
このシリーズは43歳まで20年間、スーパー業界に在籍していた私の体験実話をブログにまとめたものです。今回は商売には憑き物のクレームの話し、これが度を過ぎるとクレーマーと呼ばれる常識では計り知れない厄介な悪魔に変身するのです。しかし殺される訳でもないし、こちらとしては誠心誠意向き合うだけ、どうしても通じない時は仕方ないけど開き直るしかありませんがね。
店内の方々で「また嫌な奴が来てる!」「顔とか目を合わすな?」「今日は何の言い掛かり!?」従業員の汚い言葉を耳にして、定期異動で配属になったばかりの店長はどういうことかわからずただ目を丸くするばかりでした。
町内でも有名なクレーマーで、何かと因縁付けては声をあらわに脅しながら金品など要求する、とにかくしつすぎる50歳過ぎのオヤジでした。歴代の店長さん達はクレームの度に迫力に負けて菓子箱や果物提げて客宅に通う、そうすると親の仇でも取ったぐらいに上機嫌になる!?この店には仕方ないという風潮が漂っていたのでした。毎月に1~2度は必ずやってくるらしく今回のクレームのターゲットは198円の衣料用洗剤。買って帰って釣り銭が足りないと何とも馬鹿げた話し!?常連のクレーマーと聞いた店長は打ち違いの金額と電話代金10円を持ってひとり客宅を訪れたのでした。正面突破でセオリー通り心から詫び、その後は理路整然とクレーム処理に当ったまでは良かったのですが、クレーマーとしても当然の権利とプライドもありそう易々と折れる訳にもいきません。押し問答の末に遂には無断で玄関に入ったのは不法浸入と息巻く始末、警察沙汰に告訴するぞと大声を上げ、最後は一番偉い社長を連れて来いと捲し上げて遂にはザ・エンドとなりましたがね。
当時は意気盛んな正義感あふれる、人の痛みなどお構いなしの若造の店長でした。それからしばらくしてそのオヤジさんを見かけた時にふと心に浮かんだことが!?クレーマーはそこそこの家に住みどうも一人暮らしみたいで、もしかして他人との交合い求めて店に来ていた?単にコミュニケーションが苦手で寂しさ紛らすためにクレーマーを演じていたのでは?ふと自分の未熟さを思い知らされた気がしたのでした。
店内の方々で「また嫌な奴が来てる!」「顔とか目を合わすな?」「今日は何の言い掛かり!?」従業員の汚い言葉を耳にして、定期異動で配属になったばかりの店長はどういうことかわからずただ目を丸くするばかりでした。
町内でも有名なクレーマーで、何かと因縁付けては声をあらわに脅しながら金品など要求する、とにかくしつすぎる50歳過ぎのオヤジでした。歴代の店長さん達はクレームの度に迫力に負けて菓子箱や果物提げて客宅に通う、そうすると親の仇でも取ったぐらいに上機嫌になる!?この店には仕方ないという風潮が漂っていたのでした。毎月に1~2度は必ずやってくるらしく今回のクレームのターゲットは198円の衣料用洗剤。買って帰って釣り銭が足りないと何とも馬鹿げた話し!?常連のクレーマーと聞いた店長は打ち違いの金額と電話代金10円を持ってひとり客宅を訪れたのでした。正面突破でセオリー通り心から詫び、その後は理路整然とクレーム処理に当ったまでは良かったのですが、クレーマーとしても当然の権利とプライドもありそう易々と折れる訳にもいきません。押し問答の末に遂には無断で玄関に入ったのは不法浸入と息巻く始末、警察沙汰に告訴するぞと大声を上げ、最後は一番偉い社長を連れて来いと捲し上げて遂にはザ・エンドとなりましたがね。
当時は意気盛んな正義感あふれる、人の痛みなどお構いなしの若造の店長でした。それからしばらくしてそのオヤジさんを見かけた時にふと心に浮かんだことが!?クレーマーはそこそこの家に住みどうも一人暮らしみたいで、もしかして他人との交合い求めて店に来ていた?単にコミュニケーションが苦手で寂しさ紛らすためにクレーマーを演じていたのでは?ふと自分の未熟さを思い知らされた気がしたのでした。