
実行支援は一番重要なのだが、如何せん行政・金融からの要請は指導回数に制限がある。概ね5回程度で調査&点検に始まり経営分析や経営診断、最後に経営提案で総括するというパターン。恐らく支援先が一番訊きたいのは最終回の改善案だろう。
「傾斜測定器で調べると現状というのは平のようで実は傾斜、なだらかな坂道が多い。歩み止めるなら踏ん張ること、気付かない内に下って行くのは時間の問題、だから頑張って踏み出し続けねばならないのだ。」
やり方などいろいろ提案、あとは行動起こしてもらうだけの筈が前に進まないと進捗報告?どうも経営体質に顕在する課題が埋もれているようだ。このままではどんどん状況は悪くなり手の打ちようもなくなる。後ろ髪引かれる思いで報告書を見返す。