
合言葉は4-D-1?リレーつばめのゆったりできる4号車両、隣がいない特等席がいつもの私の座席番号です。博多から片道2時間20分の鹿児島までの車中、新八代からトンネルばかりの新幹線つばめと違って、リレーつばめは筑後平野や遠くに雲仙岳、阿蘇連山などの景色が楽しめる車窓です。
今回は鹿児島のクライアント先、決算報告や損益計画など税理士さんとの打ち合わせの出張でした。
紹介先は鹿児島の繁華街、天文館にある『薩摩蒸気屋「菓々横丁」』という菓子店。いつ行っても

客が絶えることのない、感性度が高い賑わいのあるお店です。天文館電停から本通りアーケードに入ってすぐ、約50メートルの奥行きに70年前の木造家屋と新しい家屋が融合していてまさに横丁の雰囲気が漂う店内です。かるかん菓子の名店は市内にも沢山あり優劣つけがたいのですが、入口から和菓子、洋菓子・・・・店内中央にはなんと滝も落ちていて妙に心地よい癒し

があります。なんかほっとできる瞬間!です。また昔なつかしの駄菓子コーナーや手づくり製造の見える厨房などもあり、1階横丁の滝の水音を聞きながら緩やかな階段を上がるとより一層静かな落ち着きのある空間。「茶房珈花子」

では出来立ての洋菓子でティータイムが楽しめます。またその奥には屋根裏ギャラリーがあり書や画、民芸品、四季折々の催しなどが展示されています。ほんとうに街中でくつろげる文化の香りがします。天文館に行った折には2階の手洗いをよく利用させていただいてます。すいません。カネかけた繁昌店には少々の抵抗感はありますが、一度行く価値ある菓子店ですね

。
三越の閉店もあり天文館も以前の賑わいはなく、地元の話しによると通り客も半減してるとのことでした。中央駅前のアミュプラザ、谷山の超大型SCイオンの出現で客も3分化しているようです。さらに2011年春の新幹線

鹿児島ルート開通では確実にストロー化現象は加速し、流出は免れないものと思われます。中心市街地の活性化も商店街からの発想ではなく、

消費者や客の立場や目線で検討されるべきではないでしょうか。お客様に支持される、魅力ある個店が商店街を支えているのは紛れもない事実なのですから。ハ~イ。