TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

このあとどうしちゃおう

2017年09月13日 | 読書日記
このあとどうしちゃおう ヨシタケシンスケ 作 ブロンズ新社
ヨシタケシンスケ作のMOE第9回絵本屋さん大賞2位受賞作の絵本。先日、『あるかしら書店』はおもしろかったですと同じ職場の方に話したら、『このあとどうしちゃおう』もオススメですよと勧めていただいたのでこの絵本を読んでみました。この絵本は、おじいちゃんが死んじゃった男の子が、おじいちゃんの部屋にあったあるノートを見つけることから話が進んで行きます。そのノートは「じぶんがしょうらいしんだらどうなりたいか どうしてほしいか」がいっぱい書いてあったノートなのでした。だれにもいえなかったことをきいてくれるかみさまやアレはかみさまのせいなんじゃないとかもんくをいったり、おじいちゃん専属のかみさまと握手をしたり、天国でゆうめいじんに会ったり、死んだおばあちゃんに会ったりとおじいちゃんは死んだらこうしよう、ああしようという思いや天国でしたいことなどがこのノートにはいっぱい書き留められていました。男の子はふと考えます。本当はおじいちゃんは死ぬのがこわかったのではないのかな~と・・・・・。生と死に思いを巡らすことができる絵本でした。生の後に死があるというよりは死の前に生があるということを考えほうが大切だということを暗に教えてくれるような絵本でした。この絵本で、いじわるな人が行く地獄はつらそうなことばっかり描かれていたのがとても印象に残りました。いじわるをしている人がもしいたら死んだらこんな辛いことが待っているので今からでもいじわるを止めておくほうがいいですよ。
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