~

で数日後
X設計事務所の所長 断面図を私の面前に出して ほら 庇とったからね!  あっ ありがとう御座います~~
よかった  ブログも見ていてくれて認識は彼の中で大きくなっていてくれた

で次がある そのX設計さんの別の物件で同時進行の超豪邸 空調はどうでもよさそうな渡り廊下があるのだが これが西向き ここは庇不要という判断みたいだったが 私は少なからず抵抗をしておった
で たまたま 施主のところへ私も一緒に打合せに行ったら 何と何と 施主のほうから ここは暑いんではないか との話が出たのだ
 
すかさず 
私 :ほらあ~
 (わざと施主に聞こえるよう 声高に)
建築事務所担当者 :・・・・・・
 
結論はどうしたか まだ確認してはない どういう手法を使ってデザインと 施主の声を両立させたのか 楽しみ

でも少なくとも 事前にその件で打合せをしていたのは事実 検討しておったのだ
  という事実は施主に伝えることが出来た のはいいことだったと 私は思うのだが 所長の判断 気になるところではある
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ハイテクポットとは

2006-04-26 12:57:23 | Weblog
皆さんも経験があると思いますが給湯機が遠くにある為お湯が出てくるまでに時間がかかりすぎて 手洗などでは手を洗い終わったころにやっと湯が出てくるなんてのは ざらで 待てども待てども湯が出てこない なんてのは ごろごろあるのだ
そこでうちが20年前からよく使っているのがINAXのハイテクポット これだけはtotoの製品に混じって特命で使い続けて 一度のクレームも聞かない一品 これは5ℓの大きさのポットで100wのヒータ内臓で 蛇口から最初の数分はこの湯が出てくるようになっていて給湯管の冷えた水と混じってそこそこの湯が出てくれて 数分すると給湯管から熱い湯が出てくるので 便利 3万円以下で洗面の下に入りコンセントは100wなのでどこから取っても良い 特に既存で湯の出が遅いなんてクレームにはもってこい  シャワーなんかは熱い湯が出てくるまで待てばいいので必要ないかもしれないが 洗面用にはいい 2階の子供室の洗面は湯を持って行かなくともこれを給水管につないでおけば それでも十分(メーカーはダメというが関係ない 保証しないだけだ) totoも私が随分これを製品化するようお願いしていたのがやっと似た商品を出した  このINAXの製品 うちの設計のかくれたノーハウのひとつとして長年貢献してくれた隠れた一品  皆さんも是非注目してみては
給湯機の存在しない家も可能かもですよ
よく使っている方には失礼しました 以外と注目されてないようなので記事にしました 釈迦に念仏でしたか・・
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シックハウス対策の仕掛け人

2006-04-25 10:21:35 | Weblog
シックハウス対策というのは こんな奇抜な奇怪な法律 どこかに仕掛け人がいるはずである  
そういう思いはこの法律の施行前から胡散臭く感じてはいた
前回の記事で書いたように、ハウスメーカーの住宅は10年ほど前に”高気密高断熱”で一度は大ブレイクしたのだ。国もマスコミも”いろり”で採暖する田舎の開放的な住宅と比較して高気密高断熱がいかにエネルギー政策上優れているかを謳ってきたのである。 ところが その為に こんどはシックハウス症候群の問題が表面化すると一転 中途半端な機械換気をせよ という (自然換気でも良い様に法律はなっているがこんなことは出来ないのは明らか。 その裏をかく秘策はあるが・・)
なんか変だ
建材メーカーと大規模ハウスメーカー 換気メーカーを守り 健康を守る大儀を全て満足させるために 東大出の官僚が夜な夜な○○○ンシャブシャブで知恵を絞ったのではなかろうか と考えれば合理的である
 すぐあんたはそういうひねた見方をする
はいすみません 育ちが悪いもので
これにより ハウスメーカーは在来工法でこつこつやっている大工さんたちにも相変わらず優位にたてる いずれ  儲かったら 天下り先も増やせる  ヤッパ企業を太らせないとね 中央官庁に入った意味ないし
いずれにしても 隙間の多い家であろうと気密の高い家であろうと 同じ対策をしないといけなくなったのだ これにより高気密による競争力は依然として保てる ホット一息 持つべきものは官僚の友人
本来ルーズなサッシで大きな窓があると 十分な給気が見込めたのだが とにかく穴を開けろというわけだ  こんなこと言われる前から俺は必要な場合はやってた (建築家が嫌がるのを強引に説き伏せて) こんなことはプロが判断することだ
そして 24時間換気? 誰もする訳ないじゃん 
実にあほらしい法律が出来た 
いまは ○RIではこの審査に多くの時間を裂いている 来年は違うトレンドが出現してもっといいかげんになるに違いない 
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モデルハウスとは程遠い

