横浜国立大学非常勤講師 井田喜治先生の「CC応用演習:企業」を受講しました。
表題は「企業において キャリアカウンセリングが単独で機能をしていくことは
難しく他の人事システムとうまく連動させていくことが重要になる。そして企業が
求めている<人材像>を社員に周知し、企業のニーズと社員の希望・適正・スキル
を勘案し、キャリア形成の具体的方向と職業能力開発の方針を明確にし、具体的な
行動につなげるキャリア・カウンセリングが求められる」ということです。
その他印象に残ったことは
・企業環境の変化
①終身雇用制度、年功序列の見直し
②成果主義、能力主義賃金の導入
③企業統合の促進
④製造の空洞化
⑤IT(情報)産業の台頭
⑥雇用形態の多様化、見直し
⑦65歳定年制
・社会環境の変化
①少子高齢化
②社会保険制度の変更
③雇用不安定(非正社員の増加等)
④フリーターの増加(定着)
⑤さらなる空洞化現象の加速
⑥犯罪の増加(低年齢化、高齢化)
⑦新卒就職率の低下
⑧自殺者の増加(3万人)
⑨個人情報
・企業の採用で重視される能力(2012年、上位から)
①熱意・意慾
②行動力・実行力
③チームワーク(コミュニケーション能力・協調性等)
④誠実さ、明るさ、素直さ等の性格
⑤課題発見、解決力
・企業が若手社員について不足していると考える社会人基礎力(上位から)
①働きかけ力
②創造力
③主体性
④課題発見力
⑤発信力
・企業の3大経営課題
①コスト削減
②新規事業の強化
③グローバリゼーション
・労働における変革のポイント
①労働者の価値観の多様化を認める
②個性の発揮、個人の選択肢の拡大
③個人の個性に根差したマネジメントの展開