徳ちゃん繁昌リポート

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【現場報告】品切れ一個でも侮るなかれ!

2012年01月20日 | 出張先々
いつもあった品が、欲しかった品が、やっと探し当てた品が無い!?ほんと困ったものですね。これが品切れという現象で、これに対して無くなる直前の状態を品薄すと言います。小売業の販売公式は売上高は客数と客単価の積で、さらに客単価は一品単価と買上点数の積で求めることができます。品切れは当然に買上点数を下げることになる訳でして店にとってはどうしても撲滅したい厄介な難題です。

それではどうして品薄すや品切れが発生するかというと、一番は発注担当者の意識の問題ですが、技術的には陳列フェースそのもので、当然に売れるAランクの商品は陳列スペースを広く取るべきですし、反対に滅多に売れないCランクは陳列を狭くしなければなりません。その他にもいくつかの原因が考えられますが、とは言え、人間がやることですから何時なんどきも品切れゼロとはまず成し得ないことでもあります。あくまでも完璧を目指す努力や工夫は大事なことで、今の小売り業界では永遠のテーマかも知れませんね。それとスーパーの買い物では商品一個が他の商品群の関連購買を促進することも絶対忘れてはならないポントです。

ある指導先のスーパーではより精度を増すため発注時間を余分に取ったり、毎月定期的なABC分析に基づく陳列の変更、品切れ時の入荷予告POP、入荷時のお客様への連絡などをやっています。品切れは結果的に客離れに響くもので、品切れ三度目で客は来店しないとまで言われていて?何とも恐ろしい購買法則があるようです。たった一個の品切れ侮るべからず、そのひとつが店の販売業績を左右すると言っても過言ではありませんね。一品単価は下がる一方の小売業、買上点数をどう上げるかが客数同様に最大の課題なんですよ。大変です。
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