2006-04-24 10:43:58 | Weblog
最近 ハウスメーカーで勝ち組の○○○○ハ○ム 我が家の近所の空き地に立派な看板が立った やれISOだのエコ なんたら と さすがあ・・ と思い その看板なかなかカッコヨク 眩しく輝いていた
小1ヶ月もすると バタバタと組みあがり そのうち あれよあれよと言う間に
もう外壁も仕上がり完全に竣工が間近という感じになってきた
でも
なんと テレビで俳優が出てくるときのものとは大違い 窓が殆ど無いに等しい
窓が無いから庇も無い (恐らく外壁は汚れにくいなんとかの・・ なので庇は不要というわけだろう)
そうか これがほんとの標準ハウスなのか モデルハウスというのは最高級バージョンハウスと言わねばならぬ
窓が殆ど無いので空調や換気は多分立派なのだろう
でも いわゆる住宅用に開発されたセントラル24時間換気システムというのは メチャクチャ換気量が少なくて それこそシックハウス対策としての最低限しかないことを建築家のみなさんも一般の消費者も認識が無いのではないか
”外気を強制的に供給します”  このキャッチフレーズ に騙されるな たしかに嘘ではないが
ある施主はこの機能に特別なノスタルジーを感じていて 特別な高仕様で健康的なものと勘違いしている人も多いようだ
例えば 温泉  これなんかは20㎡の湯船に対して毎分100ℓ/min投入しても、10ℓ/min投入してもやはり温泉には違いない 温泉法では認められている 1ℓ/minでもいい 効果の程は明らか 後者の温泉に有り難く通っている御仁を見ると言ってやりたくなることもある・・
それと似たようなことで 窓の超少ない閉鎖的な家はメーカーのスペックの3~5倍は必要で 死なない為の最低換気しかないと考えるべきだ
理論的には外気は強制的に入れなくとも これ位の量なら便所と浴室の換気扇を付け放しにしておけば給気用のベントキャップから入ってくる仕組みになっている
でもこのセントラル換気システムを ”ありがたい機能”に見せてしまう やり口は 消費者の無知と健康志向 花粉対策とあいまって 見事というほかは無い
アトリエさんも大いにそのプレゼンは見習う部分でもあろう
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会計検査終了

2006-04-21 14:36:39 | Weblog
今日午前中で会計検査が終わった
やはり 中心的な審査の中身は金の流れ、日付 、見積や変更理由書の整備
いわゆる ツジツマ があっておれば 中身はあまり重要でない こういう時はこちら側のスタッフのなかでは文系の出番
私は比較的楽で技術的には初歩的質問が少しあった程度
でも 質問のたびに バタバタするふり位はして きつかった
実にたんたんと質問され 矛盾さえ無ければたんたんと終わる でもちょっとでも矛盾があって こっちが余計なことでも言おうものなら ギョロっと目を上に上げて  ”うん? それって どういうことですかね? ” となるのだ   そしたら 皆であわてて つくろうことにやっきになる。 そのたびに心臓はバクバク 全員血圧上昇  余計なことをいうのが必ずいるものだ 
後で聞いたら 余計なことを言わないことがコツなのだそうな
向こうも昼前に終わりたかったようで 助かった でも総勢20~30人がこの1ヶ月なんらかの被害にあっている これで開放された 金返せ なんてことがたまにあるようだから 良い気持ちはしない
昨日の私の意見のように追及されていたら額に汗どころでは無い  ああいう意見を言っておいて なんだ でもツッコンデ下さいとは言は無いよね
政官財のトライアングルは楽でした これで彼らも給料もらえて、施主もバンザイ
僕ら業者もバンザイの巻でしたとさ
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会計検査院は・・・

