吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

メンテナンス

2008-08-21 17:34:07 | Weblog
設備設計に入門して35年
やっと最近分かったことがある
それは 殆どのオーナーはメンテナンス契約を結んでくれない
ということだ
つまりガスヒーポン空調機やボイラーなどどうしてもメンテナンス契約を
してもらわないとダメですと口頭で事前説明していても
4~5年経って聞いてみると契約してなくて ”うちはことが起ってからスポットでいいんだ” なんて言われてしまう
確かにメンテナンス契約は高すぎるのだ
ましてやトータルメンテナンス契約をゼネコンが契約して行うなんてのは
所詮ありえないと 考えていたほうが良さそうである
ということはどういうことになるかというと
スポットでのメンテナンスで間に合うというふうなシステムが望ましいということになる
そうなると理想のシステムやエコシステムやらは設計できないということになる
といって じゃあ そういうシステムをあきらめるのか というと
実はそこにほんとの技が求められることになる
もっともっと悪あがきをしないと 
メンテナンスフリーでエコでほったらかしでいい みたいな設備システム
僕の最終到達地点だと思う
コメント (2)
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建築大変

2008-08-09 12:44:37 | Weblog
最近、建築事務所から依頼される仕事が少しずつ変化が見られる
どういうことかというと、戸建住宅などの設計では建築事務所で簡単に設備の図面を書いてそれがそのママ現場で施工がなされていて、我々設備事務所まで流れてこないケースがあったが、審査機関からイジメにあい 結局我社で図面を書き直すケースとか事務所によっては結構立派な設備図面を書いていて我社で赤チェックで済むケース、等戸建住宅でも事務所さん結構苦労されているようだ
我社としてはそんな中途半端な仕事は…などとは決して言わない。喜んで協力して
わずかな人工代を頂いている。建築家が勉強する過程として良いことととらえている
でもだ 例えば300㎡の施設の設計でも外注予算が無いからといって、御自分で
設備や電気の図面を書いてメールしてきて 空調の計算と自動火災報知だけやってくれ
とのケースも出てきている。別にそれはそれで協力は惜しまないのだ
何故こんなケースが最近出てきたか…それは設計料を異常に安くしますよ という
事務所が多く出現しているので それに合わせざるを得ないケースが増えているのだろう
ここのとこデベロッパーや地方の大手ゼネコン、サブコンの倒産がバタバタと増えている
公共工事がヒドイことになっているからだが…なんとか名案はないものか
それが民間に波及しているのかもしれない

やっぱり設計業務は官庁でも特命で良くしてどうだろうか
工事の入札はやはり最低入札価格を70%とか一律にしないで、もっと研究すべきかなあ
と考えるが  いかがかな
コメント (2)
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