2週間分ほど録画しておいてずっと見てなかったドラマ『エール』を見ました。今週の第19週『鐘よ響け』は、戦後、傷ついた人々の心とその生活を描きながら、主人公古山裕一が再び曲作りに少しずつ復活していく姿が描かれていました。軍歌をたくさん作ってきた裕一が若者たちを戦争に借り出してきたという自責の念から戦争が終わってもしばらく全く作曲できなかったのですが、『トンガリ帽子』や『長崎の鐘』を作曲し、傷ついた人々を励ましたいという優しくて真面目な裕一の曲作りに真摯に向き合う姿が素晴らしかったです。昨日までの放送では、長崎の鐘はこれから作曲されるというストーリーになっていました。個人的に、子供のころ、『トンガリ帽子』や『長崎の鐘』を聴いたとき、それ以降、大人になっても幾度かこの歌を聴く度に、力強く、希望に満ちた何かがいつも伝わってきました。今週の『鐘よ響け』の放送を見たら、この歌に込められていた根底に流れているいろいろな思いが描かれていて、後世に生きる人々にも力強さや希望を感じさせる歌はこのように生み出されてきたのだなあと思いました。
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