2006-04-20 17:26:17 | Weblog
明日 ある補助金を頂き施工が終了した物件で立会いというか 控え室で待機を依頼されていて 明日は緊張の待機時間を現地で過ごさねばならない
設備がメーンの検査なのでいつものように建築の付属では無いので必ず何かでてくるだろう。   早く過ぎて欲しい

でも前々から思っていたことであるが 会計検査の担当者は文系のひとであるので建築図や設備図をみても完璧には理解していないわけだ  でも彼らは必ず成果を上げて無駄を指摘しないといけない立場 だから彼らなりに事前に戦略を練って今回のテーマは 基礎だ とか 塗装だとか 予め細かいところを準備しておいて、重箱の隅をツツク体制を準備していて 出方によっては いくらでもイビリ可能であることを相手に感じさせないといけないわけだ その結果役所の部長連中が直立不動でお迎えしてくれるって訳なのだ
で結局 お役所というものは より細かいところにシビアーになってくるのだ
逆にいうと例えばポンプが10KWで済むのに20KWがスペックされたり 配管の大きな系統にもの凄い無駄があっても 絶対に気が付かない 基本技術を持っていないからだ だから公共工事の設備設計をサブコンがお手伝いして、そこにメチャメチャな無駄や過剰設計があっても気が付かないので 建築事務所も無料なので そこに依頼するという習慣がいまだにあるようだ
別に俺にさせろ と言っている訳ではないのだが
ま、平気で設計時点で無駄があっても バッチリと積算やら3社見積やらそろって立派そうにまとめておけば 重箱の隅対策は十分なのである
マスコミも馬鹿だから会計検査院は正義の味方扱い ”20億の無駄が発覚”などと記事にする 20億なら 200億あるハズだよ
だから 会計検査というものはもっと本来基本設計部分を審査すべきではないのか
管の裏の塗装をしていないとか 小数点は切り捨て だとか そんな仕事をするために僕らは 貴方がたの給料いわゆる税金を払っているのだ なんと馬鹿馬鹿しいことか
この空調方式のこの省エネのやりかたは こんな方法があったのではないか
この柱のスパンは飛びすぎていてこの建物にそこまで必要があったのか
 例えばもっと基本的な技術者の資格まで問うようなことをしてくれないと 
あっちもこっちも 建てても 経費がかかり過ぎて ・・・
会計検査院を監査するボランチアなんか 野党の皆さん立ち上げてみたらどうかな
 参加しますよ
とにかく あしたチクチクやられないことを祈るだけ

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ブログの効用

2006-04-19 19:22:38 | Weblog
2月27日 水道局・・・  の記事
実は全く絵に描いたように同じ事例が発生した
建築事務所の担当者は20代の独身女性2人
負担金が283万円もなっているけど正しいんですよね?

