吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

グローバル化

2009-03-31 13:19:57 | Weblog
わが社にも最近グローバル化の波がやっと訪れようとしているのだ
もともとそんな趣味はないのだが
去年の後半ソウルの仕事が始まり、今年になってこんどは北京のマンションだ。
ソウルのは意思の疎通がどうやってやるかということで、お互い韓国語と日本語ではまず無理なので、英語でやることになったのだが、 これはこれで双方とも英語力なんて無に等しいので、これが大変である
たとえば 下面解放型蛍光灯なんかは直訳すると大変なことになる、
Recessed type fluorescent type lighting fixture ということになるらしい。それはいいのだが今度は向こうがちゃんと翻訳できてないのではないかと疑心暗鬼になり どうもうまくいかない。最初のころはひとつの言葉、特に業界用語なんてのは1日かかってみたりした。やっとどこで探せばいいかなど分かってきたのだが、今度は 向こうからくる韓国語英語に苦しめられる
結論は いかに直訳しても問題ないような日本語を作るかがポイントであるということがわかってきたのだ。
北京のほうは日本語ペラペラの中国人が担当なので言葉では問題ないのだが
こんどは使用する製品の種類が少なく大変だった
最後の仕上げはモンゴル村 実はこれは日本なのだが なにか東アジア総なめである 次はいよいよハワイとかないかな キャバレーハワイとか
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激戦の観光旅館

2009-03-18 11:26:00 | Weblog
昨日長崎県内の老舗の温泉付き大型観光ホテルから連絡があって
改造したいので相談にのって下さい  という訳で 1日かけていって来ました
そのホテルは13年前にうちが設計し 監理まで力いれてやったので、そして たまには家族で遊びにいったり、トラブルの相談にのったりといった関係もあって 僕にとっては随分記憶に残っている建物のひとつであるのだが・・・
でも 行ってみればここ数年赤字つづきで さる有名なホテルの買収企業に権利を売ってしまって今は再生中だという 当時は2代目の若社長と美人おかみ がさっそうと ワガママいっぱいで僕らもたまにはムカついたり厨房の人やボイラーマンの人たちの愚痴を聞きながら一緒にビール飲んだりもしていたことを思い出す。
そのときに実は今日の事態を予想していたのである。
何故なら トップの連中(社長や支配人含めて)はJTBのきげんをとったり、とかフランス料理を始めたりとか とにかく表の顔ちょいうか営業には熱心であったのだが 厨房の人間関係や湯守というかボイラーの人にたいしてほとんど気配りをしてなくて、内部が全くバラバラであったのだ。
工事中も僕がゼネコンにきびしくせまると ”なんで仲良くできないんですか”
とか 銀行の言いなりになったりとかである
実は建て直してから5~6年は随分利益をあげていたそうだ。
そのときメンテナンスや整備や厨房やボイラーマンの給料に反映させていたら・・・
でも昨日はその買収企業側のコンサルからバカのふうけの というののしられかた
をしていたのだが、ジッと耐える姿が涙がでるようだった。打合せが終わってチャンポンを一緒に食べにいったとき、
実はねえ、僕はあのころ不満だったのよ・・・と積年のうらみごとを言ったあとは
がんばろうね 借金返して早く社長の座をもどそうよ と心から励ますことができたのである。がんばって利益をあげて成長した新社長を見るのが楽しみである
それでその改造の設計をお願いするのかな と思っていたら 今日はどうもありがとうございました。 あとは業者とやるような感じで、  コンサルよバカにしやがってもう~




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見学会が無事終わりました

2009-03-08 15:44:27 | Weblog
玄海ゆりの樹幼稚園の見学会が無事終わりました
建築事務所がいいだしっぺではなく僕がいいだしっぺ
だから ふりかえると結構プレッシャーがあったなあ
でもたくさんのひとが 社交辞令もあるでしょうが
”よかった” ”参考になった”といっていただきました
またあの空間の大きさに圧倒されたかたも多かったと思う
またその空間のなかでの部分暖房が少しでも感じていただけたかな・・・
ぜんざいもおいしかった と
園長先生ぜんざいを食べる場所を長時間提供いただきありがとうございました。
那の津寿建築研究所のみなさんぼくの提案に乗っていだだきすみませんでした
見学者のかたがたお忙しい時間に見に来ていただきありがとうございました。
ぜひぜひパクっていただいてより良い発想にの一助にしてくださることを祈るばかりです。
この物件、僕はある意味今後の建築の方向性を示唆するものだ
と思って お忙しいかたにわざわざ来ていただき公開したつもりです
でも 世の施主がはたして そのリスクや我慢をうけとめることができるか
また僕らどういうプレゼンテーションをするのか
車が売れなくなってオバマさんも環境産業に力をいれるといったように
建築ももっと違う視点が求められる時代に来ているハズ
ひとつはソーラー発電は当たり前、それをどういうふうにデザインするか
もうひとつその場所にあった自然エネルギーを探し出し、使用目的にマッチ
させるか
最後は光熱費を含めたメンテナンスコストをいかに最少にし更新性をよくするか
であろう
そういう意味で昨日きていただいた建築家のかかがたは設備をみたというより
建築のありかたをぶつけてみて それを感じ取って頂いただろうことを祈ります
また設備設計のかたではkojiさんの事務所のかたの3人だけであったことを
たいへんさみしく残念でなりません。こんなこと別に やりゃあ出来るし要望が
あればね・・・といったところだろう。 設備設計事務所にはもっと建築全体を
眺める発想が欲しいものである
ぼくのかくれブログファンのかたも一人来ていただきあらたな発見でした
コメントしてね・・・
kojiさんもコメントありがとう
あっそれから鉄建さん、日比谷さん、パナソニックさん終日結局付き合っていただきまして 助かりました
それと うちのぜんざいスタッフ 豆のつけ方から,意見が違って、もめながらも、お疲れでした
よかったね おいしいといってくれたね
それといま気がついたメイさん早速ブログにのっけてくれてありがとう
メイ
あっそれとスピングラスのアメリカ人の設計スタッフの青年さん たくあん を
無理やり食べさせてしまったけど いかがでしたか? 英語のコメントをお待ちします



コメント (8)
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