という電話から始まった
 確かに福岡周辺都市でもそこはメチャメチャ負担金が高い 現場はもうすでに申し込みの申請書を作りつつある

えっ ちょっと待った  ブログ ブログ! 2月○日 見て見て

こういうことだから 何とか安くしようよ

つまりいろいろ説明しなくてもうら若き建築の設計者がこの記事を読んですぐ理解した(う~ん ブログはいいなあ~)

という訳で 規定では40φのものを 大騒ぎして何とか 念書を書く条件で 25φにはしてもらえる目途はたった 内部でも ここら辺が落としどころかな 的な雰囲気があったのだが25では負担金は94万円 
施主に話しをすると うちは出来るだけ 払いは少ないほうが良いのでもう1つ小さく出来るなら そうしたい  とのことであった
水道基準では40 業界常識では25 実際は20で十分という判断を私はしている
やはり ここはもうひと押しするべし そうするとさらに40万円浮く
 で本日 ゼネコン 建築設計事務所 設備や 僕ちん の大人数で 水道局におしかけ やんわりと 規定で25φが限度 と否定された
施主が 一途な人で ○○業界の店のことは私が一番理解している なんで素人のあんたがたが足らないと決め付けるのかその理屈が解らん と 言った
一瞬 局の上司 凍りつく  一瞬の静寂 が流れ 
まずい このままだと 施主に いやな思いをさせてしまう 私が悪者にならなければ とよぎり  穏便にと思って出かけたのも 少し忘れ 私が こんどはたたみかける
施主のひとことは 効いた!  驚きである 確かに水の実際の使用状況は施主が一番解る でも逆に水道局を素人呼ばわりしたのである

結果 あっけなく 20φ でいいことになった
 私の仕事や 水道の申請者の仕事は若干 増えたのだが
めでたしめでたし
で20代のその有名女性 私に昼をおごる というので やった- と思いきや なんと ウエストのうどん しか 無いような場所 
でもおいしい昼食でした ごちそうさまでした まいちゃん

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よもやま話

2006-04-18 10:12:44 | Weblog
先週金曜日に大型プロジェクトが予定されているオーナーに設備として最初のプレゼンを行い 無事通過 ほっとして 最近出来立ての屋外のカフェでコーヒーブレイク 屋外なのでタバコもがんがん吸える で寒かったみたいで風邪ひてしまった やはり気の緩みは風邪の大敵 せっかく緊張から解放されてリッチな時間を過ごすチャンスを逃してしまった 貧乏症だあ
話はコロっと変わるけど バスに乗っていたらちょうど国民金融公庫の前を通りかかって 前にお金を借りたときの経緯を思い出した
500万円位の融資を申し込み 無担保無保証で申し込んだら 保証人を家族以外で立てないと無理といわれた
勝負にでた ”保証人は立てません” 無理なら 我慢して過ごせばいいので結構です と その理由を問われたので 私が第3者に保証をお願いしたら その人もお金を借りるときには 私に言いやすいので必ず私は保証人になりますよね そのひと うちより規模も大きいのでその金額も大きいんですよ 公庫にとって私がそのリスクを背負って保証人をとるのと 保証人をとらずにこの金額を借りて 私の経営方針を理解していただいて設計事務所はつぶれようが無い なあ と感じていただき 気持ちよく融資して頂くほうがリスクは小さくなると思いますよ・・
そして会社に来て実態を観察してみてくださいよ

とお話をした  担当者 ”検討させていただきます”
1週間後 担当者が現れ いや大変勉強になりました そういう考えもあるんですね  と  無保証で融資して頂いた
こっちが驚いた こんな当然と思われることが勉強になっただとお・・・あきれた
 当然のことを言ったまでである その担当者大変正直ものか 単なる調子ものか わかりません  経営者の真剣さや責任感、会社の存在価値を判断することが 出来るなら 金融機関はもっと面白い勤務先だ。アメリカの格付け会社なんかは社長の話だけで判断出来る とテレビで見たことがあるが 私もそう思う ところが日本の民間の金融機関も含めてそういうことには興味すら無いのだ 売り上げと決算書 担保 だけが頼り  会社の本質を見極め会社を育てる というとろに行き着くにはまだまだ人材不足 金融マンとしての学習のカリキュラムそのものが全然異なっていると思うのだ ここらへんがハゲタカファンドにやられっぱなし というストーリイは今後も続く気がする
これでは中小企業はうかばれん  
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省エネの検証

2006-04-15 11:22:48 | Weblog
ある大型プロジェクト
省エネと快適を求めて採用したデシカント空調機+マイクロタービンコージェネレーション
約2年分のデータをとることが出来た 電気 ガス 水道などの合計
もともと 目標値があったのだがほぼそれ以上の結果を得ることが出来てホットしているとろです いわゆるある標準の省エネ法にクリアーした建物からさらに40%のエネルギー削減を達成したのです
快適さについては施主からオホメの言葉を頂いていたのですが 省エネについては使われ方も影響するので気になっていた 正直 ここまで効果が発揮できて一安心
この具体的な報告は建築事務所と施主の了解を得てぜひとも公開したいと思っています
やはり 検証した結果をデータで示すことで 次に活かせる ということは大変大きなことだ 
このシステムを他にも採用していて その結果もぼちぼち検証しないといけないと思っている  大変でお金にならないが 施主に対して報告検証できれば施主の喜びもひとしおに違いないからだ
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西向きの窓

2006-04-12 14:29:53 | Weblog
比較的最近の出来事
ある仲の良い電気設計の紹介で市内の建築事務所の仕事をさせてもらうことになった
ものは19床程度の医院
とりあえずプランをもらってきて PSなどの検討をするさなか 真西にしかも長手方向に面する病室が2~3室あった
”これはまづい” と思って急いでtell

私  :今平面を検討していますが、この西側の病室がまずいですね~ なんとかなりませんかね
所長 :う~ん 今さらむつかしいですね 冷房容量を大きくするとかで対処できませんかね
私  :容量上げて温度は下がるでしょうが、省エネもあるし ブラインドしていても そこからの輻射熱で病室としてありないような居心地ですよ    必ずクレームになりますよ~ ブラインド内臓サッシとかダブルスキンくらいはやらないとダメですよ
所長  :う~ん 正面の一番大事なとこなんだよな いいよ容量上げてもらって
私  :う~ん でも容量上げても 居心地悪くて 成り立たないプランだと思いますよ・・・
所長  :(突然) 成り立たないとは何だ
      このプランに来るまで何年かかったと思っとんですか!
私  :施主の前で言った訳じゃないでしょうもん 今のうちに意見を言い合うのは当然じゃないんですか
所長の声はうち震え おとなしめの雰囲気の所長が設備やごときにバカにされたという思いで完全に冷静さをなくしている しかしここでひるんではいけない
所長 :(冷静さを演出しながら)あんた でも!久しぶりに ”設備家”というタイプに会ったな
私  :そうですか 検討よろしくお願いします

 その日の夕方
紹介してくれた電気屋から TELL

私はてっきり”設備家”と評価してくれたことが頭にあって少しは間接的に おほめの言葉も聞けるかと思いきや
電気屋  : あ 鶴さん? ○○さんから電話あったけど  なんかあったと?
私  :そいで なんて言いよったあ?
電気屋  :”あいつはなんや 失礼なやつや”ていいよったけど なんか むちゃくちゃいいよった けど・・・
私  :うん 参ったよ 俺は担当から外れるよ ○○君を出すから
電気屋  :そいがよかかもね (笑)
 といううち設計完了 もう竣工して1年くらい と噂で聞く

くだんの病室に知らん顔して訪問して評判聞いてみたい 今頃窓側にパネルでも立てて使われているに違いない と思うからだ
悪い予感はほぼ的中するものだ 実際 立てルーバーの方位を変更しただけで やっぱり チクチク 言われた当ブログの読者もいる ニヤリとしている筈
建築家は商業建築ならいざしらず プランの段階で住の原点に立って欲しいものだ

註 設備やのくせに 解ったようなこというな って? すみませんでした
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